教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
メディアと人間Ⅰ/比較文化論ⅠMedia and Human Life I/Comparative Studies in Culture I [MCC]
李 舜志Sunji LEE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | LD007 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
To learn the relationship between media and human being and acquire knowledges and skills regarding analyze, design and expression of media.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
メディアと人間が切っても切り離せない関係で結ばれていることを学び、メディアの分析、設計、表現に資する基礎的な知見を習得する。メディアと人間Iは基礎編として主に理論を学び、メディアと人間IIでは応用編として作品分析を多く行う予定である。
到達目標Goal
書物やラジオ、映画などの各メディアがどのように誕生し、人間社会にどのような影響を与えたのかを大まかに理解する。それにより自分なりの「メディア観」を作り上げていく。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的に、各回ごとに具体的なメディア(書物やラジオ、漫画など)を取り上げつつ、その歴史的意義を考察する。リアクションペーパーに沿って授業内容を変更する場合もある。授業内でリアクションペーパーによる感想や質問に回答する時間も設ける。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:オリエンテーション
授業の概要と評価方法、課題について説明する。
2:文字(アルファベット)の誕生
アルファベットの誕生が人間社会に与えたインパクトについて学ぶ。
3:書物の誕生
ヨーロッパにおける書物の誕生を例に、書物の生産・流通・消費が人間社会に与えた影響について学ぶ。
4:学校の誕生
書物をはじめとする「教育メディア」を取り上げつつ、学校の誕生について学ぶ。
5:絵本の誕生
子ども向け絵本の誕生にまでさかのぼり、子ども観の変遷と現代的課題を学ぶ。
6:新聞の誕生
新聞に関する知見をもとにして、近代ジャーナリズムの歴史について学ぶ。
7:ラジオの誕生
玉音放送を取り上げつつ、ラジオの誕生がもたらしたインパクトについて学ぶ。
8:写真の誕生
写真が誕生当時与えたインパクトと、加工が容易になった現代における写真の意義について学ぶ。
9:映画の誕生
ニュースや娯楽、プロパガンダなど、黎明期の多面的な映画について学ぶ。
10:「被災地」の誕生
「ヒロシマ」や「ナガサキ」がいかにメディアによって構築されてきたのかについて学ぶ。
11:カルチュラル・スタディーズの介入
カルチュラル・スタディーズの視点がメディア論にもたらしたものについて学ぶ。
12:「人間」の条件
ハンナ・アレントの議論を参考に、現代のメディア環境における「人間」の条件について学ぶ。
13:インターネットは民主主義の敵か
インターネットの持つ政治的なポテンシャルがどのように議論されているかについて学ぶ。
14:アテンション・エコノミーの誕生
「注意」を奪い合う現代社会について、その問題点について学ぶ。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし
参考書References
佐藤卓己『現代メディア史 新版』、岩波書店、2018年。
吉見俊哉『メディア文化論 メディアを学ぶ人のための15話 改訂版』、有斐閣アルマ、2012年。
石田英敬『大人のためのメディア論講義』、筑摩書房、2016年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
前半(第一回~第七回)のレポート:50%
後半(第八回~第十四回)のレポート:50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし