文学部Faculty of Letters
HIS300BE（史学 / History 300）西洋近代史演習Seminar on Western Modern History
高澤 紀恵Norie TAKAZAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A3151 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 史学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
（Course Outline & Learning Objectives)
This course aims to get an academic skill to read Japanese and English books and deepen the knowledge of European Modern History. This year we will study on Tocqueville. I expect students to read assignments in advance and participate in the discussion actively.
（Learning activities outside of classroom)
I expect students to have completed the required assignment before the seminar. Your study time will be more than four hours for a workshop at least.
(Grading Criteria)
Grading will be decided based on the students' presentation and performance in the seminar.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
2022年度春学期は、背景を調べつつトクヴィル『旧体制と大革命』を丁寧に読み、その主張と内容を正確に理解することを目指す。主として日本語版を用いるが、フランス語によるオリジナル、英語版を常に参照し、古典の翻訳という知的営為についての理解を深める。
秋学期はJoanna Innes & Mark Philip, Re-Imaging Democracy in the Age of Revolutions: America, France, Britain, Ireland 1750-1850, Oxford UP, 2013を読む。
到達目標Goal
古典と呼ばれるテクストを精読できる力の習得を到達目標とする。春学期は、ヨーロッパ史、政治学、思想史など広範な専門領域で読み継がれてきたトクヴィルのテクストを、彼が生きた19世紀のコンテクストの中で読み解く。
秋学期は、英語のテクストに慣れ、よくわからない言葉、概念、出来事に出会ったときに、徹底的に調べる方法を獲得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
演習形式の授業である。学生たちの間で分担を決め、レジュメを用意して報告をすること。毎回、短くグループ毎に議論する時間を設ける。報告へのフィードバックは、毎回の授業の後半を当てる。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
今、トクヴィルを読む意味について考える
第2回[対面/face to face]：『旧体制と大革命』（1）
トクヴィルとは誰か
第3回[対面/face to face]：『旧体制と大革命』（2）
1789年以前と以後におけるフランスの社会・政治状態
第一部
第4回[対面/face to face]：『旧体制と大革命』（3）
1789年以前と以後におけるフランスの社会・政治状態
第二部
第5回[対面/face to face]：『旧体制と大革命』（4）
『旧体制と大革命』
序文
第一部第一章、第二章
第6回[対面/face to face]：『旧体制と大革命』（5）
『旧体制と大革命』
第一部第三章、第四章、
第五章
第7回[対面/face to face]：『旧体制と大革命』（6）
『旧体制と大革命』
第二部第一章、第二章、
第三章
第8回[対面/face to face]：『旧体制と大革命』（7）
『旧体制と大革命』
第二部第四章、第五章、第六章、第七章
第9回[対面/face to face]：『旧体制と大革命』（8）
『旧体制と大革命』
第二部第八章、第九章、第十章
第10回[対面/face to face]：『旧体制と大革命』（9）
『旧体制と大革命』
第二部第十一章、第十二章
第11回[対面/face to face]：『旧体制と大革命』（10）
『旧体制と大革命』
第三部第一章、第二章
第12回[対面/face to face]：『旧体制と大革命』（11）
『旧体制と大革命』
第三部第三章、第四章、第五章
第13回[対面/face to face]：『旧体制と大革命』（12）
『旧体制と大革命』
第三部第六章、第七章、第八章
第14回[対面/face to face]：まとめ
総括討論
第15回[対面/face to face]：クラスの導入
著者、Joanna Innes & Mark Philipについて
第16回[対面/face to face]：Introduction
講読と解説
第17回[対面/face to face]：America(1)
講読と解説
第18回[対面/face to face]：America(2)
講読と解説
第19回[対面/face to face]：France(1)
講読と解説
第20回[対面/face to face]：France(2)
講読と解説
第21回[対面/face to face]：France(3)
講読と解説
第22回[対面/face to face]：Britain(1)
講読と解説
第23回[対面/face to face]：Britain(2)
講読と解説
第24回[対面/face to face]：Britain(3)
講読と解説
第25回[対面/face to face]：Ireland(1)
講読と解説
第26回[対面/face to face]：Ireland(2)
講読と解説
第27回[対面/face to face]：Synergie
講読と解説
第28回[対面/face to face]：民主主義を考える
総括討論
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎週、担当者を決めるが、全員がテクストを読んでくること。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
春学期：アレクシス・ド・トクヴィル（小山勉訳）『旧体制と大革命』ちくま学芸文庫、1998.
秋学期：Joanna Innes & Mark Philip, Re-Imaging Democracy in the Age of Revolutions: America, France, Britain, Ireland 1750-1850, Oxford UP, 2013
参考書References
森村敏己『なぜ「啓蒙」を問い続けるのか』清水書院、2020.
山﨑耕一『フランス革命 「共和国」の誕生』刀水書房、2018.
富永茂樹『トクヴィル 現代へのまなざし』岩波書店、2010.
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点 50％ ＋期末レポート 50％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
通年のゼミの良さを最大限に生かすためには、学生たちの主体性を尊重して授業をすすめることが大切であると気がつくことができました。オンライン授業でも、グループでのディスカッションは有効に行うことができました。今年度も引きつづき、上級生と下級生が議論し、グループ・ワークをする機会を設けたいと考えています。