法務研究科Law School
LAW500A2（法学 / law 500）クリニック３Legal Clinic Program 3
野嶋 愼一郎Shinichiro NOJIMA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法務研究科Law School |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | V2171 、V2172 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期・秋学期/Spring・Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～ |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 選択必修 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
実務基礎科目群 専門的技能教育 |
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Outline (in English)
This lecture is learned about defense activity of actual criminal case. I refer to trouble talk of the criminal case I experienced.
The aim of this lecture is to put on the basis which are the analysis power and interrogation technology etc.
In the case of each class, I make questions for a problem until the next time. It is necessary for the attendance student to perform preparations for lessons, a review enough.
Evaluation (1 questions and answers 20%, 2 problem evaluations 30%, 3 reports 50%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
刑事弁護の実務につき、当職が手掛けた事件等を題材として授業する。受講生が刑事実務の実際につき、基本的な知識と理解を得ることを目的とする。
到達目標Goal
受講生が、刑事弁護実務、刑事裁判における刑事法運用の実際について基本的な知識を得るとともに、理解を深め、実際に実務についたときに役立つ基本的なスキルを身につけることが到達目標である。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「ＤＰ３」と「ＤＰ４」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
具体的な題材をもとに、刑事弁護活動の内容等について、受講生への質問もなされ、活発な応答が期待される。また、各授業の際に、次回までの課題を出題するので、受講生は予習・復習を十分に行うことが必要である。提出された課題については、次回授業までに添削・返却し、次回授業内で講評する。
なお、期末レポート課題では、無罪事件に関する最終弁論要旨を起案させる。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：刑事弁護の基礎
被疑者・被告人の諸権利、
弁護人の地位・役割
第2回[対面/face to face]：被疑者の刑事弁護(1)
接見の留意点
初回接見の重要性
黙秘権等権利、刑事手続等の教示、事件に関するアドバイス
第3回[対面/face to face]：被疑者の刑事弁護(2)
模擬接見
模擬初回接見の実施
第4回[対面/face to face]：被疑者の刑事弁護(3）逮捕勾留対応
逮捕・勾留等に対する対応
第5回[対面/face to face]：被疑者の刑事弁護(4）違法捜査対応
違法捜査（別件逮捕勾留、余罪取調べ等）に対する対応
第6回[対面/face to face]：被疑者の刑事弁護(5）その他
接見禁止、接見指定等への対応
弁護人の調査準備活動
被害者との示談
第7回[対面/face to face]：保釈
具体例をもとに保釈の可否について考究する
第8回[対面/face to face]：第１審の弁護活動
(1)公判前整理
公判前整理手続の概略
弁護人の証拠開示請求
第9回[対面/face to face]：模擬法律相談
模擬法律相談の実施
内容証明郵便の起案
第10回[対面/face to face]：第１審の弁護活動
(2）冒頭手続・証拠意見
冒頭手続における注意
証拠能力と証拠意見
第11回[対面/face to face]：模擬示談交渉
模擬示談交渉の実施
第12回[対面/face to face]：第１審の弁護活動
(3）自白の任意性、信用性の弾劾
(4)第三者供述の信用性の弾劾
自白の任意性・信用性、被害者、目撃者等の信用性の弾劾について、具体例をもとに考究する
第13回[対面/face to face]：第１審の弁護活動
(5)弁護側の立証
弁護側の証拠請求
アリバイ、正当防衛、違法収集証拠、責任能力
第14回[対面/face to face]：第１審の弁護活動
(6）最終弁論
(7）裁判員裁判
情状事件、否認事件における最終弁論
裁判員裁判の手続の流れと弁護活動（冒頭陳述、弁論のやり方）
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義予定にしたがって、十分に予習をし、講義の後は復習を尽くすこと。本授業の準備学習・復習時間は各２時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
事前に配布ないし指示する
参考書References
刑事弁護実務（日本弁護士連合会）
類型別 刑事弁護の実務（新日本法規）
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業期間中における評価（平常点）
質疑応答 ２０％
課題の評価 ３０％
期末における評価
レポート ５０％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講師が実際に取り扱った刑事事件等の具体的事例をもとに考察してもらい、刑事弁護活動、事実認定などのおもしろさを体感してもらえるように心掛けたい。
その他の重要事項Others
第２回と第３回は，刑事事件に関連して，クリニック４と共同授業を行う。受講生は，模擬接見を体験する。
第９回，第１０回及び第１１回は，クリニック４と共同して民事事件に関する同一カリキュラムに取り組む。第８回は，クリニック４の受講生において、模擬法律相談を行い、クリニック３の受講生に対して内容証明郵便を送ってくる。第９回では、クリニック３の受講生において、それに対する模擬法律相談を行い、反論の内容証明郵便を作成、送付する。第１０回では，改めて相談者の意向を聴取して示談交渉の準備を整え，第１１回で，クリニック４の受講生と模擬示談交渉を行う（共同授業）。