社会学部Faculty of Social Sciences
FRI200ED(情報学フロンティア / Frontiers of informatics 200)メディア分析実践Media Analysis Practicum
特講(メディア分析実践)
小林 直毅Naoki KOBAYASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | LD208 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) | |
カテゴリー(2018~2021年度入学者)Category (2018~2021) | |
カテゴリー(2017年度以前入学者)Category (~2017) | |
コース・プログラム名Course/Program name |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Course outline:
While analyzing and reconstructing the TV archive of "Minamata", we will envision a plan for a TV documentary as a record and memory of "Minamata".
Learning objectives:
We will analyze and reconstruct the TV archive of "Minamata" and make a plan for a TV documentary as a record and memory of "Minamata".
Learning activities outside of classroom:
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading Criteria /Policies:
The evaluation is based on the report of the analysis results using the "Program Analysis Sheet" (50%) and the degree of achievement of the term-end tasks (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
法政大学環境アーカイブズに構築された「放送アーカイブ」と地域民放局との連携によって「水俣」のテレビアーカイブを分析、再構築するとともに、「水俣」の記録と記憶としてのテレビドキュメンタリーの企画案を構想します。
到達目標Goal
長い時間をかけて「近代とは何か」を問いつづけている「水俣」の「記録と記憶」を考えることは、メディアの可能性と課題を考えることです。その一環として、水俣病事件研究の成果をはじめとして、写真や文学作品とテレビドキュメンタリー・アーカイブとの相互作用にによる「水俣」の「記録と記憶」の可能性と課題を明らかにし、近現代社会を問うドキュメンタリーの企画を構想できるようになることが到達目標です。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち,DP1・DP2・DP3・DP4・DP12に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
法政大学環境アーカイブズに構築された「放送アーカイブ」が所蔵する16編のドキュメンタリー番組を対象として、それらを構成するシーンが、「水俣」の何を、どのように記録し、そうしたシーンにどのような「水俣」の記憶としての可能性があるのかを分析し、その結果について学生相互の議論を重ねていきます。対象としたドキュメンタリー番組ごとに分担を決めて「番組分析シート」の提出を求めます。これらについて授業内で講評、解説するだけでなく、受講者相互間でも議論します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
この授業の概要とねらい。
第2回[対面/face to face]:テレビドキュメンタリー・アーカイブとは何か
「記録と記憶」としてのテレビアーカイブをとらえる視点を形成する。
第3回[対面/face to face]:「水俣」のテレビドキュメンタリー史(1)
1970年代までの「水俣」のテレビドキュメンタリーを概説する。
第4回[対面/face to face]:「水俣」のテレビドキュメンタリー史(2)
1980~1990年代の「水俣」のテレビドキュメンタリーを概説する。
第5回[対面/face to face]:「水俣」のテレビドキュメンタリー史(3)
2000年代以降の「水俣」のテレビドキュメンタリーを概説する。
第6回[対面/face to face]:近代という名の「水俣」の変貌(1)
水俣病事件の長い時間の記録と記憶を構成する。
第7回[対面/face to face]:近代という名の「水俣」の変貌(2)
失われた「水俣」の生活と文化の記録と記憶を構成する。
第8回[対面/face to face]:水俣病という苦難とは何か(1)
水俣病患者と家族の苦難の記録と記憶を構成する。
第9回[対面/face to face]:水俣病という苦難とは何か(2)
言葉を奪われる患者と家族の記録と記憶を構成する。
第10回[対面/face to face]:加害としての「豊かさ」(1)
潜在化の力学、抑圧と排除の構造の記録と記憶を構成する。
第11回[対面/face to face]:加害としての「豊かさ」(2)
加害・原因者としての企業と国の記録と記憶を構成する。
第12回[対面/face to face]:水俣病事件の「解決」、患者の「救済」とは何か(1)
「水俣」の混迷の記録と記憶を構成する。
第13回[対面/face to face]:水俣病事件の「解決」、患者の「救済」とは何か(2)
「近代」への問いの記録と記憶を構成する。
第14回[対面/face to face]:「水俣」に耳を澄まし、その声を語り、描く
「水俣」のテレビドキュメンタリー・アーカイブの可能性と課題を考える。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
取り上げる16編のドキュメンタリー番組は全員が必ず視聴することが必須です。また、参考文献、資料を精読することも必須です。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。毎回の授業の前後でこれらができていなければ、ほぼ毎回提出を求められる「番組分析シート」も期末課題もけっして作成できませんので、単位取得はできません。
テキスト(教科書)Textbooks
とくに指定しません。
参考書References
授業のなかで随時提示します。これを読むことがドキュメンタリー番組の視聴とともに履修上必須です。
成績評価の方法と基準Grading criteria
「番組分析シート」による分析結果の報告(50%)と、期末課題(50%)の達成度で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
リアクションペーパーと期末課題以上に、授業改善アンケートなどによって気づかされたようなことはありません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
MP4形式の動画の編集ができるPCと、この授業専用に32Gバイト以上のUSBメモリー等の記録媒体を準備してください。