経営学部Faculty of Business Administration
MAN100FA(経営学 / Management 100)マーケティング入門Essentials of Marketing
竹内 淑恵Toshie TAKEUCHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A4010 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金1/Fri.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※ クラス指定があります。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | 専門入門科目100番台 |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) |
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Outline (in English)
Course outline: Market environments, such as progress of the service economy, globalization, ICT and diversification of consumer needs, are changing. With changes of those environments and transaction objectives, there have been transitions in the concept and objective of marketing. However, its essence is ultimately to create a mechanism providing value to satisfy consumer needs. In this course, we will focus on customer creation and learn how to deal with marketing problems and solve them.
Learning Objectives: The students will acquire marketing knowledge and skills and will be able to explain the significance and role of marketing. They will understand the characteristics of consumer behavior and develop the ability to carry out marketing activities systematically and rationally from the customer's perspective.
Learning activities outside of classroom: Before/after each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content.
Grading Criteria /Policy: Final grade will be calculated according to the following process: mid-term report (40%), and term-end examination (60%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
経済のサービス化、グローバル化、ICTの進展や消費者ニーズの多様化等、市場環境は変化しています。こうした環境変化や取引対象の変化に伴って、マーケティングの概念や対象にも変遷があります。しかしながら、その本質は、消費者ニーズを満たす価値を提供する仕組みづくりに集約されるでしょう。
本講義では、顧客創造に焦点を当て、企業の現場で直面するマーケティング上の課題に対してどのように取り組めばよいのか、どのような解決策があるのかを学びます。毎回、皆さんもよくご存知の事例を取り上げ、具体的なケースを通じてマーケティングの基礎を習得します。
到達目標Goal
・マーケティングに関する知識と技術を習得し、マーケティングの意義や役割を説明できるようになる。
・消費者購買行動の特徴を理解し、顧客の視点からマーケティング活動を計画的、合理的に行う能力と態度を身につける。
・マーケティングを通じて企業経営に対して興味・関心を持ち、新製品・新サービスの情報など市場の動向に敏感に反応する力を涵養する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-1」に関連が特に強い
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この授業は1回目はオンラインで、2回目以降は対面で実施します。オンラインに切り替える場合には学習支援システムでお知らせします。
・毎週授業前日の木曜日に、講義資料を学習支援システムの「教材」にアップします。教室での資料配布は行いません。各自ダウンロードしてください。
・授業の進め方と方法については初回授業(オンラインで実施)で説明します。こちらの資料も上記と同様に「教材」に「ガイダンス資料」というファイル名で掲載する予定です。
・中間レポート課題のテーマはGoogle Classroomに掲載します。提出先もGoogle Classroomです。
・Google Classroomへの登録が別途必要となります。クラスコード等の詳細は学習支援システムの「お知らせ」に掲示します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:授業ガイダンス
