通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
HIS100TA（史学 / History 100）日本史(秋期スクーリング)Japanese History
矢越 葉子Yoko YAGOSHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | 20001 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | |
| 科目種別Class Type | |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 秋期 |
| 期間Period | 秋期 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講手続き等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
In this course, we will study the excavated documents, and compare them with official and legal historical materials and the Shosoin documents to explore the systems and structures that supported the ancient Japanese society. Through that, we will learn the methods of historical science and materials.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本授業では、日本古代史を研究する上で欠かすことのできない史料となっている木簡や墨書土器、文字瓦といった出土文字資料を対象に、正史や正倉院文書を交えつつ、日本古代の社会を支えていた制度や構造について検討する。それを通じて、史料の扱い方や研究方法を学ぶ。
到達目標Goal
日本古代の社会のあり方について、要素を個別に把握するのではなく、その関連性を理解し総合的に考える姿勢を養う。また、史料の分析、先行研究を踏まえて論理を構築し実証する歴史学の研究方法を身につけることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科：DP5」「日本文学科：DP3」「史学科：DP1, DP3」「地理学科：DP1」「経済学科：DP7」「商業学科：幅広い教養」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
基本的に講義形式で進める。授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。また学習進度に応じて、学生を指名して史料を読んでもらい、解釈を述べてもらう機会を設けたいと考えている。
なお、オンライン授業に移行した場合は、Zoomにてリアルタイム配信型の授業を行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス
歴史学の基本的な研究方法と出土文字資料の特徴について学ぶ。
第2回[対面/face to face]：平城宮の官衙と運営
特に木簡を中心に、平城宮の官衙とその運営方法を学ぶ。
第3回[対面/face to face]：貴族の家政機関
長屋王家木簡や二条大路木簡に見える貴族の家政機関のあり方を学ぶ。
第4回[対面/face to face]：貴族の経済活動
貴族の家政機関の活動のうち、経済活動を中心に取り上げる。
第5回[対面/face to face]：地方から都に届く貢納物①
地方から都へと届けられた貢納物のうち、調庸について学ぶ。
第6回[対面/face to face]：地方から都に届く貢納物②
地方から都へと届けられた貢納物のうち、贄について学ぶ。
第7回[対面/face to face]：地方官衙でつくられる貢納物
都に届けられる調庸物を、地方官衙はどのように作り出していたのかを学ぶ。
第8回[対面/face to face]：長登銅山と大仏建立
大仏建立を支えた長登銅山の実態を文字資料から読み解く。
第9回[対面/face to face]：都における寺院の造営と僧侶の生活
都における寺院の造営と僧侶の生活を文字資料から読み解く。
第10回[対面/face to face]：国分寺の造営
各地の国分寺の造営を、特に文字瓦を中心に学ぶ。
第11回[対面/face to face]：知識と文字
知識集団による造営の実態を、特に文字瓦を中心に学ぶ。
第12回[対面/face to face]：集落における文字
墨書土器から一般の集落で用いられていた文字のあり方を検討する。
第13回[対面/face to face]：都と地方の祭祀
墨書土器や祭祀具から、都と地方の祭祀のあり方を学ぶ。
第14回[対面/face to face]：まとめと解説
授業の内容を総括し、各史料の特徴について考える。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
（予習）参考書に目を通しておくことが望ましい。
（復習）配付したレジュメを読み返しておくこと。また、史料にもしっかり目を通し、史料に基づいて考察する姿勢を養って欲しい。
テキスト（教科書）Textbooks
特になし。資料を配付します。
参考書References
渡辺晃宏『日本の歴史４ 平城京と木簡の世紀』（講談社学術文庫、2009 年）
渡辺晃宏『平城京一三〇〇年「全検証」奈良の都を木簡からよみ解く』（柏書房、2010年）
この他にも必要に応じて、授業時に指示をします。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート（100 ％）で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
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