通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
HUG400TE（人文地理学 / Human geography 400）人文地理学演習(秋期スクーリング)Seminar on Human Geography
前畑 明美Akemi MAEHATA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | 26001 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | |
| 科目種別Class Type | |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 秋期 |
| 期間Period | 秋期 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講手続き等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
From the word of Mediterranean Sea, you may imagine many islands, blue sea and ancient Aegean civilization. Understanding the social system that human activity has built up in the Mediterranean Sea will lead to know Japan, which consists of many islands and the sea. This time, we will be reading and discussing "Mediterranean Sea 5" by Fernand Braudel, a famous French historian. We would like to aim at understanding the Mediterranean Sea from this book which is said to be a famous book. In addition, we will train for the preparation of graduation thesis.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Your overall grade in the class will be decided based on the following :
in class contribution : 50%、term-end reports : 50%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
「地中海」というと、多くの島々と紺碧の海、古代のエーゲ文明などさまざまイメージされますが、そうした多島海での人間活動によって築かれた社会システムを捉えていくことは、多くの島々と広大な海から成る日本を改めて相対化し、国土・生活空間についての認識を深めることにもつながります。今回講読していくのは、フランス人の歴史家、フェルナン・ブローデルの『地中海5（藤原セレクション）』であり、本書には『地中海』（普及版全5巻）の「第Ⅱ部 集団の運命と全体の動き」のなかの「第2章 経済─貴金属、貨幣、価格」の最終項と「第3章 経済─商業と運輸」が収められています。名著といわれる本書の読解と全体議論をもとに、地中海の社会システムへの理解を深めていくことを目指します。スクーリング終盤では、受講者による論文紹介や研究テーマの発表など、卒業論文を見据えたトレーニングを行います。
到達目標Goal
まずは説得的なレジュメを作成すること、テキスト内の大切なポイントや問題点などを的確に捉え、議論を重ねた上で根拠ある見解を確立していくことを目標としたいと思います。また、海と島々の空間についての認識を深め、そこで生起する諸現象について、その全体的状況はどうなのか、いかなる仕組み・構造のもとで発現しているのか、どのような意味を有しているのかなど、論理的に考えて説明できるようになることも本演習の目標です。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
・初回時に講読書の分担箇所を決定し、第2回から担当者による発表と、出席者全員での議論を中心に、解説を加えながら授業を進めていくこととします。論文紹介や研究テーマの発表についても同様といたします。
・課題（最終日に提出いただくリポート）については、後日フィードバックを行います。初回時に詳しく説明いたします。
・履修や授業に関するご質問は、授業の前後にお伺いいたします。
・オンライン授業へ移行した場合は、Zoomにてリアルタイム配信型の授業を行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：授業のガイダンス、「海と島」「島嶼地理学」について
授業の概要とテキストの説明、担当箇所の割り振り、重要事項の説明
第2回[対面/face to face]：テキストの講読（1）
担当箇所の発表、および議論
第3回[対面/face to face]：テキストの講読（2）
担当箇所の発表、および議論
第4回[対面/face to face]：テキストの講読（3）
担当箇所の発表、および議論
第5回[対面/face to face]：テキストの講読（4）
担当箇所の発表、および議論
第6回[対面/face to face]：テキストの講読（5）
担当箇所の発表、および議論
第7回[対面/face to face]：テキストの講読（6）
担当箇所の発表、および議論
第8回[対面/face to face]：テキストの講読（7）
担当箇所の発表、および議論
第9回[対面/face to face]：テキストの講読（8）
担当箇所の発表、および議論
第10回[対面/face to face]：テキストの講読（9）
担当箇所の発表、および議論
第11回[対面/face to face]：卒論トレーニング（1）
地理学関連論文の紹介、および議論（1）
第12回[対面/face to face]：卒論トレーニング（2）
地理学関連論文の紹介、および議論（2）
第13回[対面/face to face]：卒論トレーニング（3）
研究テーマの発表、および議論（1）
第14回[対面/face to face]：卒論トレーニング（4）
研究テーマの発表、および議論（2）
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
できるだけ事前にテキストを入手し、一通り目を通しておくこと。
毎回の授業では、発表・議論を踏まえて自身の知識や意見を補足・修正していくことに注力ください。
テキスト（教科書）Textbooks
フェルナン・ブローデル、浜名優美訳（1999）：『地中海５』藤原書店 ￥1,800＋税
※品切れ重版未定のため、図書館や古書店などで入手いただきたいと思います。
山口不二雄（1992）：『地理調査法（人文編）』法政大学通信教育部
参考書References
参考文献は初回時をはじめ授業内で随時紹介していきますが、ぜひ授業前に、以下の文献のいずれかと、興味のもたれる一般書を1冊程度通読いただきたいと思います。
・スティーヴン・A.ロイル、中俣均訳（2018）：『島の地理学：小さな島々の島嶼性』法政大学出版局 ￥4,400＋税
・田辺悟（2015）：『島』法政大学出版局 ￥3,200＋税
法政大学の図書館、もしくは最寄りの図書館をご活用ください。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レジュメ・発表・議論の内容50％、レポート50％（最終日に提出）。
レジュメの作成や発表、議論への参加など、積極的な姿勢を評価いたします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
質問時間を設けて、ぜひ双方向的な学びをしていただける機会としていきたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業に移行した場合には、Zoomを使用しますので、パソコンやタブレットなどをご準備の上、通信状況を確認くださいますよう。