通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
HSS200TB(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 200)スポーツ特講(前期週末スクーリング)Special Study in Physical Education
朝比奈 茂Shigeru ASAHINA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | 90005 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 前期週末 |
期間Period | 終日 |
定員Capacity | |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
Recently, it has been found that there is more interweaving relationship between physical activity and disease. However, the interpretation of this relationship among the general population varies widely in terms of the type of exercise and its intensity and volume. Moreover, details on the advantage and benefit of exercise as comparing to risk are not recognized or determined very well. Among different types of exercises, walking and yoga are easy to conduce expecting some health benefit. In this lecture, students learn the influence on the body with modes of walking and yoga practice.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
近代医学の発展にともない、人類は多くの恩恵を受けてきた。その一つに、寿命の延長がある。我が国は世界有数の長寿国である一方、健康寿命を延ばすことがこれからの課題とされている。健康に過ごすための一つとして、生活習慣の改善や適度な身体の活動が求められる。運動・スポーツは、基本技術の習得および効果・効能を十分に理解して、安全に楽しく実施することで、心身の状態を良い方向に導くことが期待できる。
本講義では、自身の体力および身体組成を把握したうえで、身体活動と病気との関連を免疫系および自律神経の観点からアプローチする。また実践においてはスポーツウォーキングとヨガを通じて、運動・スポーツの必要性を認識することを目標とする。尚、スポーツウォーキングに関しては、キャンパス周辺を8〜10Km程度歩く。普段、定期的に運動経験を有することが望ましい。
到達目標Goal
1.ホメオスタシスと病気との関連性について述べることができる。
2.体力について理解し、健康に関連する体力要素を説明できる。
3.自身の身体組成を分析し、体脂肪率、BMIなどについて、その意義を述べることができる。
4.運動・スポーツの功罪について、免疫系と自律神経の観点から説明できる。
5.スポーツ外傷・障害について説明できる。
6.コンディションとコンディショニングについて説明できる。
7.ウォーキングの身体への影響を説明できる。
8.ウォーキングの基本技術(姿勢、ストライドなど)を説明し、実践することができる。
9.ヨガの歴史や哲学(考え方)を理解し、ポーズを解剖学視点から解説・実践できる。
10.呼吸法について理解し、Meditation(瞑想)を実践できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科:DP5」「日本文学科:DP1, DP2」「史学科:DP1」「地理学科:DP3」「経済学科:DP5」「商業学科:自由な発想と柔軟な判断ができる能力」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
午前は教室での講義を中心とし、午後は実践を交えて演習形式で行う。
講義は、テーマに沿ってスライド、DVDなどを用いて行う。
スポーツウォーキングは、携帯アプリケーションを用いて、大学周辺をコースとして実践する。
ヨガは、呼吸法および解剖学を中心として、実践を基本に演習形式で行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンスおよび体力測定
受講に関する諸注意および評価基準などを説明する。
新体力テストについて説明し、その意義を理解したのち、体力測定を実施する。
第2回[対面/face to face]:体力と健康
体力測定のフィードバックを行う。体力の概要について、行動体力、防衛体力について説明する。また健康に関わる体力要素について説明する。
第3回[対面/face to face]:スポーツウォーキング(1)
基本姿勢およびスポーツウォーキング技術を説明し、大学周辺のコースをおよそ10min/kmの速度で実施する。
第4回[対面/face to face]:ヨガ(1)
ヨガの基本的な考え方を説明し、代表的なポーズを実践する。
第5回[対面/face to face]:ホメオスタシスと病気
人間に備わっているホメオスタシスの意義や、病気の成り立ちについて説明し、病気との関連性を検討する。また、厚生労働省が発表している「人口動態調査」について解説する。
第6回[対面/face to face]:運動・スポーツの功罪
免疫系と自律神経との関連性をあきらかにし、運動が身体におよぼす影響(功罪)について説明する。
第7回[対面/face to face]:スポーツウォーキング(2)
前回と異なったコースをおよそ10min/kmの速度で実践する。
第8回[対面/face to face]:ヨガ(2)
呼吸に関する、基礎的な方法を説明し、実践する。
第9回[対面/face to face]:スポーツ外傷・障害とその応急処置
スポーツでおこる怪我について、外傷と障害に分類し、代表的な怪我に関して説明する。またスポーツ外傷について、その発生要因と応急処置方法を説明する。特にアイシングの効果(二次的低酸素症を軽減)について説明する。
第10回[対面/face to face]:コンディション把握とコンディショニングの実践
コンディショニングの定義をあきらかにし、コンディショニングの種類、効果・効能について説明する。
第11回[対面/face to face]:スポーツウォーキング(3)
前回と異なったコースをおよそ10min/kmの速度で実践する。
第12回[対面/face to face]:ヨガ(3)
まとめ
ヨガのポーズを解剖学の視点(脊柱のアライメント、筋肉など)から説明する。
授業全体の総括として、「健康と運動・スポーツ」についてグループごとに討論を行い、自分の考えをまとめる。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
演習にあたっては、授業での身体活動時に心身の不備が無いよう、各自が体調を整えた上で授業に臨むこととする。また授業後に行うべき課題や次の授業に向けての準備などは、毎回授業のあとに伝達する。
テキスト(教科書)Textbooks
特に使用しない。必要に応じて資料等を配布する。
参考書References
必要に応じて紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
1)授業中の活動に対する参画状況:80%、
2)課題およびレポート:20% の配分により総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
1)幅広い年齢構成となるため、心拍数を指標に運動強度を設定することで、安全面に配慮した講義を目指す。
2)最近のトピックスを交えながら、座学と実技演習の組み合わせを無理なく行い、学生が興味をもって臨めるよう工夫する。
3)毎回の講義のはじめに、その日のスケジュールおよびポイントを示すことで、明確な目標をもって講義に臨めるよう工夫する。
4)常に受講生の反応を確認しながら、講義内容を工夫することで、集中力を持続させるよう心がける。
5)授業の最後に次週の内容を伝えることで、予習および準備を速やかにできるよう配慮する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
ウォーキング演習にスマートフォンのアプリを使用する。Android、iPhoneのどちらでも良い。
授業内でアプリの紹介とインストールを行うので、授業に持参すること。
その他の重要事項Others
スポーツウォーキングは1kmを10分のスピードで、キャンパス周辺を8〜10Km程度行う。
これは、普段から運動をしていない方、または体の一部(特に腰部、下肢)に痛みなどを抱えている方にとっては、実施困難であると考えられる。授業を受講する際、十分に準備、検討することが望ましい。
授業に関する質問や、関連する質問などは授業中および授業の前後に受けることとする。
またオフィスアワーとして、授業の前後にそれぞれ1時間程度の時間を設ける。オフィスアワーを利用する場合は、メールを通じて事前に連絡をとることとする。