通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
MAN200TG(経営学 / Management 200)経営学特講【商社活動とCSRⅠ】(春期スクーリング)Special Study in Management
小林 一夫Kazuo KOBAYASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | 18002 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | |
科目種別Class Type | |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 春期 |
期間Period | 春期 |
定員Capacity | |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講手続き等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
Management based on a sound vision of CSR (Corporate Social Responsibility) is indispensable for every business. From the perspective of social responsibility in operating corporate management, we examine the history of "corporate social responsibility" in Japan, the United States, and Europe. Next, we learn the basic concepts of SDGs, sustainability, ESG, and so forth.
We learn typical business activities of General Trading Firms (Sogo-Shosha), their management, and the basic idea of risk avoidance.
pose reports, and learn through discussions how to communicate their ideas in their own words, with confidence.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
企業の社会的責任〔CSR)に基軸をおいた健全なビジョンに基づく事業活動をおこなうことが、今日の企業の経営には必須です。社会的責任と企業経営の観点から、日・米・欧における「企業の社会的責任」の歴史を概括します。次に、SDGs、サステナビリティ・ESG等の考え方及び企業とは・会社とは何かについて整理し、グローバル活動を前提にする総合商社等の具体的事例を紹介しつつ、基本的な見方とあるべき問題意識を持てる様にします。
到達目標Goal
「企業とは何か」につき基本的な知識を得、理解できるようにします。
企業としての立ち位置から社会的責任をどのようにとらえるか、また、サステナビリ
ティ・CSR・CSV・ESG・SDGs・トリプル・ボトムライン等概念の基本を把握します。
企業活動と「企業の社会的責任」について、普遍的見方ができるようにします。
そのうえで、グローバルを舞台とする総合商社の現実のリスク対応事例等を学び事
業活動の本質について基本的な理解を深められるようにします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「経済学科:DP2」「商業学科:経営学・商学, 自由な発想と柔軟な判断ができる能力」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
対面授業の際は、講義と、双方向のコミュニケーションを図り基本的理解を深めるため、その日の授業の内容について考えたことや疑問点などの提出をもとめることを組み合わせて進めます。
授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいく
つか取り上げ、全体に対してフィードバックを行います。
リアクションペーパー等における良いコメントは授業内で紹介し、さら
なる議論に活かします。
企業とは何か」「社会的責任」「グローバル社会」「地球環境」などテーマごとに、様々な見方や考え方があり得ます。自ら調べ考えたことを提出することで、理解を深められるように学習します。
初回-第3回は「企業とは何か」について学習します。第6回-7回目、三井物産サステナビリティ・レポート等を参照し進めます。
オンライン授業に移行した際には、Zoom形式で授業を行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:総合商社の企業活動と「企業の社会的責任」(CSR)、
イントロダクション
ガイダンス
第2回[対面/face to face]:総合商社と「企業の社会的責任」その①
企業とは、また会社とは何かにつき、学習します。
本邦企業の実業の観点からの見方と、企業の社会的責任について、基本的知識を得ます。
「第三版 商社活動と企業の社会的責任」
まえがき、序章、第1-2章、あとがき
第3回[対面/face to face]:総合商社と「企業の社会的責任」その②
総合商社の事業活動を題材に企業の社会的責任(CSR) について基本的知識を得ます。
第4回[対面/face to face]:総合商社と「企業の社会的責任」その③
企業の社会的責任(CSR)について基本的知識を得ます。又、総合商社の本業とのかかわりからCSRをとらえます。SDGs、ESG、CSR、CSV、サステナビリィティ、トリプルボトムラインについて理解に努めます。ステークホルダーとは何か、理解に努めます。
第5回[対面/face to face]:コーポレート・ガバナンスと内部統制
企業経営の基軸であり且つCSR経営を支えるコーポレート・ガバナンスと内部統制について、概念の基本を理解します。企業経営の枠組みについて基本的知識を得ます。「第三版 商社活動と企業の社会的責任」第4章
第6回[対面/face to face]:内部統制の構築
実際に内部統制の確立と浸透を図る際、大規模な企業ではどのように実践しているか、総合商社活動の実際の例から基本的知識を整理し得るようにします。
第7回[対面/face to face]:コンプライアンス その①
コンプライアンスとはなにか、総合商社の現場における対応について基本的知識を得ます。
第8回[対面/face to face]:コンプライアンス その②
コンプライアンスの概念についての基本的な知識を得、整理できるようにします。大規模な企業における不祥事の本質について考察し、あるべき対応につき理解を深められるように努めます。
第9回[対面/face to face]:リスク・マネジメント、事業リスク、環境・CSRリスクへの対応
環境・CSRリスク、事業リスク等総合商社の現場におけるリスク管理の考え方と、対応について、又、「リスクとは何か」について基本的知識を得ます。「第三版 商社活動と企業の社会的責任」
第6章
第10回[対面/face to face]:マネジメント・システムとは
ISO14001環境、ISO26000社会的責任ガイダンス規格などマネジメントシステムについて基本的理解ができるようにします。
第11回[対面/face to face]:内部監査概論
事業活動全般を対象とする内部監査の実践が大規模な企業では必須とされます。内部監査について基本的理解ができるようにします。
第12回[対面/face to face]:企業の社会的責任(CSR)の観点から人権と労働慣行について
企業の社会的責任の観点から、人権と労働慣行についての基本的知識を得ます
第13回[対面/face to face]:「企業の社会的責任(CSR)」の観点から、気候変動問題へのあるべき対応と考え方について
パリ協定を踏まえ、「企業の社会的責任」の観点から、気候変動問題への認識とあるべき対応について基本的な知識を整理し得るようにします。
第14回[対面/face to face]:総合商社の企業活動と「企業の社会的責任(CSR)」[まとめ]
グローバル活動が前提の事業運営と企業経営について概括し、「企業の社会的責任(CSR)」についての理解を深められるようにします。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
翌週の授業テーマについて、あらかじめテキストを読み疑問点などを整理しておくようにして下さい。また、日経新聞等をグローバル経済把握のため、読むようにして下さい。その日の授業で学習したテーマについて、自身の立ち位置からの考え方や問題意識を整理するようにして下さい。
本授業外の準備・復習時間は、少なくとも4時間/週とるようにしてください。
テキスト(教科書)Textbooks
指定教科書「第三版商社活動と企業の社会的責任」(儲けるだけでは破滅につながる)(図書文化社、小林一夫著、2021年10月1日刊、第3版、1,600円+税)
気候変動対応等資料の最新化をしましたので、第3版を使うようにしてください。
参考書References
講義時に、必要に応じて適宜指示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験:70%
平常点:30%
その日の授業の内容について感想や質問の提出をもとめることがあります。提出された感想や質問には、必要に応じて次回授業のはじめに回答します。その際、授業の進行を踏まえた気付きにつながるものは、加点対象とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
効果的に講義を受講できるよう、テキスト(教科書)を使います。
「企業の社会的責任」について、具体的事例から把握できるようにするため、授業の進行に見合うトピックスも取り上げます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
教室授業で必要に応じスクリーン・DVDを使い講義を進めます。
その他の重要事項Others
受講者は日経新聞等を読み、経済社会情勢をできる限り幅広く把握しておくことを推奨します。