法務研究科Law School
LAW500A2（法学 / law 500）法情報調査Legal Research
中網 栄美子Emiko NAKAAMI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法務研究科Law School |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | V2221 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期集中/Intensive(Spring) |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1～2 |
| 単位数Credit(s) | 1 |
| 備考（履修条件等）Notes | 必修 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
実務基礎科目群 専門的技能教育 |
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Outline (in English)
[Course outline]
Legal Research is a subject to learn the practical skills necessary for studying the law. It includes the skills of searching, organizing and analyzing laws, ordinances, theories, etc.. It also includes the method of reading judicial precedents.
Legal Research is essential for law school students and then of course for legal professionals. So students should learn the subject firmly at the very beginning of their first year.
[Learning objectives]
The goals of this course are to
[1] acquire the professional skills in legal research
[2] develop the basic skills for creating legal documents, and
[3] improve applied ability to the changes of the law and the judicial system.
[Learning activities outside of classroom]
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content one-credit）.
[Grading Criteria /Policy]
Your overall grade in the class will be decided based on the following
[1] Term-end examination: 50%,
[2] Short reports & Presentations: 35%, and
[3] In-class contribution: 20%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
「法情報調査」とは、法令、判例、学説等の探索・整理・分析の技法、判例の意義・読み方等、法律を学ぶ上で必要な専門的技能を学ぶ科目である。
法科大学院で最初に必須となる技能であり、法曹実務を行う上でも基本となる技能であるため、初年度・集中授業の形で実施し、確実に習得する。
到達目標Goal
法曹としての最も基礎的な専門的技能を学ぶことを目的とする。
この授業を通じて、
・法情報調査（リーガル・リサーチ）の専門的技能を修得する
・法情報調査の技能を活用し、法文書作成やプレゼンテーションの能力を高める
・法情報調査の技能を応用し、法や法制度の変化に自ら対応できる能力を高める
ことができるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「ＤＰ１」と「ＤＰ２」と「ＤＰ３」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業は講義と演習を組み合わせて行う。
いずれの回にもノートＰＣ・インターネットを利用しての課題解決型・検索実習が含まれる（授業時にノートＰＣを持参すること）。
多様な資料・データベースを駆使して、“効率的な”リサーチができるよう訓練する。各自がリサーチ結果をまとめ、発表（ショートプレゼンテーション）を行う。
※2022年は対面授業を予定しているが、新型コロナウイルスの感染状況により教室での授業が難しい場合は、ZOOMを利用してのリアルタイム型オンライン授業を実施する。
※授業の初めに、前回の授業で提出された課題からいくつか取り上げ、
全体に対してフィードバックを行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：情報検索の確認
適切で効率的なリサーチのために各資料の種類や特徴、所在、リサーチの手法や手順などについて学ぶ。
〔準備学修等〕
ガイダンスで指示
予習課題あり。
第2回[対面/face to face]：法令調査１（法令集とリーガル・データベースほか）
法令の基礎知識（法令の種類・効力）を確認し、法令集やリーガル・データベースの利用方法について学ぶ。
〔準備学修等〕
ガイダンスで指示
第3回[対面/face to face]：判例調査１（裁判所の仕組みと判例の読み方）
判例の基礎知識（判例の役割・裁判の仕組み）を確認し、判例集やリーガル・データベースの利用方法について学ぶ。
〔準備学修等〕
ガイダンスで指示
第4回[対面/face to face]：判例調査２（判例や判例評釈の調べ方）
判例や判例評釈の調べ方、さらには審決・裁決等の調べ方について学ぶ。
〔準備学修等〕
ガイダンスで指示
第5回[対面/face to face]：法令調査２（法令沿革ほか）
法体系・立法過程・立法情報などを確認するとともに、条約や条例、通達・告示等の調べ方についても学ぶ。
〔準備学修等〕
第４回授業時に指示
（法令・判例に関する課題あり）
第6回[対面/face to face]：法文献調査１（行政情報及び企業情報の調査ほか）
行政機関が発する法情報（白書・統計、審議会・研究会情報等）をはじめ法律関連文献の調べ方について学ぶ。
［準備学習等］
第４回授業時に指示
第7回[対面/face to face]：法文献調査２（先端法学の視点から）
生活関連法・知的財産法・情報公開・公文書管理などの文献（データベース）の調べ方について学ぶ。
［準備学習等］
第４回授業時に指示
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
法情報調査における資料（紙媒体・電子媒体）は利用してこそ価値あるものである。「知っている」だけでは実務に生かせない。確実に「使いこなせる」ように、かつ、必要な情報更新を自分で行えるように、反復の学習が求められる。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
必要に応じてレジュメ等の資料を配布する。
参考書References
『リーガル・リサーチ（第５版）』（日本評論社、2016年）
『法情報の調べ方入門：法の森のみちしるべ（補訂版2刷）』（日本図書館協会、2019年）。
そのほか、必要に応じて授業時に紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業期間中における評価（平常点）
質疑応答 １５％
ショート・プレゼンテーション１５％（第６回・第７回授業時）
中間レポート（第４回授業時出題・第５回授業時提出） ２０％
期末レポート（第７回授業時出題） ５０％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
「特になし」（前年度のアンケート結果なし）
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業時にノートPC持参のこと。
その他の重要事項Others
予習課題・中間レポート・期末レポート作成にはPCによる基本的な文書作成技能（WORD・EXCELなど）が必要となる。
※授業は２日間の集中授業として実施する（第１日目：１限～４限／第２日目：１～３限）。１日でも欠席した場合、単位取得は不可となるので要注意。