公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
SOC500P1-062(社会学 / Sociology 500)社会調査法8Social Research Method 8
田嶋 淳子Junko TAJIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9029 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 土1/Sat.1,土2/Sat.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
公共政策学専攻 (修士課程)研究科共通科目 |
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Outline (in English)
The aim of this course is to help students acquire the necessary skills and knowledge needed to achieve a performance in their qualitative survey.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
質的調査法の基本的理解と、その実践的力を身につけることを目的とする。まず、インタビューや参与観察などのフィールドワークや、ドキュメント分析などの質的調査法について、その発展の歴史を踏まえながら、現在の到達点について理解する。その上で、具体的に質的調査を行う上で重要な論点となりうることについて、実践的な観点から考察し、議論する。さらに、受講者自身の持つデータや、教員が仮に提供するデータをもとにワークショップを行い、具体的な手法を選び身につけるための手がかりを得るよう試みる。
到達目標Goal
さまざまな質的調査法に関する基本的理解を踏まえたうえで、新聞・雑誌記事、資料文書、映像、放送、音楽などの質的データの分析法(内容分析等)を理解するとともに、その一部についての実践的な能力を習得すること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻公共マネジメントコースにおいては「DP2」「DP4」に関連している。ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻政策研究コースにおいては「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP3」は特に強く関連している。ディプロマポリシーのうち、サステイナビリティ学専攻においては「DP2」「DP4」に関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義は6月5日より講義を開始します。詳細は学習支援システムのお知らせを参照してください。基本的にオンラインでの授業を予定しています。質的調査法についての歴史と具体的な手法に関する現在の到達点について解説した上で、実際の質的調査において直面する課題や問題について解説します。その上で、受講生のデータあるいは各自の関心がある領域の質的資料を任を持ち寄り、具体的に分析するプロセスをワークショップ形式で経験します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期後半
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:質的調査とは何か
量的調査との違い/調査倫理の問題
第2回:質的調査法の歴史と到達点1
インタビュー/参与観察/ドキュメント分析/観察
第3回:質的調査法の歴史と到達点2
エスノグラフィ―/ライフヒストリー/GTA/会話分析
第4回:実践的課題1(資料を集める)
質問とは何か/ラポールをめぐる論争/調査者の立ち位置
第5回:実践的課題2(資料を分析する)
記録をつくる/テーマをたてる/データの特性を整理する
第6回:実践的課題3(資料を記述する)
書くとはどういうことか/調査倫理ふたたび
第7回:ワークショップ1
データ・質的資料の持ち寄り
第8回:ワークショップ2
最初の感想とそこから見えるもの
第9回:ワークショップ3
どう記録をつくるのか
第10回:ワークショップ4
テーマをたてる
第11回:ワークショップ5
データの特性を理解する
第12回:ワークショップ6
改めてテーマをたてる
第13回:ワークショップ7
ふたたびデータの特性を考える
第14回:総合討論
質的調査法の意義
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて、資料を授業支援システムにアップします。
参考書References
1.岸政彦・石岡丈昇・丸山里美2016『質的社会調査の方法』有斐閣
2.佐藤郁哉,2008 『質的データ分析法―理論・方法・実践』新曜社。
成績評価の方法と基準Grading criteria
討議への参加(40%)、演習課題への取り組み(60%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
非該当
担当教員の専門分野等
<専門領域>国際社会学
<研究テーマ>中国系移住者コミュニティの比較社会学的研究、移住第2世代問題
<主要研究業績>2010『国際移住の社会学-東アジアのグローバル化を考える』明石書店、2019「イタリアにおける中国系ニューカマーズの定着とコミュニティ形成過程」『華僑華人研究』第16号、20-39ページ。2021「イタリアにおける中国系移住者家族の変遷」『移民政策研究』第13号掲載予定。