第1章 マーケティング発想法
講義の進め方について説明します。
ニューコークとタイドを事例に、マーケティングの定義や目的、発想法を学びます。
2[対面/face to face]:第2章 マーケティング・ミックスによる顧客創造
キットカットを事例に、STPマーケティングとマーケティング・ミックス(製品、価格、チャネル、コミュニケーション)の基礎を学びます。
3[対面/face to face]:第3章 製品による顧客創造
マスキングテープ「mt」を事例に、新製品開発による顧客創造を学びます。
4[対面/face to face]:第4章 価格による顧客創造
ザ・プレミアムモルツを事例に、価格戦略による顧客創造を学びます。
5[対面/face to face]:第5章 チャネルによる顧客創造
ネスカフェ アンバサダーを事例に、流通チャネルの構築による顧客創造を学びます。
6[対面/face to face]:第6章 コミュニケーションにおける顧客創造
ヒートテックを事例に、消費者とのコミュニケーションによる顧客創造を学びます。
7[対面/face to face]:第7章 顧客理解
Ban汗ブロックロールオンを事例に、顧客理解のためのマーケティング・リサーチ(市場調査)を学びます。
8[対面/face to face]:第8章 関係構築
パズドラを事例に、企業と顧客間の継続的な関係構築の方法を学びます。
9[対面/face to face]:第9章 デジタル・マーケティング
ウコンの力を事例に、マーケティング活動におけるデジタルの活用方法を学びます。
10[対面/face to face]:第10章 ディマンドチェーン
カルビー ポテトチップスを事例に、在庫の管理方法とサプライチェーン・マネジメントを学びます。
11[対面/face to face]:第11章 ブランド構築
マンダム ギャツビーを事例に、ブランドを構築・維持・強化する方法を学びます。
12[対面/face to face]:第12章 営業活動
カゴメ 瀬戸内レモンを事例に、企業における営業戦略、営業活動の多様性を学びます。
13[対面/face to face]:第13章 マーケティングの戦略展開
花王 ヘルシア緑茶を事例に、市場分析とマーケティング戦略の立案方法を学びます。
14[対面/face to face]:第14章 社会共生
14章では、トヨタプリウスを事例に、マーケティングと社会との関わりを学びます。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
私たち消費者は、日々の暮らしの中で企業が提供するさまざまな製品やサービスを使っています。これは使用者としての立場ですが、授業では提供者の側、すなわち、マーケターの視点を持ってください。マーケティングは身近な学問です。自分がいつも使っている製品やサービスのマーケティングを通じて、理解が進むと思います。
テキスト(教科書)Textbooks
・石井淳蔵・廣田章光・坂田隆文編著『1からのマーケティング・デザイン』碩学舎(2016)
参考書References
・石井淳蔵・廣田章光・清水信年編著『1からのマーケティング 第4版』碩学舎(2019)
・和田充夫・恩蔵直人・三浦俊彦『マーケティング戦略第5版』有斐閣アルマ(2016)。
・西尾チヅル編著『マーケティングの基礎と潮流』八千代出版(2007)。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は、①+②の合計100点満点とし、60点以上が合格となります。
①中間レポート
・提出締め切り日の1ヵ月前にはテーマを発表します。
・40点満点で採点します。
<レポート提出の注意事項>
・レポート課題を作成する際の剽窃行為は厳に慎んでください。webなどから文章や図表、画像を引用する場合はURL、記事タイトル、アクセス日を明記してください。
・提出物のファイル名、本文の冒頭に学生証番号と氏名を記載してください。本科目には受講生が多数います。他の受講生の提出物と識別できるよう、各自このルールを守ってください。
・レポート課題は基本的に書かれた内容で評価しますが、指定文字数よりも少ない場合には減点の対象になります。
・中間レポート未提出の場合、成績評価に大きく影響しますので、必ず提出してください。
②学期末テスト
・学期末テストの期間中に教室にて実施するか、あるいは学習支援システムの「テスト/アンケート」にて実施するかについては現時点では確定できません。詳細は決まり次第、お知らせします。
・すべて3択形式、60点満点ですが、設問数等の詳細は未定です。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
この2年間、提出されたレポート課題については、一人ひとりに良い点、改善点などをフィードバックしました。多くの受講生から、次回レポートを書くときに役立てたい、参考にしますという反応がありました。一人ひとりの内容にあわせてコメントを書くのはとても時間がかかりますが、頑張ってフィードバックしたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
スマートフォンでは画面が小さく、視聴しづらいので、タブレットやノートPCなどを準備の上、受講するようお願いします。
その他の重要事項Others
・本科目は、マーケティング系の専門科目の基盤となる科目です。下記の関連科目を次年度以降履修することを予定している学生や、マーケティングに興味のある学生、マーケティング系のゼミに所属したいと考えている学生は受講することをお勧めします。
・メーカーのマーケティング本部広告制作部、広告会社の戦略プランニング室に計20年間勤務した経験を有する教員が、理論と実務の融合を目的に、毎回具体的な事例を取り上げて、マーケティングの本質について解説します。
関連科目
・マーケティング・マネジメント論I/II
・マーケティング・リサーチ論I/II
・消費者行動論I/II
・流通論I/II
・サービス・マネジメント論I/II