社会学部Faculty of Social Sciences
ECN200EB(経済学 / Economics 200)国際経済論ⅠThe International Economy I
増田 正人Masato MASUDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | LA310 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 【成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生への案内】履修年次は2~4年 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) | |
カテゴリー(2018~2021年度入学者)Category (2018~2021) | |
カテゴリー(2017年度以前入学者)Category (~2017) | |
コース・プログラム名Course/Program name |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
From the standpoint of considering the international economy as one world economic system, the purpose of this lecture is to study the changes in the international economic system after World War II, focusing on the US economy, and explain the European economy and the economies of developing countries in relation to the world economy.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
現代の国際経済は様々な経済主体によって形成されており、国際経済を各国、各地域の特殊性を捨象した抽象的なレベルでの国民経済の集合としてみなすだけでは、複雑な現実を理解することは困難である。この講義では、国際経済を一つの世界経済システムを構成するものとしてとらえ、現代世界経済の諸特徴を明らかにすることを目的にする。
国際経済論Ⅰでは、第二次世界大戦後の国際経済体制の変化をアメリカ経済を中心にして説明し、それとの対比と関連の中で、欧州経済と発展途上国の経済を説明する。秋学期の理論的な解説と合わせて世界経済の概観をもてるようにする。
到達目標Goal
パックスアメリカーナと呼ばれた戦後の世界経済秩序の内容について理解できる。
その中でアメリカが果たしてきた役割、また、現在のアメリカの地位についても理解することができる。また、EUの成立と発展、南北問題といわれるグローバル経済の不均衡について、相互関係の中で理解できる。
それらを身につけることで、国際経済に関するニュースを単なる出来事としてではなく、因果関係の中で理解できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち,DP1・DP3・DP6・DP7に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業形態は講義形態です。
対面授業で行いますが、感染状況によって、オンラインに切り替えます。オンラインの場合は、リアルタイムのオンライン授業の形式で行います。
この講義は春学期・秋学期を通じて履修することが望ましい科目です。
事前に、学習支援システムに、レジメ、図表等をアップしておきます。画面上で同時に見られない場合、授業前にプリントアウトするなど、授業時に参照できるようにしておいてください。
講義では、毎回、講義後に小課題を提出します。次回の講義時に、その課題に対する講評や解説も行うことで復習をし、次の講義を始めるという形で進めていきます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
イントロダクション[対面/face to face]:国際経済秩序とグローバル経済
授業全体の進め方の解説、国際経済、世界経済との相違、国際経済秩序とグローバル経済
2回[対面/face to face]:アメリカってどんな国?
アメリカという国家の特徴とアメリカの国際経済秩序への関わり
3回[対面/face to face]:アメリカと国際経済秩序①
戦後構想とパックス・アメリカーナの基本的枠組み
4回[対面/face to face]:アメリカと国際経済秩序②
パックス・アメリカーナの変容と変動相場体制
5回[対面/face to face]:アメリカと国際経済秩序③
レーガノミックスからニュー・エコノミーへ
6回[対面/face to face]:アメリカと国際経済秩序④
アメリカ経済の「再生」と新たなグローバル経済秩序
7回[対面/face to face]:EU①
EEC成立から欧州統合へ
ECSC、EEC、EURATOM
EC
8回[対面/face to face]:EU②
92年欧州統合とEU
停滞する欧州
マーストリヒト条約
共通通貨ユーロの導入
9回[対面/face to face]:EU③
EUの発展と動揺
加盟国の拡大
EUの発展と統合の深化
イギリスの離脱
10回[対面/face to face]:南北問題①
植民地体制の崩壊と工業化
輸入代替工業化
輸出志向工業化
UNCTAD
11回[対面/face to face]:南北問題②
NICsと累積債務問題
新興国の工業化
ユーロ市場の役割
累積債務問題
12回[対面/face to face]:南北問題③
新興市場諸国と南北問題の今
東アジアの奇跡
中国の経済成長
アフリカ諸国の今
13回[対面/face to face]:WTO体制とグローバル経済
WTO体制とグローバル経済
まとめ[対面/face to face]:今日のグローバル経済
今日のグローバル経済
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義の前に、テキストを読み、配布されたプリント、レジメを読んでおくこと。
講義の後に、課題を提出するとともに、再度テキストを読み、自分のノートを整理すること。
本授業の準備・復習時間は、各2時間、合計で4時間になります。
テキスト(教科書)Textbooks
半期の講義を通じて、単一の教科書は使用しないが、以下のテキストの関連する章を必要に応じて使用する。
『現代アメリカ政治経済入門』河﨑信樹・河音琢郎・藤木剛康編、ミネルヴァ書房、2021年。
『現代国際金融論』(第4版)上川孝夫、藤田誠一編、有斐閣、2012年。
『国際経済政策論』新岡智、板木雅彦、増田正人編、有斐閣、2005年。
『現代世界経済をとらえるVer5』石田修、板木雅彦、櫻井公人、中本悟編、東洋経済新報社、2010年。
参考書References
教科書の中で授業時に参照しなかった章についても読んでおくことを進める。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は提出されたレポート課題と期末試験によって行います。
授業後に提出する小課題 30%
レポート 20%
定期テスト 50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
リアルタイムでのオンライン授業の場合、復習のために、録画もしてほしいということでしたので、昨年は録画も行って公開することにした。ただし、公開期間は限定することにした。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
資料配布、課題提出等のために学習支援システムを使います。
その他の重要事項Others
春・秋学期を通じて、国際経済論Ⅰ、Ⅱを履修することが望ましい。
この授業は、歴史的な発展を追って説明する形になるが、その説明において、理論的な部分は国際経済論Ⅱを履修してはじめて理解できることもあるので、国際経済論Ⅱを履修することが必要である。もちろん、テキストを事前に読み、理論的な学習をして講義に臨むというのが望ましいことはいうまでもない。
授業計画は現実の国際経済の展開によって、変更することもある。