文学部Faculty of Letters
HIS300BE（史学 / History 300）西洋史外書講読ⅠForeign texts on Western History I
後藤 篤子Atsuko GOTOU
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A3147 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 史学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
Course Outline: The aim of this course is to help students acquire the skills to read the historical literature written in English.
Course Objectives: By the end of the course, students are expected to
acquire and improve their reading comprehension of academic works written in English.
Learning Acivities outside of Classroom: Before each class meeting, students are expected to have translated the assigned English text into Japanese. Your required study time is at least four hours for each class meeting.
Grading Policy: Grading will be decided based on term-end examination (80%) and in-class tasks (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
英語の論説文から著者の主張を正確に読み取る能力は、西洋史で卒業論文を書く際に必要となるだけでなく、グローバル化時代の社会人にも広く求められるものです。この授業では古代ローマが近現代イタリアでどのように受容されたかをテーマにする英語論文の精読を通じて、正確な英文読解能力や未知の事項についての調べ方、また英語学術文献の技術的側面に関する知識を習得します。
到達目標Goal
英文の構造を正確に把握できるようになる（これは、英文を速読できるようになるためにも必須の能力）。接続詞等に留意しつつ著者の立論をたどり、その主張を正確に理解できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
2020・2021年度はオンライン授業主体でしたが、2022年度は教室授業になる予定なので、授業の進め方と方法を以下のように変更する予定です。
受講者には毎回、テキストの指定箇所の訳文を持参してもらいます。授業では該当箇所の英文構造を示したプリントおよび教員による訳文を配布し、補足説明をします。受講生はそれらを踏まえて自分の訳文について誤訳等の有無をチェックし、誤訳や不適訳がある場合はその原因を考えて余白に書き込みます。その「訳文自己チェック」は毎回提出してもらい、次回授業時に教員のコメントを付して返却します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：授業全体のイントロダクション
英文の構造把握の仕方と予習方法の説明
第2回[対面/face to face]：序論
英文精読―本論文の目的
第3回[対面/face to face]：理論的考察（１）
英文精読―「脱構築」的手法について
第4回[対面/face to face]：理論的考察（２）
英文精読―考察に用いる種々のツール
第5回[対面/face to face]：「国民主義的」ローマ観の形成（１）
英文精読―中世からルネサンス期にかけての状況
第6回[対面/face to face]：「国民主義的」ローマ観の形成（２）
英文精読―18世紀イタリアの状況と古代ローマ観
第7回[対面/face to face]：「国民主義的」ローマ観の形成（３）
英文精読―イタリア統一前後の古代ローマ観
第8回[対面/face to face]：「国民主義的」ローマ観の形成（４）
英文精読―18～19世紀イタリアにおける古代ローマ研究
第9回[対面/face to face]：「国民主義的」ローマ観の形成（５）
英文精読―ファシズム期における古代ローマの利用
第10回[対面/face to face]：第２次世界大戦後の状況（１）
英文精読―マルクス主義史観からの見方
第11回[対面/face to face]：第２次世界大戦後の状況（２）
英文精読―1970年代以降の研究動向
第12回[対面/face to face]：世間一般の古代ローマ観
英文精読―アンケート調査の方法・内容と結果分析
第13回[対面/face to face]：結論
英文精読―近現代イタリアにおける古代ローマ観の変遷
第14回[対面/face to face]：まとめ
到達度の確認
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の授業までにテキストの指定箇所の訳文を作成する。その際、論文中に出てくる固有名詞等、未知の事項についてはできる限り自分で調べること。返却された前回授業時提出の「訳文自己チェック」については、教員のコメントを参考にして授業後に必ず復習し、疑問点が残った場合は次回授業時に質問すること。本授業の準備学習・復習には最低でも４時間を要するでしょう。
テキスト（教科書）Textbooks
Nicola Terrenato, "The perception of Rome in modern Italian culture", in: Richard Hingley ed., Images of Rome: Perceptions of ancient Rome in Europe and the United States in the modern age, Portsmouth, 2001.
参考書References
歴史学研究会編『幻影のローマ―〈伝統〉の継承とイメージの変容』青木書店、2006年。
藤澤房俊『第三のローマ―イタリア統一からファシズムまで』新書館、2001年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末筆記試験80％、毎授業時に提出の「訳文自己チェック」20％で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
オンライン授業のやり方はおおむね好評でしたが、2022年度は教室授業になることに伴い、授業の進め方と方法を変更します。新しいやり方については、受講生の意見も聞きながら、必要があれば適宜修正するつもりでいます。