現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration

人間の「こころ」の働きの生物学的基礎である脳の構造や機能について、基礎的な知識を幅広く身につける。

脳の構造や機能について、基礎的な知識を説明することができる。

日本語 / Japanese

教科書に沿いながら、精神生理学の基礎的な知識を学習し、必要に応じてビデオ教材を使い理解を深める。新型コロナ感染の状況によってはオンラインでの開講となる場合がある。それにともなう各回の授業計画の変更等については、学習支援システムでその都度提示する。
課題等のフィードバックについては必要に応じて学習支援システムを通して行う予定です。

なし / No

なし / No

※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。

第1回：精神生理学への招待

「精神生理学とは」「全体論と局在論」「精神生理学の研究方法」

第2回：脳神経系の構造及び機能

脳神経系の構造及び機能について概説する

第3回：脳の信号

「平衡電位・静止膜電位」「活動電位の発生と伝達」「神経伝達物質の放出と除去」「ホルモンによる情報伝達」

第4回：脳と知覚

「視覚経路」「聴覚経路」

第5回：記憶、感情等の生理学的反応の機序

記憶、感情等の生理学的反応の機序について概説する

第6回：学習

「脳と学習」「古典的条件付け」「オペラント条件付け」「高次の学習」

第7回：情動

「情動表出の機構」「情動体験の機構」「情動と健康」

第8回：動機づけ

「摂食・飲水行動」「攻撃行動」「性差と性行動」

第9回：心の病気と脳

「統合失調症」「気分障害」「不安障害」

第10回：側性化―大脳半球の機能的非対称性

「右半球の機能」「失語症」「離断脳」「利き手」

第11回：睡眠

「睡眠の機能」「睡眠のメカニズム」「睡眠の臨床」

第12回：意識

「意識の研究」「前頭連合野」「潜在的認知」「非侵襲的脳機能測定法」

第13回：高次脳機能障害の概要

高次脳機能障害の概要と「ADHD」「自閉症と脳」

第14回：授業内テスト（期末試験）と授業全体の振り返り

期末テストによって授業全体の振り返り学習を行う

次回の授業で講義予定のテキスト部分を事前に目を通し、あらかじめ予習をしておくこと。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。

岡田隆・廣中直行・宮森孝史著『生理心理学－脳のはたらきから見た心の世界』サイエンス社 ,2376円

必要に応じて適宜紹介する。

①出欠確認：必要に応じて随時、出欠カードにて出席を確認する。
②試験方法：期末に筆記試験を行う。参考書、ノート類の持ち込みは一切＜不可＞
③採点基準：期末試験の点数のみで成績を評価を（100％）行う。成績評価に関しては出席等の平常点は一切考慮しない。期末テストの点数がD（60点未満）に該当する者についてのみ、出席等の平常点の状況を勘案して、C⁻　評価とするか否かの判断材料とする（この場合でも加点は10～20％程度）。

新型コロナの感染状況によってはオンラインでの開講の可能性もある。その場合は成績評価の方法や基準は上記の対面授業の場合と異なってくるので留意してください。オンライン授業になった場合の具体的な成績評価の方法や基準は学習支援システムにて提示するのでそれを必ずテェックしてください。

授業の進行の仕方を工夫して、ビデオ教材を活用し、より具体的にイメージがわくように授業を改善したい。

授業の展開によっては、上記の授業スケジュールは若干の変更があり得ます。