人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies

経営学は、企業の実践的課題に対する解決策を理論的に明らかにすることが中心となる。しかし、その課題や解決策は、企業外部の経済環境の変化によって比較的短いスパンで様変わりしやすく、また、多様に存在する。そこで、本講義では、内容のポイントを絞って、体系的に学習することを目的とする。

本講義では、理論的な内容だけではなく、企業の実践的取組みについても触れるために、企業が実際にどのような方針（戦略）を立て、その方針に基づいてどのような仕組み（組織）を作り、その仕組みの中でどのように運営（管理）しているのか、という一連の経営活動を理解することができる。

ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連

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本講義では、配布資料をもとに進めていくが、各講義の内容に関連する映像資料や新聞・雑誌記事も活用し、その中で取り上げられている企業のビジネスモデルの特徴やその課題について履修者と一緒に検討していくとともに、その解説も行う。なお、課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。

あり / Yes

なし / No

※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。

第1回：イントロダクション
企業と経営－経営学とは何か－

講義の内容・進め方とともに、経営学を学ぶことの意義を説明する。

第2回：企業の種類－企業と何か－

企業の概念とその種類を説明する。

第3回：経営戦略－概念と特徴－

経営戦略の概念や特徴を説明する。

第4回：経営戦略－種類と策定方法－

経営戦略の種類とその策定方法を説明する。

第5回：経営戦略－新たな企業戦略の意義と内容－

現在企業に求められている新たな経営戦略（環境戦略、サステナビリティ戦略、地域戦略）を説明する。

第6回：経営組織－概念と種類－

経営組織の概念とその種類（形態）を説明する。

第7回：経営組織－形態と特徴－

経営戦略の形態（基本と応用）とその特徴を説明する。

第8回：経営組織－新たな組織の展開－

第5回の経営戦略を実現していくための新たな経営組織（サプライチェーン、産業クラスター、コラボレーション）を説明する。

第9回：経営管理－機能と仕組み－

経営管理の2つの機能（経営機能と管理機能）とともに、企業経営の管理技法を説明する。

第10回：経営管理－経営資源の管理①－

企業の人的資源である「ヒト」、材料や仕掛品などの「モノ」の管理方法を説明する。

第11回：経営管理－経営資源の管理②－

企業経営をうまく実施するうえで重要な役割を果たす会計（「カネ」）や「情報」の管理方法を説明する。

第12回：ケーススタディ①

日本企業の実践的な取り組み（実践的事例）を説明し、その内容を理解する。

第13回：ケーススタディ②

第12回の内容について、第11回までの講義内容をもとに全員で検討し、新たなビジネスモデルを提案する。

第14回：講義のまとめ

講義のポイントを整理する。

本講義は、企業経営の知識や考え方だけではなく、今後の活動（ゼミナール活動など）において必要とされる研究・調査の方法の基礎基本も身に付けてもらうために、配布資料を論理的に説明し、解説するだけではなく、参加型（双方向型）形式も取り入れて進めていきます。
そのために、毎回の講義で紹介される資料（配布資料だけではなく、その内容に関連する他の著書や新聞・雑誌記事など）を使用して予習・復習してください。なお、本講義の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。

担当教員が作成した印刷物を配布します。

講義中に紹介します。

本講義の成績は以下の2点に基づいて評価します。
①理解度テスト、事例分析・検討ペーパーの提出（50％）
②期末レポート（50％）

毎年、受講生からの意見や要望などを考慮に入れ、講義内容の改善に努めています。

学生の皆さんに準備してもらう機器は特にありませんが、配布資料に関連する内容を口頭で説明してもらう場合もありますので、メモできるもの（付箋など）も持ってきてください。

①配付資料や映像資料を用いて授業を進めていきます。
②必要に応じて新聞・雑誌記事などのコピーも配布します。
③質問などは電子メールで連絡ください。なお、電子メールのアドレスは講義の最初にアナウンスします。

履修の手引き「D.6 専門科目一覧・コース関連科目表」を参照してください。

本科目は、「実務経験のある教員による授業」に該当しません。