人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
MAN300HA(経営学 / Management 300)環境経営論ⅡEnvironmental Management II
金藤 正直
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C2113 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(一般・総合型選抜、編入学試験入学者)Category | |
カテゴリー(社会人RSP入試入学者)Category | |
カテゴリー(2022年度以前)Category (~2022) |
展開科目 コースコア科目/コース連環科目 |
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Outline (in English)
The purpose of this lecture is to learn new methods for improving environmental and social values in companies and regions.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では、国内の企業や地域で注目されている新たな環境経営やサステナビリティ経営(再生可能エネルギー、フードロス、従業員の健康維持・増進、地域循環共生圏、地方創生経営、ソーシャル・ビジネスなど)を、経営学的視点と会計学的視点から学習していくとともに、これらの視点の相互関係にも注目しながら、両経営の全体像も理解していくことを目的とする。
到達目標Goal
本講義では、企業や地域で実践されている新たな環境経営やサステナビリティ経営における方針(政策、施策、事業計画または戦略)、仕組み(組織)、運営(管理)という一連の流れとその取組内容を理論的に明らかにし、習得することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義では、講義内容に関連する著書や論文、報告書、新聞・雑誌記事、映像資料などを多用しながら、企業や地域で実践されている新たな環境経営やサステナビリティ経営のための政策・施策・事業計画または戦略、組織体制、マネジメントの現状とその特徴を理解することを目指す。なお、課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション
新たな環境・サステナビリティ経営の現状
講義の内容・進め方と、海外や国内の企業や地域で実践されている新たな環境経営またはサステナビリティ経営の現状を説明する。
第2回:新たな環境・サステナビリティ経営の意義と方法
企業の社会的責任(CSR)、共有価値(CSV)、包括的成長(IG)、持続可能な開発目標(SDGs)の概念を整理するとともに、これらの概念に基づいて、新たな環境・サステナビリティ経営の意義と方法(サプライチェーン・マネジメント(SCM)、産業クラスター・マネジメント(ICM)、バランス・スコアカード(BSC))を説明する。
第3回:サプライチェーン・マネジメント(SCM)
SCMの研究や企業の実践例をもとに、環境保全や持続可能なSCMの概念と仕組みを説明する。
第4回:産業クラスター・マネジメント(ICM)
ICMの研究や企業の実践例をもとに、環境保全や持続可能なICMの概念と仕組みを説明する。
第5回:バランス・スコアカード(BSC)①
BSCの研究や企業の実践例をもとに、環境保全や持続可能なBSCの概念と仕組みを説明する。
第6回:バランス・スコアカード(BSC)②
第2回から第4回の内容に基づくBSCの作成方法を説明する。
第7回:再生可能エネルギー事業
資源エネルギー庁で整理されている再生可能エネルギーの概念や現状とともに、国内の先進事例(飯田市や下川町など)とその特徴を説明する。
第8回:フードロス・マネジメント
農林水産省、消費者庁、環境省で公表されているフードロス対策の現状を紹介しつつ、国内のフードロス削減への実践例(フードドライブ、バイオマス利用、サルベージ・パーティ、3010運動など)とその特徴を説明する。
第9回:食と健康経営
経済産業省や厚生労働省の取り組みを紹介し、また、日本企業の先進的な取り組みとその特徴を説明する。
第10回:地域循環共生圏
環境省の取り組みを紹介しつつ、国内の先進事例を取り上げ、その特徴を説明する。
第11回:地方創生経営
内閣府・内閣官房の地方創生の取り組みを紹介しつつ、地域循環共生圏との関係も説明する。
第12回:ソーシャル・ビジネス
途上国で展開されているソーシャル・ビジネスやBOP(Base of the Pyramid)の実践例やその課題を説明する。
第13回:ケーススタディ
第7回から第12回までの実践的な取組事例を1つ選定し、その事例を第2回から第6回までの内容をもとに検討しつつ、新たなビジネスモデルを提案する。
第14回:講義のまとめ
講義のポイントを整理する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本講義は、企業経営の知識や考え方だけではなく、今後の活動(ゼミナール活動など)において必要とされる研究・調査の方法の基礎基本も身に付けてもらうために、配布資料を用いて講義内容を論理的に説明し、解説するだけではなく、参加型(双方向型)形式も取り入れて進めていきます。
そのために、毎回の講義で紹介される資料(配布資料だけではなく、その内容に関連する他の著書や新聞・雑誌記事など)を使用して予習・復習してください。なお、本講義の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
担当教員が作成した印刷物を配布します。
参考書References
講義中に紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
本講義の成績は以下の2点に基づいて評価します。
①理解度テスト、事例分析・検討ペーパーの提出(50%)
②期末レポート(50%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎年、受講生からの意見や要望などを考慮に入れ、講義内容の改善に努めています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学生の皆さんに準備してもらう機器は特にありませんが、配布資料に関連する内容を口頭で説明する場合もありますので、メモできるもの(付箋など)を持ってきてください。
その他の重要事項Others
・配布資料や映像資料を用いて授業を進めていきます。
・必要に応じて新聞・雑誌記事なども配布します。
・質問等は電子メールで連絡ください。なお、電子メールのアドレスは講義の最初にアナウンスします。
関連の深いコース
履修の手引き「D.6 専門科目一覧・コース関連科目表」を参照してください。
実務経験のある教員による授業
本科目は、「実務経験のある教員による授業」に該当しません。