国際文化研究科Graduate School of Intercultural Communications
SOC500G1－213（社会学 / Sociology 500）国際ジャーナリズム論International Journalism
グローバル化社会におけるジャーナリズムの役割
神林 毅彦Takehiko KANBAYASHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化研究科Graduate School of Intercultural Communications |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X2025 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
The theme of this course is theories of international journalism in the information age. This course provides opportunities for students to critique news coverage in Japanese and foreign media outlets and discuss mainly the impact of social media; foreign policy and journalism; and political, economic and social factors influencing media content.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
国際報道の現状、必要性を分析し、その問題点や対策等を重点的に議論する。下記が主な内容となる。
１．国内メディアとさまざまな海外メディアの報道比較、SNSの影響 ２.外交とジャーナリズム ３．国際報道にみられる政治的、経済的、社会的影響
到達目標Goal
変化し続ける現代の情報環境と国際報道の現状、そして、問題点に関して、論理的に説明する。単に受動的に情報を受け取るのではなく、積極的に情報を収集でき、かつ、効果的な情報発信も行う。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち，「DP1」と「DP4」の達成のために特に重要であり，「DP2」と「DP3」の達成のために重要である
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
海外メディアが報じる日本、また、日本、海外メディアの国際報道を検証しながら、ジャーナリズムの本来の役割について議論する。また、国際ニュースとなる要素、その影響についても発表、議論する。国際報道に関連する校外学習も行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：イントロダクション
ジャーナリズムの役割
第2回：メディアの特性（Ⅰ）
メディアと公共性、ニュースの構造、要素
第3回：メディアの特性（Ⅱ）
国際報道とその背景
第4回：メディアの特性（Ⅲ）
国際報道と多様化するメディア
第5回：メディアの特性（Ⅳ）
国際報道と外交
第6回：メディアの特性（Ⅴ）
報道の客観性と倫理的問題
第7回：国際ジャーナリズム（Ⅰ）
領土問題、歴史問題に関する報道
第8回：国際ジャーナリズム（Ⅱ）
経済、貿易に関する報道
第9回：フィールドワーク
インタビュー、取材
第10回：国際ジャーナリズム（Ⅲ）
環境問題に関する報道
第11回：フィールドワーク
インタビュー、取材
第12回：国際ジャーナリズム（Ⅳ）
日本における海外メディア
第13回：国際ジャーナリズム（Ⅴ）
日本のメディアの国際報道
第14回：今後の国際報道
メディアの多様化、双方向の発信、受信
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
さまざまな国際報道に目を向け、批評を行う。直近のニュースを常に気にする。また、報道の方法、背景などを周囲の人と話し合う。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
とくになし。担当者が資料等を配付する。
参考書References
ビル・コヴァッチ、トム・ローゼンスティール「ジャーナリズムの原則」日本経済評論社 ２００２年 （原書 The Elements of Journalism）
The New York Times, The Financial Times, Xinhua News Agency, Yonhap News, PBS News Hour, NHK,他
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点50%、レポート（内容評価）50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
以前は、授業で配布する記事、資料、また、授業中に扱う海外の報道番組は英文がほとんどだったが、学生の英語力に個人差があるため、日本語の記事、資料を増やしている。映画監督や福島原発事故避難者とのインタビューなどは積極的に参加していた。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞ジャーナリズム論
＜研究テーマ＞国際ジャーナリズム論、ジャーナリズム倫理
＜主要研究業績＞1）Chapter “Japan’s Ethnic Koreans: ‘Good Koreans or Bad Koreans. Kill Them Both!’” The Stranger Among Us, 2016, Createspace Independent Pub
2) “Ten years on, Japan's Fukushima victims worry they've been forgotten,” 2021, the German News agency.
3) 「反基地運動を弾圧する不当な拘束の日々」「部落解放」2018年2月号、解放出版社