通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
LAW200TB(法学 / law 200)法律学特講(大阪市スクーリング)Special Study in Law
宇田川 幸則Yukinori UDAGAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | 80003 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 大阪市 |
期間Period | |
定員Capacity | |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込関連頁を参照 |
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Outline (in English)
Modern Chinese Law = This is a course on the Laws of the People’s Republic of China. The course aims to overview modern Chinese law, not to look at the details of specific laws and cases. The objective is for students to use law as a gateway to looking at Chinese society, understand Chinese culture, and explore the relationship between law and the everyday lives of Chinese people.
Before each class meeting, students will expected to have read the relevant chapters from the textbook. Your requierd study time is at least two hours for each class meeting.
Grade evaluations will be conducted via written exams only.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
現代中国法=中華人民共和国法の講義を行います。この講義では,現代中国法を概観することを課題としますが,個別具体的な法律の細部にわたって,どのような規定が設けられているかを学ぶことが目的ではありません。この講義をつうじて,受講生の皆さんが法を切り口として中国社会をながめ,中国文化を理解すること,中国の人々の暮らしと法との関係を探求することを目的とします。 講義では,まず予備的考察として,現代中国法を理解するために必要とされる基本情報および現代中国法の前史(清末~中華民国期)を簡単に講じた後,現代中国法の歴史,憲法・民法などの個別部門法,司法制度等を取り上げる予定です。
到達目標Goal
本講義を受講した皆さんが、本講義をつうじて現代中国における法と社会の特徴を理解することを目的とします。
具体的には、現代中国法についての基礎的な知識を身につけると同時に、その背景となっている社会的・地理的・歴史的・経済的問題などに関する理解を深めることです。
それにより、本講義で触れることができなかった(あるいは日々発生し続ける新たな)問題や現象が、いかなる原理によってもたらされているかを理解し、他者に説明することができるようになるでしょう(これは最終的な到達目標といえます)。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
通常の講義形式で行います。
レジメ(プリント)を配布するとともに、適宜、スライドや関連資料の提示を行います。
試験結果のフィードバックについては,試験終了後に講評・解説等を個人webに掲載することにより、受講者に通知します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:予備的考察
現代中国法を理解するために必要とされる基本情報を概観します。→資料は別途配布します。
第2回[対面/face to face]:現代中国法の前史
1920年代から中華人民共和国建国までの中国法の歴史を概観します。→教科書第1章
第3回[対面/face to face]:現代中国法の歴史
1949年以降今日まで(とくに政治運動に揺れ動いた50年代後半から70年代中期を中心に)を概観します。→教科書第2章
第4回[対面/face to face]:憲法1
現行憲法について、国家機構(統治機構)を中心に概観します。→教科書第3章
第5回[対面/face to face]:憲法2
現行憲法について、市民の権利と義務を中心に概観します。→教科書第3章
第6回[対面/face to face]:司法制度1
裁判制度を中心に概観します。→教科書第8章・第10章
第7回[対面/face to face]:司法制度2
中国の多元的紛争解決システムについて概観します。→教科書第10章
第8回[対面/face to face]:市民生活と法
婚姻法、相続法、社会保障制度などについて概観します。→教科書第7章
第9回[対面/face to face]:少数民族をめぐる法
中国の少数民族を取り巻く環境と、その法的諸問題について講義します。→資料は別途配布します。
第10回[対面/face to face]:経済発展の光と影
環境問題、都市問題、格差問題など、経済発展に伴い顕在化してきた諸問題について概観します。→資料は別途配布します。
第11回[対面/face to face]:伝統中国法と現代中国法
伝統中国法(清朝以前の法)と現代中国法との連続性について、韓非子を代表とする法家思想を軸に講義します。→資料は別途配布します。
第12回[対面/face to face]:全体のまとめ、試験、試験の解説
これまでの講義全体をまとめた上で筆記試験を実施します。試験終了後に試験に関する解説を行います。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義までに指定教科書の該当部分もしくは別途配付資料を読んでおいてください。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
高見澤磨ほか『現代中国法入門[第8版]』(有斐閣,2019年)
参考書References
講義の中で適宜ご紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
最終時限に実施される試験の結果(100%)のみに基づいて成績評価を行います。
試験は論述式で行います。
到達目標の達成の程度および現代中国における法と社会に関する基礎的な知識を正確に理解しているか否かで評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
初年度につき該当しません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
とくにありません。
その他の重要事項Others
万一オンライン実施に変更となった場合、ZOOMを使用してリアルタイムで授業を行う予定です。