法務研究科Law School
LAW500A2（法学 / law 500）刑事法演習Seminar on Criminal Law
野嶋 愼一郎Shinichiro NOJIMA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法務研究科Law School |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | V1951 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 3 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 選択 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
法律基本科目群（応用科目） 刑事系 |
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Outline (in English)
This lecture is put into effect targeted for the student studying a basis of Criminal law and Criminal Procedure Code. Work of the lawyer is to solve a legal question in the very front. The purpose of this lecture is a theory and a bridge of the business. I submit a problem beforehand and have a student draft it. Submission of the drafting is required. By the class, I evaluate drafting and argue about the solution to problem. Evaluation (1questions and answers20%, ２evaluation of problems40%, 3 reports 40%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
既に体得した刑法、刑訴法の理論、知識を前提として、具体的な事例問題（司法試験問題あるいは同レベルの問題）について、問題点の抽出、規範の定立と当てはめ、一定の結論を導くことを目的とする。
法律実務家の仕事は、目の前にある法律問題をいかに解決するかである。本講座では、理論と実務の架橋となるように、既に体得した理論、知識を、具体的な事例問題でどのように利用し、問題を解決していくのか、を学習する。
到達目標Goal
基礎的な知識が欠落していれば規範を定立することはできないし、基礎的な知識があいまいであれば説得的な表現はできない。
本講義では、具体的な事例問題の検討、表現を通じて、①問題点の抽出、規範の定立と当てはめについて自分なりの説得的な表現方法を身に付けること、②自分の欠点（基礎的な知識の欠落、不十分）を把握しそれを補充すること、を到達目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「ＤＰ１」と「ＤＰ２」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
事前に、課題を出題するので、期限までに起案を提出してもらう。
講義前に、評価した起案を返却し、講義用レジュメを配布する。
講義では、表現方法の確立という観点から、双方向の対話形式で、講義を進める。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：構成要件該当性（１）
不作為犯、因果関係
第2回[対面/face to face]：構成要件該当性（２）
故意・過失
錯誤論
第3回[対面/face to face]：違法性
正当防衛、緊急避難
正当行為
第4回[対面/face to face]：未遂
実行の着手時期
不能犯、未遂犯
第5回[対面/face to face]：共犯（１）
共同正犯、共謀共同正犯、狭義の共犯
第6回[対面/face to face]：共犯（２）
共犯と身分
共犯と錯誤
承継的共犯
第7回[対面/face to face]：個人的法益に対する罪（１）財産罪以外
殺人、遺棄、傷害
監禁、名誉毀損
第8回[対面/face to face]：個人的法益に対する罪（２）財産罪
窃盗、強盗、恐喝
横領、背任、詐欺
第9回[対面/face to face]：社会的・国家的法益に対する罪
放火
偽造
賄賂
第10回[対面/face to face]：捜査（１）
任意捜査と強制捜査
捜索・差押え
第11回[対面/face to face]：捜査（２）
逮捕、勾留
自白の証拠能力
第12回[対面/face to face]：公訴提起
訴因と公訴事実
訴因の特定・明示
第13回[対面/face to face]：公判
訴因変更
第14回[対面/face to face]：証拠
証拠の関連性
伝聞法則・伝聞例外
違法収集証拠
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前に、課題を出題するので、期限までにレポートを提出すること。
講義後に、自分の弱点（基本的知識不足、表現力不足）を把握して、それを補充、復習すること。本授業の準備学習・復習時間は各２時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特に指定しない。
参考書References
島田聡一郎他「事例から刑法を考える」（有斐閣）
古江頼隆「事例演習刑事訴訟法」（有斐閣）
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業中における評価（平常点）
授業での質疑応答 ２０％
課題の評価 ４０％
期末における評価
レポート ４０％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
参考となる判例・文献を配布して、受講生の理解を深めたいと考えている。