社会学部Faculty of Social Sciences
SOC300EC（社会学 / Sociology 300）社会調査実習Field Research Methods
池田 寛二Kanji IKEDA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | LB027-a |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリーCategory | 講義・実習科目 |
| カテゴリー（2022年度以降入学者）Category (2022～) | |
| カテゴリー（2018～2021年度入学者）Category (2018～2021) | |
| カテゴリー（2017年度以前入学者）Category (～2017) | |
| コース・プログラム名Course/Program name |
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Outline (in English)
This class mainly focuses on Hachioji City, Machida City, and Sagamihara City, and conducts a qualitative social research mainly on how various actors, such as residents, local governments, and business persons, are tackling the current issues of population decline. The purpose of this class is to enhance students' ability to do research on community issues sociologically through active learning called social research.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
現代日本の地域社会は農村地域はもとより都市部においても急激な人口減少に直面している。そのため、人口減少に抗するにしても適応するにしても、いかに地域社会の持続可能性を高めることができるかが、あらゆる地域社会の喫緊の課題となっている。この授業では、八王子市、町田市、相模原市を主な対象として、住民や行政や企業など多様なアクターが人口減少の現状と課題に対してどのように取り組んでいるかを、主として質的社会調査の方法（参与観察、インタビュー調査、ドキュメント分析など）を駆使して解明し、社会調査というアクション・リサーチを通して、地域課題とその解決の方向性を社会学的に考え実践する能力を高めることを目的とする。なお、調査の具体的なテーマ設定には、2020年度と同様、もしくはそれ以上に、新型コロナウィルスの感染拡大が地域社会に及ぼした影響や変化が色濃く反映されることを想定している。
到達目標Goal
具体的な問題を抱える地域社会の実態と政策課題をフィールドワーク型の社会調査によって把握・分析することを通して，学生に社会調査の全プロセスを経験させ，質的調査法を実践的に習得させることを到達目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち，DP2・DP3・DP4・DP9・DP10に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
この授業は以下の大きく４つの段階に沿って進められる。
１：社会調査を実施する（「実査」する）ことの意味に関する基本認識を共有する。
２：社会調査を設計・計画する。（「フィールドノーツ」の重要性と作成法、基礎資料・基本情報の共有化、調査テーマの確定、調査地域の選定、調
査対象の確定、仮説の定立、調査方法の確定、質問項目の整理、質問文の作成、インタビューマニュアルの作成、調査スケジュールの作成、調
査対象者とのアポイントメントの心得の共有、インタビュー記録・観察記録のフォーマットの共有、収集した質的調査データの処理・分析の手法
、報告書の作成法、「調査倫理」としての対象者・協力者への結果報告の心得）
３：社会調査を実施（実査）する：２の設計・計画に応じて現地調査（フィールドワーク）を実践する。
４：調査結果のまとめと報告書作成：調査結果をまとめ調査対象者・協力者に報告する。
上記の４つの段階ごとに課題レポートを指示し、その結果に対する教員の評価をフィードバックしたうえで次の段階に進む。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回目[対面/face to face]：序論、教員および参加学生の自己紹介
調査実習の趣旨の共有
2回目[対面/face to face]：先行研究から学ぶ（１）
文献講読により、調査の方法と成果を読み解く
3回目[対面/face to face]：先行研究から学ぶ（２）
文献講読により、調査の方法と成果を読み解く
4回目[対面/face to face]：先行研究から学ぶ（３）
文献講読により、調査の方法と成果を読み解く
5回目[対面/face to face]：先行研究から学ぶ（４）
文献講読により、調査の方法と成果を読み解く
6回目[対面/face to face]：先行研究から学ぶ（５）
文献講読により、調査の方法と成果を読み解く
7回目[対面/face to face]：予備調査（１）
調査地に関する基礎資料の収集と講読
8回目[対面/face to face]：予備調査（２）
調査地に関する基礎資料の収集と講読
9回目[対面/face to face]：予備調査（３）
調査地に関する基礎資料の収集と講読
10回目[対面/face to face]：予備調査（４）
調査地に関する基礎資料の収集と講読
11回目[対面/face to face]：予備調査（５）
調査地に関する基礎資料の収集と講読
12回目[対面/face to face]：現地予備調査の実施（１）
地元の関係者を担当とするインタビュー
13回目[対面/face to face]：現地予備調査の実施（２）
地元の関係者を担当とするインタビュー
14回目[対面/face to face]：現地予備調査の実施（３）
地元の関係者を担当とするインタビュー
15回目[対面/face to face]：現地予備調査の成果のまとめ
インタビュー結果の整理と共有、秋学期における本調査への留意点の確認
16回目[対面/face to face]：本調査の計画と準備（１）
本調査における調査項目と調査方法の確認、マニュアル作成
17回目[対面/face to face]：本調査の計画と準備（２）
本調査における調査項目と調査方法の確認、マニュアル作成
18回目[対面/face to face]：本調査の計画と準備（３）
本調査における調査項目と調査方法の確認、役割分担とスケジュール作成
19回目[対面/face to face]：本調査の計画と準備（４）
本調査における調査項目と調査方法の確認、分担とスケジュール作成、アポイントメント
20回目[対面/face to face]：本調査の実施（１）
現地調査の実施、その都度報告、報告書の執筆を同時並行で進める
21回目[対面/face to face]：本調査の実施（２）
現地調査の実施、その都度報告、報告書の執筆を同時並行で進める
22回目[対面/face to face]：本調査の実施（３）
現地調査の実施、その都度報告、報告書の執筆を同時並行で進める
23回目[対面/face to face]：本調査の実施（４）
現地調査の実施、その都度報告、報告書の執筆を同時並行で進める
24回目[対面/face to face]：本調査の実施（５）
現地調査の実施、その都度報告、報告書の執筆を同時並行で進める
25回目[対面/face to face]：本調査の実施（６）
現地調査の実施、その都度報告、報告書の執筆を同時並行で進める
26回目[対面/face to face]：本調査の実施（７）
現地調査の実施、その都度報告、報告書の執筆を同時並行で進める
27回目[対面/face to face]：調査結果のまとめ（１）
各自の調査結果の整理と共有、報告書の編集
28回目[対面/face to face]：調査結果のまとめ（２）
報告書の原稿完成
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。また、調査対象地に関する自発的な資料・情報収集活動を主な宿題とします。
テキスト（教科書）Textbooks
過去の池田が担当した社会調査実習の報告書＝池田寛二他編著『首都圏山村社会の現状と課題』（１）～（４）（2005年度～2009年度）・『首都圏農山村社会の現状と課題』（１）（２）（３）（2013年度～2015年度）
参考書References
日本村落研究学会編『むらの社会を研究する』（農山漁村文化協会,2006年）、
地域社会学会編『キーワード地域社会学』（ハーベスト社,2006年）、
池田寛二「制度資本としてのコモンズー政令指定都市の中の山村社会を事例としてー」宇沢・関編『社会的共通資本としての森』第８章（東京大学出版会、2015年）など
成績評価の方法と基準Grading criteria
調査活動への参加度・貢献度（40％）、調査手法の習熟度（20％）、調査報告書の内容（40％）を主な評価基準とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。