経済学部Faculty of Economics
ECN200CA(経済学 / Economics 200)中国経済論AThe Chinese Economy A
馬 欣欣Xinxin MA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | K6168 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(2015年度以前入学生) | 専門教育科目 |
カテゴリー(2016年度以降入学生) | 専門教育科目 |
カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
The lecture introduces the trajectory of China's economic growth from a historical and macroeconomic perspectives, the pattern of the transition from a planned economy to a socialist market economy, and the facts and problems of the modern Chinese economy. We will understand the factors behind China's economic growth from different sides (e.g., history, institutions and policies, economic development, and transition) and clarify the position of the Chinese economy and the features of Chinese economic growth in comparison with developed countries such as Japan, the countries in Europe and the United States.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では歴史的・マクロ経済の視点から中国経済成長の軌跡、計画経済から社会主義市場経済への体制移行のパターン、そして高度成長した現代中国経済の実態及び問題点を紹介し、中国経済成長の要因を様々な側面(歴史、制度・政策、経済発展、体制移行)から、理解してもらう。また日本や欧米などの先進国と比較し、中国経済の位置づけおよび中国経済成長の特徴を明確にする。
到達目標Goal
中国経済に関しては、マクロレベルの視点から、経済成長の実態および問題点を把握したうえで、自らが経済学の諸理論やモデルを適用して、中国政府統計データおよび調査データを活用し、中国経済成長のマクロ要因および問題点を説明できる能力を身につけることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP8」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
パワーポイント資料にもとづいて講義形式で行う。なお、適宜DVD・ビデオ等、テレビ・映画を含む媒体を利用する場合があります。1回以上のリアルタイムオンライン実施。課題(レポート等)に対するフィードバックを行います。具体的には、授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行い、また「学習支援システム」(Hoppii)を通じて行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンスと世界経済からみた中国経済
講義内容の概要を紹介し、講義の進め方などを説明する。また、世界経済の現状を紹介し、中国経済の位置づけを理解する
第2回[オンライン/online]:歴史的視点からみた経済の成長
科学技術発展史からみた経済発展の謎(ニーダム仮説)とマディソンの長期GDP推計データからみた経済成長の軌跡を理解する
第3回[対面/face to face]:社会主義時代の経済
旧ソ連計画経済モデルと中国社会主義モデルの比較、国営企業と農村人民公社の実態と問題点について理解する
第4回[オンライン/online]:経済改革:社会主義市場経済とは何か
社会主義市場経済の概念、2つの移行パターン、体制移行における政府の役割について理解する
第5回[対面/face to face]:国家資本主義と開発独裁モデル:中国における政府と市場の関係
国家資本主義、開発独裁モデルについて理解する
第6回[オンライン/online]:人口変動と労働力(1)
経済発展と人口転換の国際比較、人口ボーナスと経済成長、一人っ子政策の背景と問題点について理解する
第7回[対面/face to face]:人口変動と労働力(2)
都市労働市場の失業、農村過剰労働力、ルイスの二重構造モデルと経済転換点にについて理解する
第8回[オンライン/online]:対外貿易と外需依存型成長からの転換
輸出主導型経済成長、外資の役割、外資導入の国際比較について理解する
第9回[対面/face to face]:経済成長と格差問題(1)
農村部と都市部の格差、東部・中部と西部の格差の実態および形成要因について理解する
第10回[オンライン/online]:経済成長と格差問題(2)
所得格差、貧困の実態、貧困削減政策およびその効果について理解する
第11回[対面/face to face]:財政政策と経済成長
地方分権と財政政策、「分税制」の概要と評価、地方財政の実態について理解する
第12回[対面/face to face]:地域振興政策とその影響
地域開発・振興政策実施の背景、政策変遷、およびその効果について理解する
第13回[対面/face to face]:経済成長と環境問題
環境問題の実態、中国環境政策の変遷、地球温暖化問題と国際協定について理解する
第14回[オンライン/online]:マクロレベル:中国経済の展望と問題点
中国経済の展望と問題点をまとめる
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
中国経済に関連する他の科目(例えば、開発経済学、マクロ経済学、経済政策論など)を履修していない受講生は、それらの科目に関する教科書あるいは概説書を事前に読んでおくこと。授業で使用する資料を事前に学習支援システムを通じてダウンロードし、各回の授業の流れを理解しておくこと。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しないが、毎回パワーポイントで作成した資料を、学習支援システムを通じてダウンロードしておくこと。
参考書References
1.南亮進・牧野文夫編著(2016)『中国経済入門 第4版』日本評論社。
2.加藤弘之(2016)『中国経済学入門』名古屋大学出版会。
3.梶谷懐・藤井大輔編著(2018)『現代中国経済論』ミネルヴァ書房。
4.中兼和津次編著(2013)『中国経済はどう変わったか―改革開放以後の経済制度と政策を評価する』国際書院。
5.加藤弘之・渡邉真理子・大橋英夫(2013)『21世紀の中国経済篇―国家資本主義の光と影』朝日新聞出版。
その他適宜授業の中で指摘する
成績評価の方法と基準Grading criteria
1.宿題およびレポート(70%)
2.期末テスト(30%)
両者の組み合わせ:100%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
パワーポイントの作成については工夫をしたい。また、適宜の質疑応答等、双方向的な講義の進行に努めたい。