通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
LAW300TB(法学 / law 300)国際法総論International Law (General Theory)
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:森田 章夫Akio MORITA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 森田 章夫、岡田 淳 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 法学部 法律学科 専門教育科目 |
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Outline (in English)
This course provides students with a basic understanding of public international law with reference to general topics including but not limited to: historical development of contemporary international legal system, sources of law, law of treaties, relationship between international and municipal law, States and its territory, diplomatic and consular relations, jurisdiction and immunity, international responsibility of States, and international organizations.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
現代国際法の総論分野について基本的な法制度を説明できるようになることが、最低限の到達目標である。
これに加えて、各法制度の歴史的展開と今日の実態を、その背景にある国際社会のあり方をふまえながら深く理解することが求められる。それにより、日々生起する国際問題を法的視点からどのように捉えるべきかを自ら考えるための基礎を築くことが、最終的な到達目標である。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
現代国際法の総論分野について基本的な法制度を説明できるようになることが、最低限の到達目標である。
これに加えて、各法制度の歴史的展開と今日の実態を、その背景にある国際社会のあり方をふまえながら深く理解することが求められる。それにより、日々生起する国際問題を法的視点からどのように捉えるべきかを自ら考えるための基礎を築くことが、最終的な到達目標である。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
国際法は国際社会の法であり、主として主権国家相互の関係を規律する。このうち、国際法総論では、現代国際法の特徴(国内法との比較、近代国際法との比較)、法源、条約法、国際法と国内法の関係、国家、外交関係法、国家管轄権、裁判権免除、国際組織法の概要、国家責任法、国家領域などを扱う。
詳細は、スタディガイド(学習指導書)参照。
【成績評価基準】Grading criteria
最終成績は単位修得試験により評価する。(ただし、リポート学習もしっかりと行うこと。)
【テキスト名および詳細】Textbooks
指定市販本『講義国際法』第2版、有斐閣、小寺彰・岩沢雄司・森田章夫(編)、2010年、¥4,300+税
※【スタディガイド(学習指導書)】あり(スタディガイドは、2016年3月一部補訂しました。)
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックする。国際法総論で扱われる内容には理論的色彩の強い問題も多いが、それについて論じる実際的な意義がどこにあるのかを常に意識しながら学習することがきわめて重要である。そのための一つのポイントとして、判例については『国際法判例百選〔第3版〕』(有斐閣、2021年)をはじめとする判例集で事実の概要と判旨を確認し、当該事件の位置づけを理解しなければならない。また、ある主題について学説対立があるような場合には、単に、学説の内容を知るだけではなく、それぞれの主張の背景にどのような問題意識があるのかを学ばなければならない。(つまり、「A説とB説があり、現在では後者が一般的である」といった平面的な理解では不十分である。その学説は、どのような時代状況において、あるいはどのような利害対立の中で、何のために提示されたものだったのか、学説の相互関係はどのようになっているのか、などに注意しなければならない。例えば「B説はA説のどのような問題を克服しようとするものなのか」とか「B説が一般的になった今でもA説をとる論者がいるのはなぜか」といったことまで考えてみる必要がある。そのようにして学説の対立を立体的に把握する努力をすることで、国際法総論の学習は格段に面白くなる。)
学習の際には、テキストに出てきた条文を必ず条約集で確認しなければならない。複数の種類の条約集が出版されており、いずれを使用してもよいが、『国際条約集』(有斐閣)または『ベーシック条約集』(東信堂)を推奨する。
その他の詳細は、スタディガイド(学習指導書)参照。