法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)演習演習
神谷 高保Takayasu KAMIYA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A0210 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | 演習 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Outline: The Study of Japanese Corporation Laws and Cases.
To understand the invisible structure of corporate law.
A seminar in Japanese.
Objectives: To understand Professor Egashira's textbook.
You have to read the textbook and cases beforehand.
Grading: 28 points for the discussion and 72 points for the exam or the report, and 5 grades as S, A, B, C, D.
Eager students will be welcomed.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この演習のテーマ(主題・題目)は、「会社法」であり、学生諸君の到達目標は、「江頭憲治郎教授の『株式会社法第8版』を正確に理解すること」です。
会社法は、会社員となる学生、すなわち、企業社会で生きてゆこうとする学生のみならず、法科大学院の受験や司法書士・税理士などの資格の取得をめざす学生にとっても不可欠なもので、真剣に学んでおいて全く後悔しない法分野です。
カリキュラム・ポリシーとの関係では、本演習は、①「裁判と法コース」、「行政・公共政策と法コース」、「企業・経営と法コース(商法中心)(労働法中心)」、「国際社会と法コース」を選択する学生にとって有益な能力を身につけることができます。
②予習をすることが大前提です。予習をした上でソクラティック・メソッドによって議論することによって、問題を検討する能力を身につけることもできます。
③努力をいとわなければ、この教科書は視野を法律学以外のコーポレート・ファイナンス、会計、法と経済学といった世界にも広げることのできる教科書です。
追加記述:なお、単位制の考え方のもとでは1時限の講義に予習・復習合せて2時間を学生が費やすことが、標準とされ、期待されています。
また、2022年度については、「2022年4月1日時点での法律学科三年次生への転編入者」を除き、選考は終了しています。
到達目標Goal
学生諸君の到達目標は、「江頭憲治郎教授の『株式会社法第8版』を正確に理解すること」です。
具体的には、現時点での会社法に関する最高の体系書の一つと言って良い江頭憲治郎教授の『株式会社法第8版』(有斐閣)の内容を正確に理解すること、および、会社法の基本的な判例、すなわち、『会社法判例百選第4版』と『会社法判例40』の中にある基本的な判例を理解することが学生諸君の目標です(取り上げる判例は、事前に伝えます)。
一年後に会社法に対する理解が一変したとゼミ生が感ずるようになることが、担当教員にとっての目標です。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この講義は、発表担当の学生が、教員とともに、アメリカのロースクールで行われている対話形式[ソクラティック・メソッド]-講義形式ではありません-で進めます。
適宜、教員が助け船を出します。毎回出席を取ります。
オフィス・アワーも用意しています。別途、掲示でお伝えします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:オリエンテーション。
演習内容、教科書、次週のテーマの説明。
第2回[オンライン/online]:企業形態、営利企業、法人性。
教科書の(以下同じ)1頁から37頁。
第3回[オンライン/online]:株主有限責任、会社法の役割。
37頁から75頁。
「会社法判例百選第4版」又は「会社法判例40」の中の判例を1件(以下同じ)。
[なお、教科書の範囲と判例の内容とは、必ずしも対応していません。また、判例に対応した『会社法の争点』の項目も検討します。]
第4回[オンライン/online]:定款の作成、発起設立など。
75頁から113頁。
第5回[オンライン/online]:設立、株式(1)。
113頁から150頁。
第6回[オンライン/online]:株式(2)。
150頁から190頁。
第7回[オンライン/online]:全部取得条項付株式、株券等。
190頁から229頁。
第8回[オンライン/online]:振替口座簿、株主名簿等。
229頁から268頁。
第9回[オンライン/online]:株式の担保化、自己株式。
268頁から307頁。
第10回[オンライン/online]:自己株式取得規制、株式の併合と分割等。
307頁から346頁。
第11回[オンライン/online]:機関の構成と権原配分等。
346頁から385頁。
第12回[オンライン/online]:議決権、取締役(1)。
385頁から422頁。
第13回[オンライン/online]:取締役(2)。
422頁から461頁。
第14回[オンライン/online]:取締役(3)。
461頁から499頁。
第15回[オンライン/online]:取締役(4)。
499頁から539頁。
第16回[オンライン/online]:取締役の責任(1)。
539頁から578頁。
第17回[オンライン/online]:取締役の責任(2)。
578頁から615頁。
第18回[オンライン/online]:監査役。
615頁から653頁。
第19回[オンライン/online]:指名委員会等設置会社。
653頁から689頁。
第20回[オンライン/online]:監査等委員会設置会社。
690頁から729頁。
第21回[オンライン/online]:決算。
729頁から767頁。
第22回[オンライン/online]:計算書類。
767頁から805頁。
第23回[オンライン/online]:剰余金の処分と剰余金の配当。
805頁から841頁。
第24回[オンライン/online]:資金調達。
842頁から880頁。
第25回[オンライン/online]:株式の発行等(1)。
880頁から917頁。
第26回[オンライン/online]:株式の発行等(2)。
918頁から954頁。
第27回[オンライン/online]:新株予約権。
954頁から993頁。
第28回[オンライン/online]:会社の基礎の変更。
993頁から1060頁。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
「法学部生のための履修の手引き」にも記載されているように、毎週1回の講義に出席するためには「自習」が必要です。法律学辞典を座右に置き、テキストを熟読し、準備した上で、出席して下さい。私も充分に準備した上で演習に臨みます。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
①江頭憲治郎『株式会社法第8版』(有斐閣、2021)(6,160円)。
②神作裕之・藤田友敬・加藤貴仁編『会社法判例百選 第4版』(有斐閣、2021)(2,750円)
③久保田安彦・船津浩司・松元暢子編『会社法判例40』(有斐閣、2019)(1,980円)
④浜田道代・岩原紳作編『会社法の争点』(有斐閣、2009)(2,469円)。
参考書References
神田秀樹『会社法第23版』(弘文堂、2021)(2,860円)。
また、弥永真生『法律学習マニュアル[第4版]』(有斐閣、2015)(2,160円)と中野次雄編『判例とその読み方[三訂版]』(有斐閣、2009)(3,240円)を予め読んで、法律学の勉強の仕方、判例の読み方、講義の聞き方、文献の調べ方などを再確認しておいて下さい。
重要な判例の判決文や評釈はその都度配布します。
田中英夫編著『実定法学入門 第3版』(東京大学出版会、2013)(3,024円)。
大庭コティさち子『考える・まとめる・表現する』(NTT出版、2009)(2,376円)。
成績評価の方法と基準Grading criteria
遠隔授業の場合においても成績評価の基準は変わりません。
もしも、成績評価の基準を変更する必要がある場合には、学習支援システムによって、その内容をお伝えします。
成績評価100点満点の内、討議への貢献度に30点を配点し、発表の内容に70点を配点します。
S、A、B、C、Dの評価となります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
予習をして、すべての講義に出席するのが、上達の第一歩です。
授業評価(多摩大学の様式を使用したもの)では、この演習の全体的な教育効果は、7段階評価(「全く効果的でない」を1、「一応効果的だ」を4、「きわめて効果的である」を7と評価する。)のもとで、2の評価が11%、4の評価が22%、5の評価が33%、6の評価が33%です(%の小数点未満は四捨五入。2018年度の春学期の数字。)
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
使用しません。そのかわり、予習のための資料や参考資料を読んできて下さい。
その他の重要事項Others
オフィス・アワーも用意しています。別途、掲示でお伝えします。
副題
会社法の研究.
聴講について
聴講はできません。