人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
PSY500J2(心理学 / Psychology 500)発達心理学特論Developmental Psychology
小山 望Nozomi OYAMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | S1020 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | オータムセッション/Autumn Session |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
臨床心理学専攻 専門展開科目(基礎心理科目) |
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Outline (in English)
From the viewpoint of genetic psychology, we learn about a psychologicaj problem in each stages of development throughout the life.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
生涯発達心理学の観点から、それぞれの発達期に起こる心理的諸問題について学ぶ。また心理的な問題に対する心理的援助についてその理論や支援方法に理解する。現在の自分の行動パターンへの気づき、援助する側と援助される側の関係はどうあるべきかを体験を通じながら学ぶ。1回の授業に対して、予習・復習を各2時間、計4時間の学修時間を確保すること
到達目標Goal
人に援助することにおいて生涯発達臨床的な視点を持てるようになること。
発達障害など非定型発達についての基礎的な理解と支援についての考えが持てること
自身の人間関係の発達や行動パターンについてロールプレイング体験をもとに気づきが得られるようになること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
文献や参考書を基に発達心理上の諸問題を講義し、発達心理学上主要なテーマを取り上げて、グループディスカッションを行う。臨床的な問題をロールプレイング体験しながら、役割上とった行動から、自身の気づきを得る。役割をもとにレビューとシェアリングを行う。積極的な参加が望まれる。課題に対しては、授業内やHoppii等を活用してフィードバックを行う予定にしている。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:エリクソンの心理社会的発達理論(1)乳幼児期及び児童期について
エリクソンの乳幼児期及び児童期の心理発達について資料をもとにディスカッションする
第2回[対面/face to face]:エリクソンの心理社会的発達理論(2)青年期について
エリクソンの青年期の心理発達について資料をもとにディスカッションする
第3回[対面/face to face]:エリクソンの心理社会的発達理論(3)成人期以降について
エリクソンの成人期以降の心理的特徴について資料をもとにディスカッションを行う。
第4回[対面/face to face]:乳幼児期の心理的問題
(1)
養育者との愛着形成について
乳幼児の時期の心理的問題
愛着について事例をもとに論じる
第5回[対面/face to face]:乳幼児期の心理と問題(2)
乳幼児以降の、人間関係の発達について論じる
養育者との人間関係、子育ての問題について事例をもとに論じる、多様性を受け入れる経験をする
第6回[対面/face to face]:学童期の心理と問題(人間関係の発達)
学童期の人間関係の発達に関する問題について事例をもとに討論する
第7回[対面/face to face]:青年期前期の心理と問題(人間関係の発達)
青年期前期(思春期)の人間関係について討論する。思春期に特有な心理状態、親との関係、友人との関係、不登校などについて論じる
第8回[対面/face to face]:青年期後期の心理と問題(人間関係の発達)
青年期の人間関係(自立、就職)
について事例をもとに討論する。アイデンティティの形成、拡散、モラトリウム、自分探しについて論じる
第9回[対面/face to face]:青年期における人間関係の発達と問題
青年期の人間関係について討論する。孤立、引きこもりについて事例をもとに論じる
第10回[対面/face to face]:成人期の心理と問題(人間関係の発達)
成人期の心理と問題(人間関係の発達)親密性の獲得、孤立について論じる
第11回[対面/face to face]:発達障害と心理的対応1)
自閉症スペクトラム(ASD)、LD、ADHDの特別支援教育とスクールカウンセラー、担任、チーム学校について事例をもとに論じる、
第12回[対面/face to face]:発達障害とインクルーシブ教育 多様性の受容 仲間関係をつくる
発達障害児の仲間関係の支援、保護者への支援 心理支援、
インクルーシブ教育の推進
第13回[対面/face to face]:ロールプレイング体験
不登校生徒との面接
不登校問題を取り上げロールプレイング体験を行う
第14回[対面/face to face]:親子問題をロールプレイング体験
親子問題をロールプレイング体験を行い、親子関係について検討する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
発達心理学の主要なテーマ・トピック(アタッチメント、自我の発達、反抗期の問題、自我同一性、引きこもり、発達障害、親子関係、仲間関係など人間関係などについて関連文献を読んでおくこと本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content
テキスト(教科書)Textbooks
特に使用しない 。適宜プリントを配布する
参考書References
「ライフサイクルと臨床心理学」氏原寛著 金剛出版
[これからの共生社会を考える、多様性を受容するインクルーシブな社会づくり」
小山望監修 福村出版
「人間関係ハンドブック」小山望監修 福村出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
1回の授業に対して、予習・復習を各2時間、計4時間の学修時間を確保すること
受講中の参加度や意欲や行動(40%)提出レポートの評価(60%)の総合評価を行う
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content
Indicate 40 percentages for participation and attitude and 60 percentages
of report evaluation
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講した学生がロールプレイ体験を行うことにより、自身の行動パターンに気付きがあり、今後の対人支援のためになったという感想があり、今年度も引き続き行う。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
とくにない
その他の重要事項Others
市ヶ谷校舎で集中講義を行っていますが、受講の条件は集中講義期間に出席できることが、望ましいです。
担当教員の専門分野等
<専門分野>
発達臨床、インクルージョン教育・保育、人間関係とロールプレイング、認知行動療法、集団心理療法、サイコドラマ
オフィスアワー
授業の開始前または授業後に教室で質問・相談を受け付けます。