通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
MAN300TG(経営学 / Management 300)日本経営論(前期メディア)Business Manegement in Japan
金 容度
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | 56017 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | 金 容度 |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 前期メディア |
期間Period | 前期 |
定員Capacity | - |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
I will lecture the status quo and history of business management in Japan with international comparison. The objective of this course is to understand business management in Japan more deeply from the perspective of international comparisons.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
日本の企業経営の現状と歴史を国際比較の視点から講義する。それによって、日本の企業システムについての理解を深めると共に、日本企業の諸現象について考える能力を高める。
到達目標Goal
この授業の到達目標は、第1に、国際比較を通じて日本の企業システムの特殊性と普遍性を理解すること、第2に、日本の企業システムにおける組織性と市場性の両面を理解すること、第3に、日本の企業経営の現状と歴史の関連についての思考能力を高めることである。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科:DP3,DP5」「日本文学科:DP1,DP2」「史学科:DP1」「地理学科:DP1,DP2,DP3」「経済学科:DP4,DP5」「商業学科:経営学・商学,自由な発想と柔軟な判断ができる能力」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
第1講はイントロダクションと、「日本的経営」についての議論の流れを概観します。第2講から第5講では、日本の経営についての国内外の諸議論を具体的に検討し、第6講から第10講までは日本の企業システムの特徴を踏まえて、アメリカや韓国の企業システムとの比較を行います。第11講から15講では、日本の企業間関係に焦点を合わせて、企業間取引、メインバンクシステム、企業集団を検討します。その際、各国の多様性と共通性の総合的な理解に重点をおきます。
中間課題に対しては、①採点もしくは個別評価・添削、②全体講評、③模範解答や優秀リポート等の掲示、のうちいずれかを実施します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第01回[オンライン/online]:全15講の概観、「日本的経営論」の流れの概観
本授業で日本の企業経営を見る主な視点を説明した上で、日本の経営についてのこれまでの研究動向を講義する。
第02回[オンライン/online]:「日本的経営特殊論」
間宏氏の議論を中心に、日本の企業経営の特殊性を強調する議論を検討する。
第03回[オンライン/online]:「日本的経営普遍論」
小池和男氏の議論を中心に、日本の企業経営の普遍性を強調する議論を検討する
第04回[オンライン/online]:日本の経営についての海外からの議論(1)
ジェームス・アベグレン氏とエズラー・ヴォーゲル氏の議論を中心に、日本企業についてのアメリカでの議論について講義する。
第05回[オンライン/online]:日本の経営についての海外からの議論(2)
ウィリアム・オオウチ氏のZ理論、パスカルとエイソスジェームス氏の議論について講義する。
第06回[オンライン/online]:戦後日本企業システムの特徴
企業内部の組織と活動、企業間関係などを中心に、日本の企業システムを考察する
第07回[オンライン/online]:日米の労使関係史比較:「3種の神器」は日本だけの特徴だったのか?
工業化初期と成長期の日米労使関係にどのような類似点が存在したかを講義する。
第08回[オンライン/online]:日米の企業システムの比較(1):1970年代までの米企業システムを中心に
日米の共通点に注目して、19世紀末から20世紀前半までの米大企業の特徴を描き出す。
第09回[オンライン/online]:日米の企業システムの比較(2):1980年代以降の米企業システムを中心に
主に、1980年代以降のアメリカ企業の変化を検討し、日本の企業経営への示唆点を検出する。
第10回[オンライン/online]:日韓の企業システムの比較
企業システムの日韓比較を行う。
第11回[オンライン/online]:日本の企業間取引の特徴:自動車産業の事例
戦後、日本の自動車部品取引の事例を取り上げ、日本の企業間関係の特徴を考察する。
第12回[オンライン/online]:日米の企業間取引の比較:自動車産業の事例
米自動車産業における企業間取引の歴史と特徴を検討した上で、日米比較を行う。
第13回[オンライン/online]:日韓の企業間取引の比較:自動車産業の事例
韓国の自動車産業における企業間取引の歴史と特徴を検討した上で、日韓比較を行う。
第14回[オンライン/online]:メインバンクシステム
企業間関係の事例として戦後のメインバンクシステムを、市場性と組織性の絡み合いという視点から講義する。
第15回[オンライン/online]:企業集団
企業間関係の事例として企業集団を取り上げ、その特徴、機能、最近の変化を、市場性と組織性という視点から講義する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
参考書の中で、毎回授業テーマと関連すると思われる部分を事前に読んでから授業に臨んでください。また、復習の際、毎回の授業中に紹介される参考文献のうち、少なくとも1点を読んでください。これは、復習時の理解度を高める重要な方法です。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
指定はありません。
参考書References
橋本寿朗・長谷川信・宮島英昭・斉藤直『現代日本経済』(第3版)有斐閣、2011年
浅沼萬里『日本の企業組織革新的適応のメカニズム』東洋経済新報社、1997年
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間リポート(30%)、メディアスクーリング試験(70%)で成績評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
もし、授業内容についての質問があれば、中間リポートの提出時、中間レポートの最後に一緒に書いて提出してください。中間リポートの採点時、質問についての答えも返します。