経営学部Faculty of Business Administration
ECN300FC（経済学 / Economics 300）国際金融論ⅡInternational Finance II
横内 正雄Masao YOKOUCHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A4420 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 3～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリー（2019年度以降）Category (2019～) | 経営戦略学科専門科目300番台 |
| カテゴリー（2018年度以前）Category (～2018) | 経営戦略学科専門科目 |
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Outline (in English)
In the course of International Finance II, students will learn the history and current status of international finance, starting with the international gold standard, based on their understanding of International Finance I. The goal of this lecture is to understand the nature of financial globalization that is currently underway. Students are required to take weekly quizzes outside of class using the learning support system. Evaluation will be based on quizzes using the learning support system (40%) and the final exam (60%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
国際金融論Ⅱは、国際金融論Ⅰの理解を前提として国際金本位制に始まる国際金融の歴史と現状を学ぶ。具体的には、国際金本位制、ブレトンウッズ体制、変動相場制などの国際通貨体制の変遷をたどるとともに、通貨危機、通貨統合、グローバルインバランスなどのトピックを取り上げる。
到達目標Goal
国際金融論Ⅱ は、国際金融の歴史と現状について学び、それを通じて現在進行している金融グローバル化現象の本質と意味を理解することを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-3」に関連が特に強く、「DP1-1」、「DP4」に関連がかなりある
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義は、対面での講義を基本とする。場合によっては一部にオンライン（オンデマンド）での講義を行うこともある。講義はパワーポイントを利用し、一部補足動画を用いる。受講者は、毎回授業支援システムを利用て簡単な小テストを提出することになる。詳しい進め方は最初の講義で説明する。なお、初回の講義はオンラインで行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：第1次大戦前の国際金本位制
固定相場制度としての金本位制の仕組みについて学ぶ
第2回[対面/face to face]：両大戦間期の国際通貨システム
再建金本位制の仕組みとそれが失敗に終わった要因について学ぶ
第3回[対面/face to face]：MFの形成
1930年代の国際通貨上の教訓からIMFが成立したことを説明する
第4回[対面/face to face]：ブレトンウッズ体制(1)
固定相場制度としてのブレトンウッズ体制の基本的性格について学ぶ
第5回[対面/face to face]：ブレトンウッズ体制(2)
ブレトンウッズ体制が崩壊した要因について学ぶ
第6回[対面/face to face]：変動為替相場制度
変動為替相場制度の長所・短所と様々な為替相場制度について説明する
第7回[対面/face to face]：石油危機と累積債務問題
オイルマネーの環流を中心に石油危機と累積債務問題の関連を学ぶ
第8回[対面/face to face]：日米経常収支不均衡
レーガノミックスの結果生じたアメリカの「双子の赤字」について学ぶ
第9回[対面/face to face]：国際金融の政策協調
政策協調の理論とプラザ合意以降の政策協調の流れについて学ぶ
第10回[対面/face to face]：1990年代の円高問題
円高がもたらす産業空洞化の問題と内外価格差について学ぶ
第11回[対面/face to face]：欧州通貨統合
最適通貨圏の理論とEUの通貨統合の歴史・現状について学ぶ
第12回[対面/face to face]：通貨危機
1990年代に発生した3つの通貨危機と通貨危機の理論について学ぶ
第13回[対面/face to face]：通貨危機から金融危機へ
東アジア通貨危機からリーマンショックまでの国際金融について学ぶ
第14回[対面/face to face]：ユーロ危機
ギリシャ危機が明らかにしたユーロ圏が抱える問題について学ぶ
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業支援システムには事前に講義資料等がアップロードされるのでそれを読んで講義に臨んでほしい。また、各回に練習問題が設定されているのでそれを解いてみることは講義の復習となる。練習問題の解答は順次授業支援システムにアップロードされる。さらに授業支援システムには毎回小テストが設定されているが、成績評価の対象となるので必ず受験して欲しい。なお、本授業の準備学習・復習時間は、各 2 時間を標準としている。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは使用しない。
参考書References
参考書の一覧は最初の講義で提示するが、毎回の講義でもその講義の参考になる著書を紹介する。以下は、手軽に購入可能でやさしい参考書として推薦できるものである。
横内正雄『国際金融論Ⅰ』法政大学通信教育部、2020年
西村陽造・佐久間浩司『新・国際金融のしくみ』有斐閣、2020年
佐々木百合『国際金融論入門』新世社、2017年
上川孝夫・藤田誠一編『現代国際金融論［第4版］』有斐閣、2012年
中條誠一『現代の国際金融を学ぶ［新版］』勁草書房、2016年
上川孝夫・矢後和彦編『国際金融史』有斐閣、2007年
神田眞人編『図説 国際金融 2015-2016年版』財経詳報社、2015年
成績評価の方法と基準Grading criteria
学習支援システムを利用した毎回の小テスト（40％）、学期末試験（60％）によって評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
国際金融論の講義は難解だとも言われるが、講義ではできる限り丁寧に説明することを心掛ける。また、講義と助けとなる動画を交えて講義を行う。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にない。
その他の重要事項Others
国際金融論Ⅰと国際金融論Ⅱはセメスター科目として独立して履修可能であるが、国際金融論Ⅱは国際金融論Ⅰの知識を前提とする場合があるので通年で履修することが望ましい。
〔関連科目〕
国際経済論Ⅰ/Ⅱ、金融論Ⅰ/Ⅱ、証券経済論Ⅰ/Ⅱ、日本経済論Ⅰ/Ⅱ、経済学入門
関連科目
国際経済論Ⅰ/Ⅱ、金融論Ⅰ/Ⅱ、証券経済論Ⅰ/Ⅱ、日本経済論Ⅰ/Ⅱ、経済学入門