法務研究科Law School
POL500Q1-111(政治学 / Politics 500)労働組合論ⅡTrade union II
中村 圭介Keisuke NAKAMURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法務研究科Law School |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | V9212 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6,月7/Mon.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~ |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 選択 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
基礎法学・隣接科目群 隣接 |
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Outline (in English)
This is an advanced course of trade unions and students learn behavioral principles of trade unions and issues that they currently face. Through the course students are expected to be able to design the measures to cope with the issues.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は労働組合論応用編である。日本の労働組合の行動原理と、現在直面する諸課題について学び、対策を自ら考えるようにする。
到達目標Goal
現代日本の代表的企業で労働者がどのように働いているか、その特徴はなにかを明らかにし、そのことを通じて日本の企業別組合の行動原理を十分に理解する。それを踏まえて直面する諸課題にどう対応できるか、あるいはすべきかを学ぶ。これらの諸課題に対して自分なりの対応策を考案できるようになることを目指す。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は講義を行ったうえで、討論を行うという形で進める。
授業形式は未定である。どのような形式にするかはⅡ期開始までに通知する。
毎回、授業についてのリポート(何を学び、何が不明か)の提出を求める。次回の授業の最初に、リポートに基づいて前回授業の補足説明を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期後半
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:企業別組合の発見と存立基盤
戦後に成立した労働組合の多くは企業別組合であった。その特徴がどのように発見されたのかを学び、企業別組合の存立基盤を明らかにする。
第2回:能力主義と職能資格制度
日本の労働者、労働組合の行動規範としての「能力主義」をとりあげ、それが戦後、どのような形で定着していったかを論じ、その制度的表現ともいうべき職能資格制度について明らかにする。
第3回:仕事管理と作業組織
日本の労働者がいかに働いているかを仕事管理という視点から明らかにし、それが企業別組合の機能上、行動上の特徴といかに関係するかを論じる。
第4回:分離に基づく統合(1)
製造業における作業組織の編成原理を「分離に基づく統合」と規定し、その特徴と形成過程を論じる。
第5回:分離に基づく統合(2)
製造業における作業組織の特徴を、具体的事例を素材に、明らかにする。
第6回:ホワイトカラーの仕事管理
ホワイトカラーの仕事管理の仕組みと実態を具体的に明らかにする。
第7回:長時間労働と組合規制
日本社会が抱える大きな労働問題の1つである長時間労働の実態を明らかにし、それに労働組合がどう立ち向かうべきかを論じる。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
特に使用しない。
参考書References
随時、授業で関連文献を紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点が60%、授業への貢献が40%。「授業への貢献」は討論への積極的参加の程度によって測る。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
板書を行うが、丁寧に、かつゆっくりと書くこととする。
その他の重要事項Others
講義ノートをしっかり取る。
担当教員の専門分野等
<専門領域> 労使関係論、人事管理論
<研究テーマ> 労働組合、労使関係、人事管理、共助と連帯
<主要研究業績>
①『壁を壊す-非正規を仲間に 新装版』教育文化協会、2018年
②『地方連合会・地域協議会の組織と活動に関する調査研究報告書」連合総合生活開発研究所、2018年
③『地域を繋ぐ』教育文化協会、2010年
④『成果主義の真実』東洋経済新報社、2006年
⑤『衰退か再生か:労働組合活性化への道』(共著)勁草書房、2005年