政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design
BSP510R1(初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 500)調査法Method of Investigation
高尾 真紀子Makiko TAKAO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | XW003 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期前半/Fall(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 金6/Fri.6,金7/Fri.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択必修 |
カテゴリーCategory |
(修士課程)基本科目 選択必修 |
所属群1Affiliation group 1 | |
経済・社会・雇用創造群Economic/Social/Employment/ Creation Group | |
所属群2Affiliation group 2 | |
文化・都市・観光創造群Culture/City/Tourism/ Creation Group | |
所属群3Affiliation group 3 | |
地域産業・企業創造群Regional Industry and Business Creation Group |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course aims to understand and acquire the method of empirical analysis of data using statistical data and questionnaire survey and make it practically applicable for preparation of master thesis.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
政策立案、政策創造の前提となる現状把握には客観的な数量分析が不可欠であり、修士論文においても、客観的データの分析を加えることによって、より説得性を増す。本講義では、統計データ及び質問紙調査を使った実証分析の方法を理解、習得し、修士論文作成にあたって実際に応用できるようにする。
到達目標Goal
統計データの解析等の実証分析の方法を理解し、各自の修士論文作成にあたって実際に応用できるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
政策創造研究科修士課程のディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
実際に統計データを使用して計算ソフト(EXCEL)の分析方法を実習し、統計学を用いてその分析結果を正しく解釈するための能力を身につける。エクセルを使ったアンケート集計の方法についても解説する。統計学、数学的知識は必要としない。内容は以下を予定しているが、受講人数、受講者の希望に応じて弾力的に変更する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[未定/undecided]:イントロ
経済統計の基礎ダクション
講義の進め方、さまざまな調査手法と本講義で取り扱う範囲について学ぶ。経済統計データの基礎知識を学び、統計データを加工する
第2回[未定/undecided]:社会調査の方法:質問票の作成
調査結果の集計・分析
社会調査、特に質問紙調査の設計から実施までの方法と留意点を学び、質問票を作成する。調査結果の集計、分析の手法を学び、エクセルを使った単純集計、クロス集計の方法を習得する。
第3回[未定/undecided]:統計の基礎
平均と分散、標準偏差、正規分布等の統計の基礎について学ぶ。カイ二乗検定、t検定、F検定など仮説検定の手法について、どのような場合に使うかを学び、実習を行う。
第4回[未定/undecided]:相関分析・回帰分析
相関の概念について学び、散布図の作成や相関係数の求め方を実習する。単回帰分析の考え方を学び、分析手法を実習する
第5回[未定/undecided]:重回帰分析
多変量解析の中でも様々な場面で活用範囲の広い重回帰分析について学び、様々な重回帰分析を実際のデータを基に実習する。
第6回[未定/undecided]:多変量解析
統計分析演習
因子分析、主成分分析等の多変量解析の考え方とどのような場面で活用できるのかを学ぶ。学習した手法を用いたデータ分析演習を行う。
第7回[未定/undecided]:課題発表
各自の問題意識や研究テーマに基づき、学習した手法を用いてデータ分析を行った結果の発表を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
Excelの基本操作が出来るようにしておくこと。
授業中のデータをUSB等で保存し、授業中に出来なかったことは家で復習すること。
本講義で用いた手法等を用いて、各自の専門(修士論文)に関連したテーマを選び、現状分析を行い(データをさがし加工する)、レポートを作成(文章と図表で説明)。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
毎回レジュメや参考資料を配布する。
参考書References
○分析例
内閣府「経済財政白書」厚生労働省「労働経済白書」等
○統計データ
総務省統計局「国勢調査」「家計調査」「全国消費実態調査」「社会生活基本調査」「労働力調査」「経済センサス」等 http://www.stat.go.jp/
内閣府「国民経済計算(GDP統計)」http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/menu.html
財務省「貿易統計」http://www.customs.go.jp/toukei/info/tsdl.htm
日本銀行統計http://www.boj.or.jp/statistics/index.htm/
○その他
飽戸弘『社会調査ハンドブック』日本経済新聞社
伊藤公一朗『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』光文社新書
中室牧子、津川友介『「原因と結果」の経済学 データから真実を見抜く思考法』
森田果『実証分析入門』日本評論社
西内啓『統計学が最強の学問である』ダイヤモンド社
西内啓『統計学が日本を救う 少子高齢化、貧困、経済成長』中央公論新社
涌井良幸、涌井 貞美『Excelで学ぶ統計解析』
涌井良幸、涌井 貞美『図解 使える統計学』
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(20%)、実習(30%)、レポート(50%)を総合的に勘案する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生のエクセル習熟度が異なるため、複数の演習課題を用意し、進捗の速い学生は、さらに進んだ演習に進めるようにする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
各自が情報端末を使用(インターネットによるデータのダウンロードが行える)しながら受講できる教室を使用。
その他の重要事項Others
基礎的な内容なので、出来る限り早期(1年目)に履修することが望ましい。