通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
GEO300TE（地理学 / Geography 300）写真・読図演習(２)(春期スクーリング)Reading Methods of Aerial Photos and Maps (2)
沼尻 治樹Haruki NUMAJIRI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | 16002 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | |
| 科目種別Class Type | |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 春期 |
| 期間Period | 春期 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講手続き等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
The purpose of this lesson is to learn how to read geographical information from maps and aerial photographs. A map is a virtual world which reconstructed the real world. We practice reading with a paper map and data processing using a computer. Before/after each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content. Final grade will be calculated according to the following process Mid-term report (20%), term-end examination (30%), and in-class contribution.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
地形図をはじめとした地図は，現実世界を平面上に再構成した仮想世界といえる。この仮想世界を読み取ることは，その場にいなくても現地の地理情報を知ることができる有益な情報源になる。地形図だけでなく空中写真や衛星データの利用を含めた地図の基礎的な判読方法について実習を通して学習する。ここで学ぶ基礎的な判読方法を使って，地域の特徴を定性的・定量的に明らかにできるようになることが目的となる。
到達目標Goal
地形図やリモートセンシングデータを通して，そこに記録された地理情報を判読し理解できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義によって演習に必要な知識を学習し，それをふまえて具体的な演習を行う。基本的には無料のデータ，アプリケーションソフトウェアを使用して授業を進めるが，一部地形図の購入を行う。配付資料は事前に公開するので，各自で印刷し利用する。演習内容を反映した課題を行い，演習の成果を確認しながら授業を進める。
受講者からの質問やコメントの重要なものについては，授業内で取り上げ，受講者全体にフィードバックする。
オンライン授業の場合はリモートセンシングの演習については，各自のPCにGISアプリケーションを自身でインストールする必要がある。リモートセンシングの演習は，PCを利用することが前提のため基本的なWindowsの操作についてはフォローしない。また，MAC，Linux環境での受講も認めるがトラブル時に十分
なフォローができるか保証できない。Windowsは32ビット，64ビットを問わないが，パソコンのスペックによってはデータ処理に時間がかかってしまう可能性もある。オンラインによる演習では，LMSを用いた資料の配付・提出を実施する。また演習内容などについては，リアルタイム配信（Zooｍ）にて解説と質疑応答を行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス
地図について
授業の内容説明と地図とは何か
第2回[対面/face to face]：地形図の読み方（1）
地球の表現方法
第3回[対面/face to face]：地形図の読み方（2）
投影法と縮尺
第4回[対面/face to face]：地形図の判読（1）
等高線の読み方
標準図式について
第5回[対面/face to face]：地形図の判読（2）
等高線の読み方
尾根線と谷線の判読と標高断面図の作成
第6回[対面/face to face]：地形図の判読（3）
距離の測定
面積の測定
第7回[対面/face to face]：空中写真の読み方（1）
空中写真の概要
第8回[対面/face to face]：空中写真の読み方（2）
航空写真判読
第9回[対面/face to face]：メッシュ図の作成（1）
グリッドダイアグラムの作成
第10回[対面/face to face]：メッシュ図の作成（2）
グリッドダイアグラムの解析
第11回[対面/face to face]：リモートセンシング（1）
GISアプリケーションの基本操作
第12回[対面/face to face]：リモートセンシング（2）
衛星データの演算
第13回[対面/face to face]：写真・地形図判読の実践（1）
空中写真や地形図から地理情報の判読を行う
第14回[対面/face to face]：写真・地形図判読の実践（2）
空中写真や地形図から地理情報の考察を行う
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前に配布した資料を用いて事前学習を行い，授業後には復習・自習を行って実習内容の確認または課題を行う。それぞれ2時間を目安とする。
また，この授業では適宜PCを利用する。WindowsによるPCの操作方法は解説しないので，受講生は基本操作が十分出来ることが望ましい。
テキスト（教科書）Textbooks
自作テキストを使用する。
参考書References
CAD/CG/GIS ユーザーのための航空・衛星写真画像ハンドブック：津留宏介ほか，古今書院
QGIS 入門【第2 版】：今木洋大ほか，古今書院
成績評価の方法と基準Grading criteria
本授業は演習科目であることから，平常点を重視する。その他，中間課題，最終レポートによって成績評価を行う。
成績評価の配分は，平常点が50％，中間テストが20％，最終レポートが30％である。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
最新の地図・測量に関する話題提供を適宜行い，授業と実社会が乖離しないよう努める。演習の感想や意見も随時受け付ける。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
対面授業では電算室を利用する。またネットワークを用いて資料の配付や課題の提出も行うので，USBメモリなどの外部記録装置を各自用意して欲しい。
その他の重要事項Others
授業の半分はPCを使った演習になることから，Windowsの操作は前もって習熟しておいて欲しい。授業で用いる資料は事前に配布していくので，あらかじめ予習することも望まれる。また，地理情報システム（GIS）（2）を受講しておくと，よりスムーズに演習を行えるだけでなく，合わせて受講するとより学習効果が高まることが期待できる。
オフィスアワーは授業の前後で対応する。