通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
ECN200TF,ECN300TG（経済学 / Economics 200 , 経済学 / Economics 300）財政学B／Ⅱ(秋期スクーリング)Public Finance B／Ⅱ
島澤 諭Manabu SHIMASAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | 27001/28001 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | |
| 科目種別Class Type | |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 秋期 |
| 期間Period | 秋期 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講手続き等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
The aim of this course is to help students learn about the role of the government in the market-oriented economy after taking into consideration the basic theory on the economic activities of the government.
This will also help you to predict the effects of fiscal policy to your life at a much deeper level.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
日本財政は現在、（１）少子化、高齢化の進展への対応、（２）財政健全化への対応、（３）世代間格差是正、といった多くの課題を抱えています。
本講義では、政府の経済活動に関する実態及び基礎的理論について踏まえた後、市場主義経済における政府の役割などについて学習します。
到達目標Goal
市場主義経済における政府の役割について、どのような考え方があるのかを理解する。また、日本の財政が直面している問題をデータ等により客観的に把握する。その上で、政府の役割と日本の財政がどうあるべきかについて、自分なりの意見を持てるようになるための論理的思考力、分析能力を身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「経済学科：DP1, DP3, DP4」「商業学科：経済学」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
最新の経済・財政情勢を踏まえながら、わが国財政が直面している課題について、官公庁や、民間シンクタンク等の統計データ、報告資料、並びに新聞・雑誌等のメディア媒体等を活用しつつ、具体的に取り上げます。
授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。
なお、オンライン授業に移行した際には、動画配信型の授業を行う予定です。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
財政学とは何か
政府の４つの機能
第2回[対面/face to face]：政府の経済活動その１
日本財政の規模
国民負担率
第3回[対面/face to face]：政府の経済活動その２
小さな政府と大きな政府
福祉レジーム論
第4回[対面/face to face]：租税理論その１
租税原則、租税の公平性
第5回[対面/face to face]：租税理論その２
消費税、所得税、税の帰着
第6回[対面/face to face]：財政政策の効果その１
国民所得決定の理論
第7回[対面/face to face]：財政政策の効果その２
乗数効果
第8回[対面/face to face]：所得再分配政策
日本の所得再分配の実態
第9回[対面/face to face]：財政の持続可能性その１
基礎的財政収支、構造的財政収支、循環的財政収支、財政健全化目標
第10回[対面/face to face]：財政の持続可能性その２
ドーマー条件、異時点間の政府の予算制約
第11回[対面/face to face]：公債の負担
新正統派、ＩＳバランス論、国債価格と金利
第12回[対面/face to face]：国民と投票
中位投票者定理、投票のパラドクス
第13回[オンライン/online]：世代間不平等の政治経済学その１
世代会計とシルバー民主主義、全世代型社会保障
第14回[対面/face to face]：世代間不平等の政治経済学その２
国民代表、委任代表、小選挙区制、７条解散、シルバー民主主義のパラドクス
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
日々の経済ニュースをTVや新聞を通じて吸収するよう心がけてください。授業内容の理解を確実にするために必ず復習してください。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特に指定しない。レジュメを配布する。
参考書References
受講者が授業を補完するために勉強する場合は、以下の文献が参考となる。
（１）井堀利宏『財政学（第４版）』新世社
（２）釣雅雄、宮崎智視『グラフィック財政学』新世社
（３）上村敏之『コンパクト財政学（第２版）』新世社
（４）島澤諭『シルバー民主主義の政治経済学』日本経済新聞出版社
（５）林宜嗣等『基礎コース財政学（第４版）』新世社
成績評価の方法と基準Grading criteria
出席40％、期末試験60％
経済理論を用いて、日本財政を分析し、自分なりの処方箋を提示できる
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
わかりやすい講義にします。