社会学部Faculty of Social Sciences
SOC100EC（社会学 / Sociology 100）文化社会学ＡSociology of Culture A
特講（文化社会学）
武田 俊輔Shunsuke TAKEDA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | LB300 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリーCategory | 講義・実習科目 |
| カテゴリー（2022年度以降入学者）Category (2022～) | |
| カテゴリー（2018～2021年度入学者）Category (2018～2021) | |
| カテゴリー（2017年度以前入学者）Category (～2017) | |
| コース・プログラム名Course/Program name |
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Outline (in English)
This lecture analyze our daily lives from sociology of culture and historical sociology while referring to the viewpoint shown by Kunio Yanagida. It explains how we can apply his perspective to the analysis of contemporary daily life, and intends to give students perspectives to clarify the structure of everyday life.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
私たちの日常や暮らしに文化社会学・歴史社会学の観点から光を当てる。一般的には「民俗学者」として考えられている柳田國男の『明治大正史世相篇』や他の幾つかの著書を手がかりに、私たちの日常の衣食住、人間同士の生活や文化のありように刻印された歴史性や社会性を分析する視点を学ぶ。その視角を現代にどう応用できるか説明することで、学生が具体的な生活の場から出発して「社会」のしくみを明らかにするための視点を身につけられることを目的としている。
到達目標Goal
日常の生活や文化に対して（文化）社会学的な分析がどのような新たな見方をもたらすものなのか、何気ない暮らしの一コマからいかにして「社会」の姿を映し出すことができるのかを理解すること。
また講義内で示した視点を自分なりに活用して、日常生活についての文化社会学的な分析を実践できるようになること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち，DP1・DP3・DP8・DP10に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
この講義は対面を予定しているが、感染状況によって大学の方針でオンデマンドになる可能性がある。変更がある場合はその都度、学習支援システムで連絡する。
受講生は、事前に指定する『明治大正史世相篇』の該当ページや、事前に配信する資料を予習し、読了していることを前提とする。毎回の資料の前半では、柳田の『明治大正史世相篇』をはじめとする幾つかのテクストから見出される日常生活の分析視角を発見し、読みといていく。その上で後半では、そうした視角から現代の私たちの生活を分析し、それによってどんなことが明らかになるかについて考えていく。
毎回、受講生各自にリアクションペーパーを提出してもらい、翌週の講義冒頭で代表的なものや興味深いものをピックアップしてフィードバックする。
なお授業計画は授業の展開によって，若干の変更があり得る。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：「日常」の文化社会学
柳田國男『明治大正史世相篇』から考える
2[対面/face to face]：木綿以前の事
衣服・靴をめぐる模索と#KuToo
3[対面/face to face]：食物の個人自由
コンビニなのに「お母さん食堂」
4[対面/face to face]：家と住心地
「心の小座敷」をめぐって
5[対面/face to face]：風光推移
メディアを通じた風景の創出
6[対面/face to face]：新交通と文化輸送者
移動をめぐる社会学
7[対面/face to face]：旅行の進歩及び退歩
夜行バスとハッシュタグが開く「旅行道」
8[対面/face to face]：酒
酒をめぐる社交の変容
9[対面/face to face]：恋愛技術の消長
若者組からマッチングサイトまで
10[対面/face to face]：家永続の願い
家の分裂・孤独な死
11[対面/face to face]：労力の配賦
「ハケン」の困難
12[対面/face to face]：貧と病
所得の格差・希望の格差
13[対面/face to face]：言葉としぐさの近代
「言えない人」のための民主主義
14[対面/face to face]：まとめ
「実用の学」としての文化社会学
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回で使用するテクストはその前の回の講義内で提示する。事前に読んできた上で講義に臨むこと。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
柳田國男,1930→1993,『明治大正史世相篇』講談社学術文庫．
参考書References
菊地暁,2022,『民俗学入門』岩波書店．
佐藤健二,2015,『柳田国男の歴史社会学：続・読書空間の近代』せりか書房．
他についてはその都度、指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
リアクションペーパーの内容（39%）
最終レポート（61%）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
対面を前提とした講義となることとあわせ、学生の反応や直接のリアクションにより対応した形で、講義を進めていく。