通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
MAN200TG(経営学 / Management 200)経営学特講【商社活動とCSRⅡ (事業活動と環境・CSRリスク)】(秋期スクーリング)Special Study in Management
小林 一夫Kazuo KOBAYASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | 28002 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | |
科目種別Class Type | |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 秋期 |
期間Period | 秋期 |
定員Capacity | |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講手続き等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
General Trading Firm (Sogo-Shosha) Business and CSR Ⅱ(Due attention to environmental risk, as well as to CSR risk)
Management based on a sound vision of CSR (Corporate Social Responsibility) is indispensable for every business. We learn management organization theory of Sogo-Shosha as a representative example of a Japanese company. When considering externality issues, one of the top priorities to be addressed is environment-related. In addition, we will learn "risk management" to avoid possible environmental problems and big CSR issues. For sound corporate management, we will learn to acquire a basic perspective to mitigate risk.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
商社活動とCSR Ⅱ (事業活動と環境・CSRリスク)
変化が常態である今日、企業の社会的責任(CSR)に機軸をおく健全なビジョンに基づく事業活動を行うことが、企業の経営に必須です。外部性の問題と広くはとらえられる環境問題ですが、甚大な影響を与えうる環境事故の発生を想起するまでもなく、グローバルでの企業活動において環境リスクに起因するマイナスの影響をできる限り回避し、顕在化することが、責任ある企業経営には欠かせません。事業活動と環境・CSRリスクについて、総合商社における具体的事例等から基本的見方とあるべき問題意識について学習します。
到達目標Goal
総合商社のグローバル企業活動における環境・CSRリスクについて、具体的事例等を学ぶことで基本的な知識を整理し、概要を理解できるようにします。そして、社会的責任を基軸にした企業経営についての考え方の基本を理解し深められるようにします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「経済学科:DP2」「商業学科:経営学・商学, 自由な発想と柔軟な判断ができる能力」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
対面授業の際は、テキストに加えて、Power Pointやレジメを使い講義形式で進めます。レジメ・資料はプリント配布します。双方向のコミュニケーションを図り基本的理解を深めるため、その日の授業の内容について短い感想や質問の提出を求めることがあります。
授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいく
つか取り上げ、全体に対してフィードバックを行います。
リアクションペーパー等における良いコメントは授業内で紹介し、さら
なる議論に活かします。
オンライン授業に移行した際には、Zoom形式で授業を行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:事業活動と環境・CSRリスク
講義内容のガイダンス
第2回[対面/face to face]:社会的責任の観点から企業経営入門
企業経営とは、についての基本的知識を得ます
第3回[対面/face to face]:企業の社会的責任(CSR)
企業の社会的責任(CSR)概念を理解するように努めます
第4回[対面/face to face]:「環境問題」「環境とは」、及び「リスクとは」何か
公害問題を含め環境問題の歴史から環境リスクをレビューし、環境,リスク,環境リスク・CSRリスクについて基本的知識を得、整理します
第5回[対面/face to face]:事業活動と環境リスク その①
総合商社の現場とリスク認識、外部性について
第6回[対面/face to face]:事業活動と環境リスク その②
総合商社のグローバル関係会社と総合商社の事業展開事例から、リスク認識と対応の基本を学びます
第7回[対面/face to face]:環境影響評価、及び環境政策
環境リスクの把握と整理
第8回[対面/face to face]:環境マネジメントシステムの戦略的活用 その①
ISO14001環境マネジメントシステム規格等について
大規模な企業と中小規模の企業のあるべき環境マネジメントシステムについて
第9回[対面/face to face]:環境マネジメントシステムの戦略的活用 その②
総合商社における環境マネジメントシステムの活用、及び事業推進と環境対応・遵守体制の構築について
第10回[対面/face to face]:環境リスク、外部ステーク・ポルダーに対する開示
サステナビリティ・レポート(三井物産)等を参照することで「開示・説明責任」について基本的考え方を理解します
第11回[対面/face to face]:資源循環
「有限な地球」
廃棄物の低減と3R(スリーアール)
第12回[対面/face to face]:気候変動問題への対応とエネルギー問題
温暖化問題と、日々の生活及び産業活動を支えるエネルギー問題について
第13回[対面/face to face]:生物多様性と生態系の保全
環境リスクの観点から生物多様性について
第14回[対面/face to face]:商社活動とCSR Ⅱ 事業活動と環境・CSR リスク[まとめ]
環境・CSRリスクとグローバル企業活動に関し、講義全般をまとめ、理解を深められるようにします
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
第三版『商社活動と企業の社会的責任』(図書文化社刊、小林一夫著)の「まえがき」、序章、第3章、第6章、第7章、第10章を授業計画に沿い事前に準備学習として読むことを推奨します。理解し難い箇所については、疑問点を整理し授業に臨むようにして下さい。
日経新聞等を丹念に読み、経済社会情勢をできる限り幅広く把握することを推奨します。
復習ではその日の授業で学習したテーマについて、自身の立ち位置からの考え方や問題意識を整理するようにして下さい。
本授業の準備・復習時間は、少なくとも4時間/週とるようにして下さい。
テキスト(教科書)Textbooks
第三版『商社活動と企業の社会的責任(儲けるだけでは破滅につながる)』[図書文化社刊、小林一夫著、2021年10月1日付 第三版、1,600円+税]
参考書References
環境学 21世紀の教養『京都大学で環境学を考える研究者たち』編 朝倉書店、
『失敗学のすすめ』 畑村洋太郎、講談社
『テキスト経営学[第3版]』 井原久光、ミネルヴァ書房
その他必要に応じて、講義時に適宜指示します
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験: 70%
平常点: 30%
授業の内容について短い感想の提出をもとめることがあります。その際、積極的な意見や質問がなされ授業に活かせたときは加点対象とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
テキストの関連個所を授業の進捗に合わせ示すことで、関連知識の整理により役立てるようにします。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
必要に応じてZoom 及びスクリーン・DVDを使い講義を進めます。
その他の重要事項Others
[商社活動と CSR Ⅱ(事業活動と環境・CSR リスク)](秋期スクーリング) から初めて受講する方は、第三版『商社活動と企業の社会的責任』(図書文化社、2021年10月刊)の第1章、第2章に目を通しておくことを推奨します。
関連の深いコース:経営学特講「商社活動とCSR Ⅰ(春期スクーリング)」