文学部Faculty of Letters
HIS300BE(史学 / History 300)東洋史外書講読ⅠForeign texts on East Asian History I
塩沢 裕仁Hirohito SHIOZAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A3139 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 史学科 |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
【Course outline and Learning Objectives】On reading basic and various Chinese historical records for doing research on Chinese history, we will aim to gain more understanding on Chinese history and be able to see an issue from various perspectives.
【Learning activities outside of classroom】Need two hours in a day.
【Grading Criteria /Policy】Based on class performance 70 percent and term paper 30 percent.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
東洋史を研究していく上で不可欠な漢文史料読解の訓練を行います。
基本的かつ様々な種類の漢文史料講読を通じて、東洋史研究への理解を深めることが目的です。東洋史研究で用いる史料に対して,これまでとは違った見方,考え方、接し方ができるようになります。
到達目標Goal
史料として馴染みの薄い漢文の史料ですが、単に史料を読み進めていくだけでなく近年増加する考古資料との関わりを考えることによって、より身近なものにすることができます。また、初期段階にある個々人が、史料の講読練習を積み重ねることによってより高みを目指すとともに、東洋史への興味関心を増大させ、特講や演習への理解を深めることができます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
史料の読解練習と近年増大する考古学の成果などを踏まえた解説とを交互に行います。史料は『三国志』関羽列伝、『睡虎地秦簡』法律答問、『水経注』という異なる性格の史料を用いますが、平易かつ歴史的に有名なところを選定していますので、興味を持って参加してみることを勧めます。
課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:導入
講読に必要な入門書・辞書類の紹介並びに訓読基本の解説
第2回[対面/face to face]:テキスト(正史)講読Ⅰ
『三国志』と『三国志演義』の相違
第3回[対面/face to face]:テキスト(正史)講読Ⅱ
『三国志』の講読と三国志研究の現状1
第4回[対面/face to face]:テキスト(正史)講読Ⅲ
『三国志』の講読と三国志研究の現状2
第5回[対面/face to face]:テキスト(正史)講読Ⅳ
『三国志』の講読と三国志研究の現状3
第6回[対面/face to face]:テキスト(簡牘)講読Ⅰ
簡牘に関する説明と研究の現状
第7回[対面/face to face]:テキスト(簡牘)講読Ⅱ
『睡虎地秦簡』法律答問の講読1
第8回[対面/face to face]:テキスト(簡牘)講読Ⅲ
『睡虎地秦簡』法律答問の講読2
第9回[対面/face to face]:テキスト(簡牘)講読Ⅳ
『睡虎地秦簡』法律答問の講読3
第10回[対面/face to face]:テキスト(地理書)講読Ⅰ
『水経注』の解説
第11回[対面/face to face]:テキスト(地理書)講読Ⅱ
『水経注』黄河編の講読1
第12回[対面/face to face]:テキスト(地理書)講読Ⅲ
『水経注』黄河編の講読2
第13回[対面/face to face]:テキスト(地理書)講読Ⅳ
『水経注』黄河編の講読3
第14回[対面/face to face]:テキスト(地理書)講読 Ⅴ
『水経注』黄河編の講読4
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
辞書を活用することで漢文を学んだことがなくとも十分に対応ができると思いますので、積極的な予習を期待します。また、史料の読解と内容への理解を深めるため、博物館や展示会には頻繁に出掛け自分の目で遺物を観察してもらいたいと思います。
特定の教科書は使用しませんが、『ビジュアル版世界の歴史5、中国文明の成立』(松丸道雄・永田英正、講談社、1985年)と『ビジュアル版世界の歴史8、東アジアの世界帝国』(尾形勇、講談社、1985年)には目を通しておいてください。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
適宜教材としてプリントを配布します。
参考書References
参考文献については逐次紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点70%、レポート課題30%。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
専門書や大型の辞書などの書籍については個人で購入することは困難です。授業中に収蔵場所などを示しますので、図書館などを積極的に活用し予習するようにしてください。
その他の重要事項Others
継続的な学習が原則ですので、欠席した場合には当該授業の内容について友人などを通じて情報を得て整理しておくようにしてください。