経済学部Faculty of Economics
ECN300CA(経済学 / Economics 300)社会政策論ASocial Policy A
菅原 琢磨Takuma SUGAHARA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | K6233 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 3 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(2015年度以前入学生) | 専門教育科目 |
カテゴリー(2016年度以降入学生) | 専門教育科目 |
カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
The purpose of this lecture is to acquire basic knowledge of the issues of socialsecurity policy in the field of employment, health care, pension, long-term care and welfare for the poor, elderly or children.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では、わが国が直面する社会政策上の課題(労働・雇用、医療・年金・介護、生活保護や高齢者・児童福祉など)とその背景を概説し、制度の概要、政策動向について基礎的知識を習得し、課題への制度的対応への理解を深めることを目的とする。
到達目標Goal
・社会保障政策で扱われる対象を理解し、その歴史的経緯の概要を説明できる。
・わが国の医療・介護・年金制度(政策)の現状と課題の概要を理解し説明できる。
・わが国の労働政策、雇用政策の現状と課題の概要を理解し説明できる。
・わが国の社会福祉制度、生活保護制度の現状と課題の概要を理解し説明できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP9」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
【本講義はオンデマンドシステムで配信する講義コンテンツ並びに学習支援システムにおける情報提供、確認テストを通じて基本的に実施する。学習支援システムを通じて、適宜、講義内容に関する指示が出されるので確認を怠らないこと。同様に、質問や課題等の提出・フィードバックは学習支援システムを通じて行う予定である。】】
社会政策が包摂し対象とする領域は非常に広範である。人々の「しごと」と「くらし」を取り巻く環境や福祉全般の改善とともに、リスクに備え、暮らしの安寧と生活水準全般の向上を図っていくことを目的とした諸政策の総体が社会政策である。本講義では、社会政策の領域と現代の経済社会において果たすべき基本的な役割について概説した後、各分野の個別の政策・制度を概観する。また同時にそれらが対象としている問題、課題について、それらが生起した社会的背景、原因についても概説する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:社会保障とは何か-定義と歴史的展開-
社会保障の目的と機能
2[オンライン/online]:わが国の社会保障の歴史的展開
少子高齢化社会の動向と社会保障
社会保障政策の歴史的経過と今後の社会変化
3[オンライン/online]:公的年金制度の仕組み
年金制度の負担と給付
4[オンライン/online]:老齢年金制度の概要
障害年金・遺族年金の概要
様々なリスクに対する年金
の概要と年金にかかる問題
5[オンライン/online]:公的年金制度の沿革と改正過程
公的年金制度の歴史的過程と年金改革の概要
6[オンライン/online]:わが国の医療保険制度
保険診療と診療報酬制度
7[オンライン/online]:診療報酬制度とその課題
わが国の医療提供体制
診療報酬制度の課題
医療提供体制の概要
8[オンライン/online]:これからの医療と地域政策の展開
地域の変貌とこれからの医療
9[オンライン/online]:雇用保険制度の概要と役割
雇用保険制度の意義と体系
10[オンライン/online]:雇用保険事業の沿革・課題
労働者災害補償保険の概要と課題
雇用保険二事業の概要
労働者災害補償保険の意義と体系
11[オンライン/online]:介護保険制度の概要
介護保険制度の概要と役割
12[オンライン/online]:介護保険の沿革と制度改正
制度発足の歴史的経緯と理念、制度改正による課題対応
13[オンライン/online]:生活保護の現状と課題
生活保護制度の適用状況と課題
14[オンライン/online]:社会福祉の現状と課題
高齢者・障害者・児童福祉政策の動向と改革
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義内でも様々な社会(保障)政策、制度の目的や沿革、背景などを解説するが、日頃から新聞・雑誌などで触れられる社会保障をめぐる時事的トピックスについて自発的に関心をもって目を通すことが望ましい。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは特に使用しない。独自の講義スライドを利用する。
参考書References
椋野美智子・田中耕太郎『はじめての社会保障(第18版)』有斐閣、2021年
成績評価の方法と基準Grading criteria
評価は平常点と学期末試験により実施する。
「コンテンツ教材の視聴状況(参考資料)、毎回実施される確認テストの受験状況と点数」(50%)と「学期末試験の点数」(50%)とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
昨年度のアンケートの意見では教材の事前配布を望む声が強かった。
教材の事前配布により、コンテンツ視聴等に影響が出ることも懸念されるが、受講生の便宜を図るため、極力、事前配布としたい。
その他の重要事項Others
医療・介護・福祉政策の立案ならびに行政担当者への研修実務を経験し、現在も国の審議会委員等で社会保障政策の論議に深く関わる担当者が、理論と合わせ当該分野の現状や課題について解説する。
授業計画の細部については、適宜変更を加えることがある。