人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
ASS300HA(社会経済農学 / Agricultural science in society and economy 300)食と農の環境学ⅡEnvironmental Science for Food and Agriculture Ⅱ
湯澤 規子
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C2506 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(一般・総合型選抜、編入学試験入学者)Category | |
カテゴリー(社会人RSP入試入学者)Category | |
カテゴリー(2022年度以前)Category (~2022) |
展開科目 コースコア科目/コース連環科目 |
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Outline (in English)
Regarding the "local resources" that support the local economy, its utilization system, and Ie and Mura as a basic group that uses and manages local resources, consider the history from early-modern period to today.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
地域の経済を支える「地域資源」とその利用システム、地域資源を利用管理する基礎集団としてのイエやムラについて、近世から現代までの歴史をふまえて理解することを目的とします。
到達目標Goal
「食」と「農」の議論の前提となる農村社会の歴史と現状を理解し、循環型社会のシステムや、持続可能な社会のあり方、豊かなコミュニティの形成などについて考える基礎知識を習得することを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
映像資料や受講者からのリアクションペーパーを活用し対話型の講義を進めます。課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション
地域資源から考えるローカリズムとグローバリズム
第2回:「社会的共通資本」としての地域資源
豊かな社会、持続可能な社会を考えるための基礎的視点を得る
第3回:伝統的環境観と地域資源利用システム
自然環境と社会環境、「環境観」をめぐる時代的変化について考える
第4回:近世農業の確立と農村社会の形成
ムラの誕生と百姓の時代、農業技術と地域資源利用の関係について考える
第5回:ムラの構造と論理
共同と共有の論理、ソーシャルキャピタル論について考える
第6回:イエの構造と論理
伝統家族と近代家族、家族経営における女性、子ども、高齢者の役割について考える
第7回:日本社会の地域的多様性
環境、文化、社会から地域の多様性を示し、「地域づくり」を考え実践するための知識を共有する
第8回:農村と都市の歴史的変遷と現代社会
現代社会形成の背景となる農村と都市の関係について考える
第9回:家族・地域・産業の関係と展開についての史的分析
第一次、第二次、第三次産業の歴史的変遷とその影響を考える
第10回:戦後改革と農山漁村の変化
農地改革、農業基本法の影響、食と農の戦後史について考える
第11回:高度経済成長期と農山漁村の変化
岐路に立つ日本の農山漁村、ニュータウンの形成、人間と環境の関係変化について考える
第12回:国土開発と地域構造
「地域」が個性を失っていく背景としての国土開発の歴史を論じ、地域の個性について考える
第13回:暮らしの再編と新たなコミュニティ
近年の暮らしと地域の再編について考える
第14回:ローカリズムとグローバリズム
「グローカル」という視点の可能性について考える
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の講義で紹介される資料等を使用して必ず予習・復習をすること。
「食」や「農」に関わる新聞記事、雑誌、小説、映画、ニュースなどに関心を持ち、可能であれば実際に足を運んだり、食べたり、五感を通して体験してみてください。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
講義で配布する資料を用います。
参考書References
・湯澤規子『在来産業と家族の地域史―ライフヒストリーからみた小規模家族経営と結城紬生産』古今書院、2009年
・湯澤規子「地域づくりの系譜―山梨県甲州市の甚六桜とかつぬま朝市」『歴史地理学』58(1)、2016年、57-72頁
・湯澤規子「ジェンダーから再考する地域と人間」『サステイナビリティ―地球と人類の課題』朝倉書店、2018年、104-113頁
・湯澤規子『胃袋の近代―食と人びとの日常史』名古屋大学出版会、2018年
・湯澤規子『7袋のポテトチップス―食べるを語る胃袋の戦後史』晶文社、2019年
その他、随時紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点40%、期末試験(用語説明30%、論述30%程度)によって評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
食と農に関する身近な話題を入口にして、農村社会を考えるいくつかの基本的な理論を紹介します。やや難しい理論も分かりやすく伝えるようにしたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありません。
その他の重要事項Others
特にありません。
関連の深いコース
履修の手引き「D.6 専門科目一覧・コース関連科目表」を参照してください。
実務経験のある教員による授業
本科目は、「実務経験のある教員による授業」に該当しません。