通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
ART200TC(芸術学 / Art studies 200)日本芸能史History of Japanese Performing Arts
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:伊海 孝充Takamitsu IKAI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 本塚 亘 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 文学部 日本文学科 専門教育科目 |
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Outline (in English)
The goal of this course is to understand the history of the Japanese performing arts, which have developed in various ways. The background of Japanese performing arts is diverse, including religious rituals, court ceremonies, local customs, and the needs of the people in each period. This course aims to understand the development of the history of the Japanese performing arts, focusing on when and how the performing arts were born and how they influenced each other.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
多様な展開を見せた日本芸能の歴史の概略を理解することが目標である。日本の芸能は、宗教的儀礼・宮中行事・各地の民俗・各時代の「観客」の要請など、その背景にある要素が多様であり、そのすべてを一度に理解することは困難である。本科目では、どの時代にどのような芸能が生まれ、各芸能がどのような影響関係にあるのかを中心に、日本芸能史の展開を理解していく。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
多様な展開を見せた日本芸能の歴史の概略を理解することが目標である。日本の芸能は、宗教的儀礼・宮中行事・各地の民俗・各時代の「観客」の要請など、その背景にある要素が多様であり、そのすべてを一度に理解することは困難である。本科目では、どの時代にどのような芸能が生まれ、各芸能がどのような影響関係にあるのかを中心に、日本芸能史の展開を理解していく。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
指定テキストに従って、雅楽・寺社芸能・芸能民・能楽・歌舞伎・浄瑠璃・舞踊・曲舞・大衆芸能・沖縄芸能の10のテーマ別に学習する。まずは、各芸能の成り立ちと展開をよく理解し、その上で他芸能との影響関係をしっかり理解できるようにしたい。そのため、リポート・単位修得試験ともに、この2点に焦点を当てて出題をする。また、テキストはあくまでも日本芸能史の概説である。今後の研究のためには、テキスト以上の知識を必要とする場合が多い。テキストに挙がっている参考文献、教員が指示した書籍などを積極的に活用し、そうした学習の成果をリポートに発揮してほしい。
【成績評価基準】Grading criteria
最終成績は単位修得試験により評価するが、評価の際は先に提出されたリポートの内容も考慮する。
【リポート】
内容面は、まずテキストに書かれている芸能の基本的知識を理解することが必要である。その上で、自分自身で考究した結果をリポートに盛り込んでほしい。また、技術面では、大学生としてふさわしい文章力が身についていることが必要である。そのため、内容だけでなく、文意が他者に伝わる文章になっているか否かも重要な採点基準とする。さらに、『日本文学科のしおり』などをよく読み、リポート・論文を書く上での正しい書式もしっかり理解しておくこと。特に、引用・参考文献に関する記述の方法については、十分確認しておくこと。
【単位修得試験】
試験は、テキストに書かれている内容から出題する。すなわち、基本的な知識問題が中心となる。設題になっている芸能がどのような芸能なのか、また、それに関わる重要人物は誰かなどをしっかり説明できるよう学習し、試験に臨むこと。
【代替リポート】(*新型コロナウイルス感染症拡大の影響により単位修得試験を中止する場合)
上記【単位修得試験】の内容をリポート形式で行う。ただし、テキストを含め、資料、webサイトなどを引用、参照する場合は、執筆者名、論文名、掲載資料名、出版者名、出版年、頁数、URL、閲覧日等を明記すること。また、リポートのどこに引用・参照されているのか注記などで明示すること。典拠不明の記述については評価対象としない。また、引用方法が不適切な場合は問答無用で不合格となる。
【テキスト名および詳細】Textbooks
指定市販本 『日本の伝統芸能講座 舞踊・演劇』、淡交社、服部幸雄監修、2009年、¥3,800+税
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックする。・この科目は、日本芸能の概論である。ここで出会った芸能を自分の興味にそって、さらに深く学ぶことが重要である。この授業で学んだことが、他の履修科目、自宅学習、卒業論文と有機的に繋がることを期待したい。
・この科目は、芸能文化コースで卒業論文を執筆する学生には、必修科目となる。将来、芸能で論文を書く予定の者は、必ず履修すること。また、現段階で他コースに進む予定の者も履修しておくことを勧める。
・この科目での学習を契機として、実際に現在行われている伝統芸能に触れる機会をもってほしい。座学では実感できないようなことも、具体的な体験によって理解を深めることができる。また、実見によって得た着想を、リポートや単位修得試験、卒業論文のテーマ決定等に役立ててほしい。