通信教育部（通信学習）School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
HIS300TD（史学 / History 300）日本史特講（日本科学史）Lecture on Japanese History (History of Science in Japan)
教科担当責任者 / Instructor in charge of class：松本 剣志郎Kenshiro MATSUMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（通信学習）School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当者Instructor name | 長井 純市 |
| 科目種別Class Type | 通信学習（リポート・試験） |
| 履修学年Grade | 3～4 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes |
※2020年度で廃止（2023年3月まで経過措置） ※2021年度以降入学者は履修不可 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 文学部 史学科 専門教育科目 |
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Outline (in English)
The goal of this subject is for students to obtain a basic knowledge on the Japanese history of science and have clues for thinking from the scientific viewpoint about current affairs and the future of Japan as one of the most advanced countries of scientific technology. The period of this subject is from the days of the first introduction of Christianity in the middle of the 16th century to the ones of the collapse of the Edo Bakufu in the late 19th century. During that period some of Japanese people studied Western science as Nanban Kagaku(Southern Barbarian Science), and after the seclusion policy by the Edo Bakufu, which began in the early 17th century, some of Japanese people studied the Western science as Rangaku(the Dutch Learning) through Netherlands, for instance astronomy, medicine and so on. Among Western countries Netherland is only one that had commercial relations with Japan. At the same time during that period some of Japanese people developed their original arithmetic as Wasan. Through this subject students are expected to actively study more for deeper or wider understanding on this field and take a step toward other fields of history.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
本科目の目標は、第一に、キリスト教が初めて伝来したとされる16世紀半ばから近世末の19世紀後半までの間、西洋科学（南蛮科学、蘭学、洋学）が日本においてどのような文化を培ったのかについて、和算の展開と合わせて、基礎的な知識を得ることである。第二に、その上で、近代以降の科学・技術の発達について、さらに先端科学技術国の一つとなった日本の現状と未来について考える手がかりを得ることである。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
本科目の目標は、第一に、キリスト教が初めて伝来したとされる16世紀半ばから近世末の19世紀後半までの間、西洋科学（南蛮科学、蘭学、洋学）が日本においてどのような文化を培ったのかについて、和算の展開と合わせて、基礎的な知識を得ることである。第二に、その上で、近代以降の科学・技術の発達について、さらに先端科学技術国の一つとなった日本の現状と未来について考える手がかりを得ることである。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
第一に、いわゆるキリシタンの時代における南蛮科学の受容に関わる種々相（人物や分野、業績、展開など）について知識を得る。第二に、いわゆる鎖国期に西洋世界の中で唯一交流のあったオランダがもたらした科学の受容に関わる種々相（人物や分野、業績、展開など）について知識を得る。第三に、ペリー艦隊来航を機とする開国がもたらした新たな西洋科学の受容に関わる種々相（人物や分野、業績、展開など）について知識を得る。第四に、日本独自の和算や中国から長期にわたって受容してきた天文・暦学、医薬学などの諸科学の種々相（人物や分野、業績、展開など）について知識を得る。第五、当該期の日本科学史の全体像について概略的な理解を得る。
【成績評価基準】Grading criteria
最終的な成績評価は単位修得試験によって下す。
【リポートの評価基準】リポートの課題と共に、教科書で得られた知識・見解を正しく理解し、自分なりに整理して整合的に、且つ十分な分量をさいて書いているかどうか。教科書に加えて参考文献を利用し、自主的・自発的な学習の成果を適切に反映しているかどうか。全体の記述において矛盾や不整合、贅文がなく、不適切な記述を含んでいないかどうか。
【単位修得試験の評価基準】問題を正しく理解し、問題に対応する適切な解答となっているかどうか。解答において示された知識が正確なものであるかどうか。全体の記述において一貫性と論理的整合性を有しているかどうか。矛盾や不整合、贅文がなく、不適切な記述がないかどうか。
【テキスト名および詳細】Textbooks
通教テキスト 『日本史特講（日本科学史）』第1版、大森實、1996年
（※前・通教テキスト『日本科学史』）
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックする。
第一、テキストの目次を良く読み、全体の構成を理解すること。大項目（章）・中項目（節）は何かを、また全体がどのように構成されているのかを頭に入れる。第二、各節に記述された人物・事項とその解説を理解し、またそれらがテキスト全体の中でどのような位置付けとなるかを頭に入れる。第三、時代の進展に伴うさまざまな変化をテキストの記述から理解する。第四、教科書から得られた知識・見解を深める参考文献を選び、読み、理解をいっそう深いものにする。
以下の参考文献の利用を勧める。 教科書にあるもののほか、『洋学関係研究要覧（1868～1982）』（日蘭学会編、1984年4月、日外アソシエーツ）や『日蘭学会会誌』に掲載されている「洋学関係研究文献目録」にある文献、さらには『史学雑誌』などの学術刊行物。