法学部Faculty of Law
LAW200AB（法学 / law 200）演習演習
藤本 茂Shigeru FUJIMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A0227 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
| 科目種別Class Type | 演習 |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（法律学科）Category (法律学科) | |
| カテゴリー（政治学科（2021年度以降入学者））Category (政治学科（2021年度以降入学者）) | |
| カテゴリー（政治学科（2020年度以前入学者））Category (政治学科（2020年度以前入学者）) | |
| カテゴリー（国際政治学科（2021年度以降入学者））Category (国際政治学科（2021年度以降入学者）) | |
| カテゴリー（国際政治学科（2020年度以前入学者））Category (国際政治学科（2020年度以前入学者）) |
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Outline (in English)
(1)【Course outline】
This seminar will focus on Japanese Labor Law and will introduce to Labor Union Act, Labor Standards Act and the Labor Contract Act.
The group consisting of several students report on a certain theme of labor law and discuss to it.
(2)【Learning Objectives】
The goals of this course are to understand the base of Japanese Labor law and Labor cases.
(3)【Learning activities outside of classroom】
Students will be expected to read the applicable part of Textbook before each class meeting and to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
(4)【Grading Criteria /Policy】
Your overall grade in the class will be decided based on the Content of remark in each class meeting.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
「企業・経営と法コース(労働法中心)」の少人数ゼミで判例研究が主である。
今，雇用社会は雇用システムの変容，少子高齢人口減社会にあって大きく変容している。
判例研究を主に行っているが，昨今の長時間労働を象徴する残業問題，解雇規制緩和議論と金銭解決問題，ホワイトカラーエグゼンプションなどを分析するのも面白い。
労働法演習は労働問題の法的解決のありようを，自ら調べ読み理解を深め，互いに議論する。これを通じて論理的思考を身に着けることができ積極的な議論は自分の成長になる。失敗を恐れない積極的な姿勢が期待される。
到達目標Goal
各自関心のある労働法上のテーマを議論を通じて学び理解し自分で考え解決できる力を身につけることがゴール。
それには，自分で調べ理解したところを他者に理解してもらえるよう工夫して発表し，皆で議論する，それができるようになること。言葉を尽くして，他者に自分の理解や考え方を理解してもらう。
自分なりに理解できているとの確信を持てることが重要である。
真摯な姿勢が評価に繋がる，と信じよう。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
◎ 演習ですから，対面授業が基本です。しかし，今年度も新型コロナのため，対面授業の見通しは不安定です。そのため授業開始にあたっては，学習支援システムを見るようにしてください。欠席せざるを得ないときは予め，メールで連絡してください。。
◎ 授業は，重要労働判例のなかで興味を持ったテーマ（解雇など）を，グループで調べ報告し，議論をする形で進めます。だいたい1テーマにつき2回の授業時間を使って進めます(予定)。１回目はテーマの労働問題が発生する背景と重要判例の事実概要・判旨の理解。２回目はそのテーマに関する法的論点（争点）の報告と議論。できなかったら，３回目もあります。
◎ リアクションペーパ ー提出は，義務としない。授業の中で質問して議論することがゼミの本質と考えているので授業内で十分議論をしてほしい。個人的な疑問については，メールで質問してほしい。メールで回答するが，ほかのみんなにも考えてもらいたいといった，質問内容であるときは授業内掲示板（Hoppii）で回答する。課題については，例年，3年生に向けて春季休みを使って課題を出しているが，これについてはメールにてコメントして返している。今年も実施する予定である。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回4月21日[対面/face to face]：ガイダンス
演習の進め方。また労働問題を知る一助として新聞の切抜きの報告など
第2回[対面/face to face]：グループ編成とテーマの決定
グループで報告テーマを決める。以下では5グループできたと仮定する
第3回[対面/face to face]：レジュメ作成
報告の仕方，レジュメ作成の仕方を学習する。
