教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
博物館実習ⅡMuseology (Practice) II
杉山 享司Takashi SUGIYAMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C6766 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間 |
曜日・時限Day/Period | 土6 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
An exhibition which is one of the basic items of curator's activities.
In this lesson, from the planning of the exhibition to the production of the flyer, we aim to master the technique of utilizing the materials and the exhibition.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
展覧会は博物館学芸員の主たる活動の一つです。この授業では展覧会の企画からフライヤー(展覧会チラシ)の制作までを通して、学芸員の仕事の実際について学び、資料の活用方法や展示に関する技術の習得を目指します。
到達目標Goal
この授業では、展覧会の企画から実施までのプロセスを理解し、その上で受講生自らが展覧会を立案して展覧会の企画書にまとめ、最終的にそれをフライヤー(展覧会チラシ)として完成させ、発表するまでを到達目標とします。この授業を履修することによって、展覧会活動に必要となる知識や技術などの習得が可能となることでしょう。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
学習支援システムを通して「資料配信型」の授業を進めていきます。当該の授業回のねらいや目的を提示しますので、受講生は配布した資料を読み、また場合によっては参考動画を視聴し、各自の考えを課題(レポート)にまとめてもらいます。なお、その際に受講生の皆さんからの質問等に答えたり、レポートへのフィードバックを行いたいと思います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンス
授業の内容や目的、その進め方について説明する
2:博物館と学芸員
博物館の使命や意義、学芸員の役割やその仕事について解説する
3:日本における博物館の歩み
展覧会の歴史を紐解きながら、日本において博物館がどのように発展していったのかを解説する
4:公立博物館の活動紹介
東京国立博物館の概要と収蔵する資料について紹介する
5:私立博物館の活動紹介
日本民藝館の歴史とその概要について紹介する
6:博物館資料の収集と活用について
日本民藝館が所蔵するアイヌ資料を紹介し、併せて博物館における収集(蒐集)について考える
7:博物館資料の保存と調査研究について
日本民藝館で実施された韓国文化財の共同調査を通して、文化財返還問題について考える
8:海外における博物館の歴史と活動の紹介
海外における博物館の歴史を紐解きながら、大英博物館の概要について紹介する
9:企画展の開催とその意義について
企画展の歴史やその意義、そして開催方法などについて解説する
10:展覧会実施までのプロセス①
展覧会(企画展)の立案から企画書の作成までの過程を解説する
11:展覧会実施までのプロセス②
出品交渉などの準備から展覧会実施までの過程を解説する
12:展覧会企画書の作成に向けて
展覧会実施までのプロセスを理解した上で、企画書の作成方法や注意点について解説する
13:展覧会企画書の作成
企画展示の企画書を実際に作成してみる
14:13回目に統合
同上
15:受講生による1回目の企画展の企画書の発表
受講生による1回目の「展覧会企画書」の発表と、それに対する受講生同士の質疑応答と教師による講評を行う。この回では、展覧会の内容やその構成について解説する
16:前回発表の振り返りと、受講生による2回目の企画書の発表
受講生による2回目の「展覧会企画書」の発表と、それに対する受講生同士の質疑応答と教師による講評を行う。この回では、展覧会タイトルの付け方について解説する
17:前回発表の振り返りと、受講生による3回目の発表
受講生による3回目の「展覧会企画書」の発表と、それに対する受講生同士の質疑応答と教師による講評を行う。この回では、会場の設定について解説する
18:前回発表の振り返りと、受講生による4回目の発表
受講生による4回目の「展覧会企画書」の発表と、それに対する受講生同士の質疑応答と教師による講評を行う。この回では、展覧会の料金設定に関して解説する
19:前回発表の振り返りと、受講生による5回目の発表
受講生による5回目の「展覧会企画書」の発表と、それに対する受講生同士の質疑応答と教師による講評を行う。この回では、開館時間や休館日の設定について解説する
20:前回発表の振り返りと、受講生による6回目の発表
受講生による6回目の「展覧会企画書」の発表と、それに対する受講生同士の質疑応答と教師による講評を行う。この回では、記念催事について解説する
21:「展覧会企画書」の発表の総括
受講生各自の発表を基にして問題点や課題を整理し、企画内容の充実化を図る。併せてプレゼンテーションの仕方について解説する
22:展覧会の実見
学芸員の案内を受けながら、東京都内の博物館施設で開催されている展覧会を見学する
23:企画書を基にしたフライヤー(展覧会チラシ)の作成に向けて
フライヤー(展覧会チラシ)の作成方法や注意点について解説する
24:受講生によるフライヤーを用いた1回目の発表
企画書を基にして作成したフライヤーの1回目の発表。それに対する受講生同士の質疑応答と教師による講評を行う
25:前回発表の総評と、受講生による2回目の発表
展示内容に意識しながら2回目の発表を聞き、それに対する受講生同士の質疑応答と教師による講評を行う
26:前回発表の総評と、受講生による3回目の発表
フライヤーのデザイン面に留意しながら3回目の発表を聞き、それに対する受講生同士の質疑応答と教師による講評を行う
27:前回発表の総評と、受講生による4回目の発表
プレゼンテーションの仕方を意識しながら4回目の発表を行い、それに対する受講生同士の質疑応答と教師による講評を行う
28:前回発表の総評と、受講生による5回目の発表
企画者としてのメッセージに留意しながら5回目の発表を聞き、それに対する受講生同士の質疑応答と教師による講評を行う
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
博物館に関する学問は現場から生まれたものです。受講生各位は積極的に多くの展覧会を見学するなど、日頃から意識して様々な博物館施設を利用するよう心掛けて下さい。
テキスト(教科書)Textbooks
レジュメを授業中に配布します。
参考書References
必要に応じて講義中に紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
春学期の課題「企画書の作成と発表」の評価40%、秋学期の課題「フライヤー(展覧会チラシ)の制作と発表」の評価60%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生同士の積極的な意見交換がなされるよう、秋授業では各自が毎時間発言する機会を設けたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありません。