経営学研究科Graduate School of Business Administration
MAN500F1-0069(経営学 / Management 500)キャリアマネジメント論Career Management
小川 憲彦Norihiko OGAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学研究科Graduate School of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X7164 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水6/Wed.6,水7/Wed.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
修士課程(夜間)授業科目 人材・組織マネジメントコース |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The purpose of this class is to learn basic career theories and their relationships. You are expected to participate class discussions actively as well as to reflect your own career using those theoretical tools.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
キャリアに関する基本的な考え方・理論を学ぶことを目的とします。理論と受講者自身や他の受講生のキャリア事例とを照らし合わせることで、自身のキャリアの展望を考える機会を提供します。
到達目標Goal
授業を終えた段階で学生に期待するのは以下三点です。
①キャリアに関する主要理論を知っており、それら理論間の関係、発展のあり方を理解している
②個別具体の事例を理論と照らし合わせて、理論の意義や限界を考えることができる
③理論を参照しながら受講生自身のキャリア展望・開発を自律的に考えることができる
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連、特に「DP1」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
クラスの前半では、キャリアに関する諸理論の講義を行います。その中で適宜、課題や課題を踏まえた受講者同士の意見交換・共有の場を設ける予定です。
クラスの後半は、受講者自身のキャリアに関する事例報告とこれに基づく意見交換を行う予定です。
ただし、受講人数によって発表時間や形式は変更がありえます。授業内容のおおよそのスケジュールは下記の通りですが、進捗状況や参加者人数等によって順序や内容の大幅な変更もありえます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:イントロダクション
講義方針や参加ルールの説明、発表順などを決めるので参加は必須です。
2:キャリア論の性質
経営学におけるキャリア論の位置づけについて
3-4:職業の決定①
社会学的職業決定の理論
5-6:職業の決定②
心理学的職業決定の理論
7-9:キャリア発達の理論
ライフサイクル論
10:職場適応
組織社会化
11:職場の人間関係と出世
LMX、キャリア・ツリー
12-13:キャリアの移行期
キャリア・トランジション論
14:キャリア中期
キャリア・プラトー
15:近年のキャリア論
偶発性、不確実性の意思決定
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
ほぼ毎回、その場で記入する課題と、次回までに準備する課題があります。いわゆるレポートも数回予定しています。事前に指示された本や論文(英文を含む)を読んできてもらうこともあります。最大の課題は、各自のキャリアについての発表準備です。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定はしません。
参考書References
Greenhaus,J.H.,Callanan,G.A.,& Goldshalk,V.M.(1999). Career Management 3rd. Orlando,FL: Harcourt.
Gunz,H.&Peiperl,M.eds.(2007). Handbook of Career Studies. Thousand Oaks, California:Sage.
金井壽宏(2002)『働くひとのためのキャリア・デザイン』PHP研究所。
エドガー・H・シャイン(著)・金井壽宏(訳)(2003)『キャリア・アンカー ―自分のほんとうの価値を発見しよう』・『キャリア・サバイバル―職務と役割の戦略的プラニング』白桃書房。
成績評価の方法と基準Grading criteria
以下の配分で総合的に評価します。
講義への参加:50点
・出席や発言の頻度、議論への参加度や貢献度、課題の質など
・担当回における報告内容や資料・準備の度合い・質、提出物
や質疑応答の内容等
レポート:50点
内容、形式、論理性、期限など
(レポート内容は講義内で指示します)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
スケジュールは昨年度のものであり、受講者数等によって講義内容や方法は変わることがあります。それらを理解したうえで参加して下さい。
また、科目履修生の方等も資料等の配布や連絡に授業支援システムを使いますので必ず登録し、適宜チェックして下さい。その方法は大学院事務で事前に確認しておいて下さい。
システムが使えない場合や緊急連絡は以下にメールしてください。
nogawa■hosei.ac.jp (■を@に変換)
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
自身の発表資料などは人数分印刷して準備して臨んで下さい。
その他の重要事項Others
・履修者は、初回講義での説明内容を踏まえ、これに同意したと
みなします(初回講義の参加の有無は加味しませんので各自でフ
ォローして下さい)。
・経営学研究科でのキャリア論という性質上、組織という文脈を前提とした議論が多いため、組織での仕事経験がない方にはあまり適したものではないかもしれません。それを踏まえて参加して下さい。
担当教員の専門分野等
<専門領域>
経営管理論、組織行動論
<研究テーマ>
組織社会化、組織文化、人材採用等
<主要研究業績>
・Norihiko Ogawa, Osato,D. & K.Takahashi (2015) “Criteria for Screening Job Applicants in Japanese Companies: Policy Capturing Approach,”Journal of Academy of Business and Economics,Vol.15 (1), pp.101-109.
・Norihiko Ogawa, Takahashi,K. & D.Osato (2014) “The Empathetic Sorting Technique: Measuring Corporate Culture by Sorting Illustrated Value Statements” Business Studies Journal, Vol.6, pp.81-103.
・小川憲彦(2013)「人材育成方針がもたらす若手従業員への影響」金井壽宏・鈴
木竜太編著『日本のキャリア研究組織人のキャリア・ダイナミクス』白桃書房,第Ⅲ部第6章, 169‐196頁.