第4回[対面/face to face]：日本型雇用システムの形成・定着と変容
戦後雇用社会を理解することの重要性を学ぶ。
第5回[対面/face to face]：重要判例の研究①
第1グループによるテーマの事実関係と判旨の報告
問題意識および重要判例の事実の概要と判旨の確認と検討。
第6回[対面/face to face]：重要判例の研究①
第1グループによる法的論点の報告と議論
前回を踏まえて法的論点の報告，討論。
第7回[対面/face to face]：重要判例の研究②
第2グループによるテーマの事実関係と判旨の報告
問題意識および重要判例の事実の概要と判旨の確認と検討。
第8回[対面/face to face]：重要判例の研究②
第2グループによる法的論点の報告と討論
前回を踏まえて法的論点の報告，討論。
第9回[対面/face to face]：重要判例の研究③
第３グループによる事実関係と判旨の報告
問題意識および重要判例の事実の概要と判旨の確認と検討。
第10回[対面/face to face]：重要判例の研究③
第３グループによる法的検討の報告と討論
前回を踏まえて法的論点の報告，討論。
第11回[対面/face to face]：重要判例の研究④
第4グループによる事実関係と判旨の報告
問題意識および重要判例の事実の概要と判旨の確認と検討。
第12回[対面/face to face]：重要判例の研究④
第４グループによる法的検討の報告と討論
前回を踏まえて法的論点の報告，討論。
第13回[対面/face to face]：重要判例の研究⑤
第５グループによる事実概要と判旨の報告
問題意識および重要判例の事実の概要と判旨の確認と検討。
第14回[対面/face to face]：重要判例の研究⑤
第５グループによる法的検討の報告と討論
前回を踏まえて法的論点の報告，討論。
第15回[対面/face to face]：夏季合宿の反省
秋学期のテーマとグルーピングの決定
新たなグループ編成をする。
そのグループでテーマ研究か春学期のような判例研究方式かを決める。
第16回[対面/face to face]：秋学期でのテーマと方針の概要紹介
前回を踏まえて，各グループの方針とテーマを報告。
第17回[対面/face to face]：重要判例あるいはテーマ研究①－第1グループ
問題意識あるいは判例の事実の概要と判旨の確認
第18回[対面/face to face]：重要判例あるいはテーマ研究①－第1グループ
前回を踏まえ法的論点を中心にした報告，討論。
第19回[対面/face to face]：重要判例あるいはテーマ研究②－第2グループ
問題意識あるいは判例の事実の概要と判旨の確認
第20回[対面/face to face]：重要判例あるいはテーマ研究②－第2グループ
前回を踏まえ法的論点を中心にした報告，討論。
第21回[対面/face to face]：重要判例あるいはテーマ研究③－第3グループ
問題意識あるいは判例の事実の概要と判旨の確認
第22回[対面/face to face]：重要判例あるいはテーマ研究③－第3グループ
前回を踏まえ法的論点を中心にした報告，討論。
第23回[対面/face to face]：最新判例あるいはテーマ研究④－第4グループ
問題意識あるいは判例の事実の概要と判旨の確認
第24回[対面/face to face]：最新判例あるいはテーマ研究④－第4グループ
前回を踏まえて，再考した報告と討論
第25回[対面/face to face]：最新判例あるいはテーマ研究⑤－第5グループ
興味ある最新判例の事実の概要と判旨の確認
第26回[対面/face to face]：最新判例あるいはテーマ研究⑤－第5グループ
前回を踏まえて，再考した報告と討論
第27回[対面/face to face]：最近の労働政策について－準備
最近労働政策の概要と社会的背景をまとめる。
第28回[対面/face to face]：最新労働政策の研究－発表
前回のまとめを各グループで議論した結果を発表する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
◎ 報告グループの報告準備
報告グループはテーマを選んだ問題意識を明確にして，重要判例や最新判例を読み関連判例や文献を学び，論点を整理する。それを報告レジュメとしてまとめる。
◎ 報告グループ以外の者の議論の準備
報告グループ以外の者は，報告予定の重要判例，最新判例や文献を読み質問を用意しておく。
報告グループ以外の者がどのくらい報告テーマの問題を深読みし発言するかが，議論の質を決定する。
これらの準備が重要であることを認識して積極的に準備をしてきてほしい。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
年間を通じて読んでおくべきテキストは，藤本茂・沼田雅之・山本圭子・細川良編著『ファーストステップ労働法』（エイデル研究所 2020）
テーマを選ぶ際，テーマの報告準備の最初に用いる際に有用な文献として，「労働判例百選[第９版]」（有斐閣）。
参考書References
『基礎から学ぶ労働法』（エイデル研究所）シリーズ。
労働六法(旬報社)
労働判例百選(有斐閣)
労働法の争点(有斐閣)
菅野和夫著『労働法〔第１２版〕』（弘文堂）
その他，テーマ毎の雑誌論文など
成績評価の方法と基準Grading criteria
報告と議論への参加状況などで判断する（平常点100％）。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
演習は授業改善アンケート対象外。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
連絡やインターネットによる資料収集など，パソコンを使う。持っていない者は貸与の方法もあるので，大学からの通知を丹念に見るように。
リモート授業実施に必要な，WIFIなどの環境・器具。ZOOMを使う。