人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
SOC300HA(社会学 / Sociology 300)地域コモンズ論Local Commons
舩戸 修一
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C2213 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金6/Fri.6 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(一般・総合型選抜、編入学試験入学者)Category | |
カテゴリー(社会人RSP入試入学者)Category | |
カテゴリー(2022年度以前)Category (~2022) |
展開科目 コースコア科目/コース連環科目 |
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Outline (in English)
This class engages with studies on “commons.”
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「草原・森林・牧草地・漁場などの資源を共同で利用・管理する仕組み」または「共同で利用・管理する資源そのもの」は「コモンズ」と呼ばれる。この授業では、具体的な事例から、このような資源がどのように利用・管理されてきたのか、そして現在どのような利用・管理状況にあるのかを説明する。そのうえで今後の地域社会における自然環境や資源の共同利用・共同管理のあり方について考える。
到達目標Goal
まず、コモンズ研究がどのような背景で成立し、どのように発展してきたのかを理解する。次に、様々な地域資源やそれに関する実践活動から資源の持続可能的な利用や地域社会の持続可能性について理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は、主に講義形式で進める。また授業内容についてのリアクションペーパーを授業終了後回収する。課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:コモンズとは何か?(1)
コモンズの定義について説明する。
第2回:コモンズとは何か?(2)
コモンズ研究がどのような実践的課題を背景に進められてきたのかを説明する。
第3回:地域社会と資源
日本の農山村と地域資源との関係性について説明する。
第4回:日本のコモンズ(1)入会地
入会地の利用・管理の歴史的経緯ならびにその現状について説明する。
第5回:日本のコモンズ(2)農業用水
農業用水の利用・管理の歴史的経緯ならびにその現状について説明する。
第6回:日本のコモンズ(3)棚田
棚田の利用・管理の歴史的経緯ならびにその現状について説明する。
第7回:日本のコモンズ(4)里山
里山の利用・管理の歴史的経緯ならびにその現状について説明する。
第8回:人と野生動物(1)マタギ
狩猟を生業とするマタギの自然観を踏まえ、人間と自然のかかわりにつて説明する。
第9回:人と野生動物(2)獣害と狩猟
野生動物による農業被害問題を踏まえ、狩猟による動物資源の利用・管理について説明する。
第10回:限界集落と集落維持
「他出子」という人的資源も「コモンズ」に位置づけたうえで、その資源による農山村維持の可能性について説明する。
第11回:グローバルなコモンズとその利用・管理(1)
グローバリゼーションによる食料の不平等分配を踏まえ、食料の生産・消費について説明する。
第12回:グローバルなコモンズとその利用・管理(2)
資源枯渇が危惧されるウナギ・マグロ・クジラなどの現状を踏まえ、漁業資源の利用・管理について説明する。
第13回:コモンズ研究の整理
今後のコモンズ研究の可能性と課題について説明する。
第14回:「コモンズ論」のまとめと振り返り
これまでの授業内容を振り返り、それを再確認する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業後は、授業内容や配布プリントの内容について復習しておくこと。そのうえで、授業で紹介した参考書や授業内容に関する文献を読むなど自主的な学習を望む。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは指定しない。毎回、プリントを配布する。
参考書References
参考文献は授業で毎回紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
学期末に提出するレポートの内容を90%、授業後に課すリアクションペーパーの内容を10%として評価する。なお受講者の人数次第では評価方法を変更することがある。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
積極的な授業参加と授業理解を促すために、毎回授業終了後にリアクションペーパーを課したい。
関連の深いコース
履修の手引き「D.6 専門科目一覧・コース関連科目表」を参照してください。
実務経験のある教員による授業
本科目は、「実務経験のある教員による授業」に該当しません。