経済学部Faculty of Economics
LAW300CA（法学 / law 300）経済法Corporate Law
山田 務Tsutomu YAMADA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | K6009 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 3 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
・This course introduces overview of Antimonopoly Act and other economic laws and their role in the Japanese economy.
・The goals of this course are to acquire knowledge about the basic contents of economic laws , such as the purpose of the laws, and the contents of regulations, and recent issues.
・Before/after each class meeting, students will be expected to spent four hours to understand the course content.
・Your overall grade in the class will be decided baced on the following
Term-end examination:50%, in class contribution:50%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
独占禁止法について、基礎となる経済学の考え方、禁止行為の内容・事例、日本経済における役割と最近の課題について講義を行う。
また、その他の主要な経済法分野として、➀各種事業に対する政府による直接的な法規制、➁消費者取引の適正化のための法規制、③国際通商の適正化のための法規制の内容について講義を行う。
これらを通じて、学生が、経済の発展、国民生活の安定のための各種の経済法の役割、課題について理解を深めることを目的とする。
到達目標Goal
独占禁止法及びその他の主要な経済法について、その内容及び日本経済における基本的役割、最近の課題について知識を得る。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
レジュメ、関連資料を配布し、それを基に講義を行う。適宜、質疑応答の機会を設ける。
授業後、学習支援システムを用いて、➀理解度確認のための課題の提示を行うとともに、②学生からの質問・意見を受け付け、学習支援システムや次回授業時においてフィードバックを行う。
１４回講義のうち、１回は公正取引委員会の職員による講義を予定している。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1）[対面/face to face]：ガイダンス・独占禁止法の概要（１）
講義の内容、独占禁止法の目的
2）[対面/face to face]：独占禁止法の概要（２）
独占禁止法・競争政策の歴史、日本経済における役割・課題
3）[対面/face to face]：独占禁止法の概要（３）
独占禁止法の全体像（禁止行為、違反行為に対する措置等）
4）[対面/face to face]：独占禁止法の基礎となる経済理論
参考となるミクロ経済学の考え方
5）[対面/face to face]：独占禁止法の基本概念
規制の基本的枠組み、「事業者」「市場」「市場支配力」等の用語
6）[対面/face to face]：カルテル、入札談合規制（１）
カルテル等の目的・種類、カルテルの経済分析
7）[対面/face to face]：カルテル、入札談合規制（２）
禁止行為の内容、最近の事件
8）[対面/face to face]：カルテル、入札談合規制（３）
カルテル等の発見・抑止のための施策
9）[対面/face to face]：事業者団体規制
事業者団体の活動、禁止行為の内容、最近の事件
10）[対面/face to face]：私的独占規制（１）
大企業の市場支配的行為の内容、禁止行為
11）[対面/face to face]：私的独占規制（２）
最近の事件
12）[対面/face to face]：合併・株式保有等の規制（１）
合併・株式保有の目的、経済分析、禁止される合併等
13）[対面/face to face]：合併・株式保有等の規制（２）
合併等の審査手続き、最近の事例
14）[対面/face to face]：公正取引委員会の運用
違反事件の調査、措置
15）[対面/face to face]：独占禁止法の概要
春学期のまとめ
16）[対面/face to face]：不公正な取引方法規制（総論）
不公正な取引方法の内容
17）[対面/face to face]：不公正な取引方法規制（各論１）
垂直的取引制限に係る行為
18）[対面/face to face]：不公正な取引方法規制（各論２）
価格設定・取引先選択に関する行為
19）[対面/face to face]：不公正な取引方法規制（各論３）
大規模事業者による中小事業者に対する優越的な地位の濫用行為
20）[対面/face to face]：不公正な取引方法規制（各論４）
大規模事業者による中小事業者に対する優越的な地位の濫用行為
21）[対面/face to face]：不公正な取引方法規制（各論５）
不公正な競争手段を用いる行為
22）[対面/face to face]：公正取引委員会職員による講義
独占禁止法の運用状況、競争政策の課題
23）[対面/face to face]：事業に対する直接的法規制（１）
政府による直接的事業規制の概要、目的、問題点
24）[対面/face to face]：事業に対する直接的法規制（２）
電気通信事業法等、主な事業法の概要
25）[対面/face to face]：消費者取引適正化のための法規制（１）
法規制の概要、主な法律（消費者契約法、特定商取引法）
26）[対面/face to face]：消費者取引適正化のための法規制（２）
主な法律（景品表示法）
27）[対面/face to face]：国際通商の適正化のための法規制（１）
自由貿易のメリット・問題点、WTOによる国際貿易のルール
28）[対面/face to face]：国際通商の適正化のための法規制（２）
二国間・多国間の経済連携協定等
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
書籍、新聞、雑誌等で、独占禁止法・経済法に関する記事を読み、関心を持つとともに、不明な内容については、講義資料、参考書等により解明に努める。
講義で配布した資料を熟読するとともに、参考書で関連部分及び課題・質問事項に係るフィードバック内容を読み、講義内容の理解を確かなものにする。
以上の授業時間外の学習時間は、毎回４時間程度
テキスト（教科書）Textbooks
特に使用しない。
参考書References
菅久修一他「はじめて学ぶ独占禁止法」商事法務
菅久修一「独禁法の講義をはじめます」商事法務
川濱昇他「ベーシック経済法(独占禁止法入門）」有斐閣
公正取引委員会広報資料「知ってなっとく独占禁止法」公取委HP
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点（授業への参加状況、課題の回答状況等）（５０点）及び期末試験（５０点）により、評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
配布資料を補う説明及び課題や質問事項に対するフィードバックをより丁寧に行い、学生の理解度及び問題意識の向上に努める。
その他の重要事項Others
公正取引委員会に勤務した行政経験を踏まえながら、独占禁止法及びその他の経済法の内容、課題等について講義を行う。