教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
視聴覚教育ⅠVisual Aids in EducationⅠ
原田 雅子Motoko HARADA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | N0651 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 土1/Sat.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
The goals of this course are to
(1) Understand the meaning and utilization of information at museums.
(2) Obtain basic skills about utilization of various media at museum education.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
博物館は多様な視聴覚教材(実物、データなど)を用いて教育を行う場である。
現在博物館が扱うアナログ/デジタル情報についてデータの利活用も含めて俯瞰し、博物館で実施されている視聴覚教育法の概要と特徴を知る。また一部を体験することで、博物館での教育手法やその意義について学び、博物館または学校などの教育現場で生かせる知識を習得する。
到達目標Goal
博物館で行われている視聴覚教育のありかたや様々な手法について知り、考えることで、適切な場面で必要な手法を行えるようになる。
また、博物館資料データの取り扱い・利活用の方法、著作権法などのメディアリテラシーの基礎を知ることで、教育現場におけるデータの取り扱いを知る。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義と参加者によるディスカッションを行う。また、可能な場合は、校外実習として博物館で行われる教育手法を体験する。
受講人数や講義の進行具合等により、授業計画は変更される可能性がある。
課題(レポートや試験)に関しては、提出当日あるいは次回の授業においてフィードバックを行う。授業中のフィードバックが困難な場合は、メールによって行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:講義:博物館の機能
イントロダクション:博物館の役割と種類を俯瞰し、それぞれの役割と種類における情報媒体の在り方を知る。
2:講義:博物館と視聴覚教育の歴史
近現代の博物館教育の歴史を振り返り、その中で視聴覚教育がどのように発展してきたかをたどる。
3:講義:博物館での情報の記録
博物館は情報を集積する場所であるが、そこでどのように情報が収集、保存され、また、記録・管理されるのかを知る。
4:講義:博物館の収蔵品・展示物と情報デジタル化(1)
博物館では現在は多くの収蔵品の情報をデジタル化しているが、それによるメリット・課題を、実際に博物館がポータルサイト等を通じて公開しているデータを通じて考える。
5:講義:博物館の収蔵品・展示物と情報デジタル化(2)
デジタル化された博物館情報の中でも、とくに3D情報や位置情報など、21世紀になって新たに注目されているデータの収集・活用をとりあげる。
6:講義:博物館の視聴覚教材
実際に博物館でどんなものが視聴覚教材として使われているかを考え、分類し、その分類の特徴に基づいてそれぞれの教材としての意義を考察する。
7:講義:博物館と様々な立場の人々の視聴覚教育
博物館はそもそも生涯学習の場として学齢期のみならずあらゆる世代・立場(病気や障がい、貧困の有無など)の人々の教育を目的としている。それらの事例にスポットを当て、博物館がしている教育、できる教育を考える。また、点字を打つ実演を行うことで、視覚偏重になりがちな博物館の在り方について考える。
8:講義:博物館と知的財産・メディアリテラシー
博物館での情報の発信の際にとくに重要になる著作権などの関連法規の基礎知識を学ぶ。
9:講義:博物館の展示物とブログを使った意見交換学習プログラムの体験(1)
(可能な場合は博物館を訪れ、)教員が用意したブログに投稿する形の学習プログラムを実施する。鑑賞教育の一つ、Visual Thinking Strategyについても紹介する。
10:演習:博物館の展示物とブログを使った意見交換学習プログラムの体験(2)
前回博物館で実施した学習プログラムの作品についてディスカッションを行い、その意義を考察する。また、学習プログラムそのものの改善点についても考察を行う。
11:講義:情報でつながる博物館
実際に博物館で行われた研究の中で、インターネットやテレビなどの媒体が効果的に使用された例や、ゲームやクラウドファンディングなど、新しい媒体を通じて博物館が基盤を強めていく取り組みを紹介する。
12:講義:自分の行いたい視聴覚教育を企画してみよう
博物館教育における未来予測に関する資料を紹介し、これまでの内容を踏まえて、自分が実施したい視聴覚教育プログラムについて考え、企画書や指導案を作ってみる。
13:講義:これからの視聴覚教育を考える
前回作成した企画書・指導案の内容の共有を行い、これまでの講義を振り返る。博物館における視聴覚教育とは何かを考える。
14:まとめ
テストを行うことで、全体の理解度を確認する。また、その内容について解説を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
時間を見つけて博物館のwebサイトを見たり、博物館展示を見学したりすることで、講義の内容が理解しやすくなります。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
なし
参考書References
博物館情報・メディア論(放送大学教育振興会)
成績評価の方法と基準Grading criteria
①授業への積極的な参加態度(出席等)(30点満点)、②講義期間中の提出課題(30点満点)、③講義最終回に実施するテスト(40点満点)による。
合計100点満点として60点以上が合格。ただし、①~③のうち1つでも0点のものがあれば不合格。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講者が毎年10名未満のため、アンケートは実施していません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業は基本的にオンラインで行う。Microsoft Officeなどのオフィスツール搭載のパソコン推奨。