教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
美術史(西洋)BHistory of European Arts B
安藤 智子Tomoko ANDO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3854 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
Based on the modern art and the contemporary art, we will study the construction of art works from the multiple view points and learn how to interpret them in the context of the Art History.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
近代から現代までの美術史の文脈において、芸術作品を様々な観点から考察するとともに、その鑑賞方法を習得する。
到達目標Goal
芸術作品の生成と構造を、美術史の基礎概念をもとに、さらに深く理解する。
芸術と社会との関係性をより多角的に捉える。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
Youtubeにアップされた動画教材の中で、作品を解説し美術史的な考察を行っていく。
隔週(3回の予定)で動画の内容を見た上での課題を提出し、こちらからコメントによってフィードバックする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
授業の概要
美術史へのアプローチ
第2回:美術史の基礎概念と基礎用語
作品主題のジャンル
造形性を表す用語の確認
第3回:筆触の多様性
美術史の流れに従って、筆触という技法の表現が変容していく過程を考察する
第4回:視点とパースペクティブ
絵画空間における視点、及びパースペクティヴに着目し、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ドラスティックな絵画空間の変化を探る
第5回:異文化との出会い①
19世紀にイギリスやフランスで開催された万国博覧会から異国の文化が波及する過程を追う
第6回:異文化との出会い②
主に19世紀のフランス美術が日本の彩色木版画(浮世絵)から受けた影響について紹介する
第7回:展覧会と展示
芸術作品を展示する展覧会のシステムについて、フランスを中心に社会的な考察を加える
第8回:再現性の消失と抽象絵画
対象を現実に見ているように再現する芸術作品から、概念によって構成された芸術作品へと転換する過程を考察する
第9回:美術コレクションとコレクター
20世紀初頭に形成されたコートールド・コレクションやバーンス・コレクションから現代の個人や企業によるコレクションまでを視野に入れ、コレクターとコレクションについて考察する
第10回:美術市場の形成
デュラン=リュエル、ヴォラールなどの過去の画商の活動を参照し、現代のコレクター、美術批評家、芸術家のネットワークを考える
第11回:美術館の役割
収集、収蔵、研究、展示、教育など美術館が持つ機能と役割をロンドンの「ナショナル・ギャラリー」を例に考察する
第12回:美術作品の値段
ゴッホの〈ひまわり〉などを例にとり、美術品の値段を社会学的に考察する
第13回:美術鑑賞と美術批評
美術作品を見る立場にある鑑賞者の視点に立って、鑑賞形態や作品を批評することについて考える。
第14回:双方向の授業によるディスカッション
これまでの総括
芸術と社会との関係性を包括的に考える
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
できれば、春学期と通年で履修してください。
状況が許せば、様々な美術館の展覧会に出向き、芸術作品を実際に鑑賞してください。
本授業の準備学習・復習時間は、各1時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
とくに指定しません。
授業内に資料を配付致します。
参考書References
授業中に適宜ご紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
対面授業の場合は、学期末レポート(80%)と、平常点(20%)を参考に成績評価を決定する。
また、オンライン授業となった場合は、小レポートを3回(60%)、最終レポート(40%)で評価する予定。
芸術作品に関する基礎知識を身に付けた上で、分析と論証の手続きが一定のレベルに達しているかを評価基準とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
今学期は展覧会見学でできないことをを考慮しつつ、これからに向けて、授業の内容に沿って、都内の美術館の展示を紹介する。