通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
LIT300TC(文学 / Literature 300)書道実技Calligraphy
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:小秋元 段Dan KOAKIMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 井澤 秀彦 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 文学部 日本文学科 専門教育科目 |
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授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
①中学校国語科書写の指導者として、楷書および行書の特徴や用筆・運筆を正しく理解し(知識)、基本点画の習得と表現力を身につける(技能)。
②用具・用材【筆墨硯紙】の特徴を理解し(知識)、正しい扱い方ができるようになる(技能)。
③書写の授業者として教壇に立つ際に、生徒に対する全体指導と個別指導が行えるようになる(態度)。
④生徒が学習した内容を、実生活に役立てる書写指導ができるようになる(態度)。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
①中学校国語科書写の指導者として、楷書および行書の特徴や用筆・運筆を正しく理解し(知識)、基本点画の習得と表現力を身につける(技能)。
②用具・用材【筆墨硯紙】の特徴を理解し(知識)、正しい扱い方ができるようになる(技能)。
③書写の授業者として教壇に立つ際に、生徒に対する全体指導と個別指導が行えるようになる(態度)。
④生徒が学習した内容を、実生活に役立てる書写指導ができるようになる(態度)。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
中学校国語科書写の指導では、目的や必要に応じて、文字を正しく整えて速く調和よく書く能力を身に付けさせるとともに、生活に役立てる態度を育てることを目標としている。
中学校段階で学習する楷書および行書と、それぞれに調和する仮名の理解と技能の習得、また、正しい姿勢や執筆法、用具・用材の基本的な扱い方など、指導者としての基礎的な知識・技能・態度の育成を目標とする。
【成績評価基準】Grading criteria
○楷書 楷書の基本点画と正しい用筆・運筆、文字の組み立て方の理解。半紙に対する適切な文字の大きさの理解。氏名の位置と大きさ。
○行書 行書の基本点画と正しい用筆・運筆、文字の組み立て方の理解。行書の特徴(変化・連続・省略など)と筆脈。半紙に対する適切な文字の大きさの理解。氏名の位置と大きさ。
○漢字と仮名の調和 漢字と仮名の大きさの違いと全体の調和。書式(行書き・散らし書き)の理解。
【テキスト名および詳細】Textbooks
・通教テキスト『書道教本』(第1版)、井澤秀彦、2010年 ※【申告制】テキスト
・指定市販本『国語科書写の理論と実践』全国大学書写書道教育学会、萱原書房、2020年、¥1,000+税
※『国語科書写の理論と実践』の代替として、指定市販本『明解書写教育(増補新訂版)』も使用可。
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックする。最初に『国語科書写の理論と実践』をよく読み、書写とは何かということと、基本的な用語や姿勢・執筆法、用具・用材の扱い方、楷書および行書の基本点画と用筆・運筆、文字の組み立て方などを正しく理解をすること。
筆…使用する筆は中鋒・兼毫が望ましい。氏名および細字には小筆を使用すること。
墨…固形墨を磨墨する。極端な濃淡に注意し、適切な濃度・美しい墨色を出せるよう努力すること。墨汁(墨液)は使用不可。
硯…石製の硯を使用すること。プラスチック製やセラミック製の硯は使用不可。
紙…提出用の半紙は指定半紙が望ましい。指定半紙以外では、色のついた半紙や表面のツルツルしている加工紙等は使わず、多少滲むくらいのものを使用すること。
※上記の用具・用材は一般的に安価なものは扱いにくいものが多い。ある程度しっかりした良いものを使用すること。
【リポート作成上の諸注意】
教本をよく観察し、基本点画や用筆・運筆、文字の組み立て方をしっかり学ぶこと。我流にならずに、まずは細部まで教本と同じように書けることが必要である(教本の敷き写しは厳禁)。