公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
SES600P2-201(環境創成学 / Sustainable and environmental system development 600)論文研究指導1ASeminar 1 on Master Thesis A
小島 聡Satoshi KOJIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9606 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 土5/Sat.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
サステイナビリティ学専攻 (修士課程)研究指導科目 |
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Outline (in English)
This seminar guides surveillance study to the student of the first grader of a master's course. Students tackle the following contents at a seminar.
①Brainstorming for deciding a subject of research
②Examination about the proposal of a subject of research
③Acquisition of basic method of surveillance study
④Acquisition of work skill of surveillance study
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この演習では、修士課程の1年生の学生に対して調査研究の指導を行う。学生は、演習を通して、以下の内容に取り組む。
①研究テーマを決めるためのブレーンストーミング
②研究テーマの案についての検討
③調査研究の基礎的な方法の習得
④調査研究の作業スキルの習得
到達目標Goal
この演習に参加する学生の到達目標は、以下のとおりである。
・修士論文のテーマに関する主題、分析対象、分析方法など調査研究の設計図を作成した上で、それについて明確に説明できる力を身につける。
・テーマに関する調査遂行能力と論文作成の基本的な技法を習得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
修士論文の作成に向けて、参加学生の問題意識を明確化した上で、具体的なテーマ、調査研究対象の設定について指導し、さらに調査研究計画の作成と関連文献の収集・講読などに関する指導、調査研究の遂行に関する指導を行う。毎回、自ら作成したペーパーに基づいて発表することをもとめる。提出したペーパーにはその場でコメントするとともに、必要に応じて、後日、添削や追加コメントを行う。演習は、参加学生が、互いに他者の調査研究の進捗状況から学びあう場ともする。なお、この授業は、対面授業を基本としつつも、COVID-19の状況による社会情勢や参加者の感染リスク等に応じて、Zoomによる双方向型授業の実施についても柔軟に対応する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンス
調査研究や論文作成に関する基礎的な理解と工程管理を促す。
2:問題意識の報告
研究テーマの選択に向けて問題意識を報告する。
3:問題意識の具体化
研究テーマの選択のために、報告した問題意識を具体化する。
4:研究テーマの候補づくり
研究テーマの候補を作成、提示し選定する。
5:研究テーマの検討
複数のテーマの中から研究対象について検討する。
6:研究テーマの再検討
複数のテーマの中から研究対象について再検討する。
7:研究テーマの確定
複数のテーマの中から研究対象を確定する。
8:研究テーマに関する構図の作成
研究テーマについて主題を設定し、分析の構図を作成する。
9:研究テーマに関する構図の修正
研究テーマについて分析の構図を修正する。
10:調査研究計画の作成
調査研究計画を作成し工程とポイントを確認する。
11:調査研究計画の修正
調査研究計画を修正し工程とポイントを確認する。
12 :調査研究計画の再修正
調査研究計画を再修正し工程とポイントを確認する。
13:関連文献リストの作成
研究テーマに関する関連文献リストを作成し検討する。
14:関連文献リストの修正
研究テーマに関する関連文献リストを修正し検討する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
参加学生は、以下の時間外学習を行う(この授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする)。
・修士論文の作成に向けて、自分のテーマを設定し調査研究を進めること。
テキスト(教科書)Textbooks
特に用いない。
参考書References
調査研究の進め方や論文作成の方法に関する文献、演習参加者の個別のテーマに関する文献は、演習実施期間中に適宜、提示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(参加姿勢)(70%)、課題提出(30%)の総合評価とする。修士論文作成に向けた演習のため、自発的な取り組みの途中経過を毎回報告し、調査研究を段階的に進展させていくことを重視する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
アンケート対象外につき該当なし
担当教員の専門分野等
<専門領域>行政学、地方自治論
<研究テーマ>持続可能性と自治体政策、地域環境ガバナンス、市民社会と自治体行政システム
<主要研究業績>
「アカウンタビリティと自治体政策-説明責任の体系と再編-」『自治体経営改革』(共著)、(ぎょうせい、2004)
「参加手法のイノベーション-自治体政策への活用に向けて-」『新しい自治のしくみづくり』(共著)、ぎょうせい、2006)
「自治体環境政策の軌跡と持続可能性」『分権時代の地方自治』(共著)、(三省堂、2007)
『フィールドから考える地域環境 持続可能な地域社会をめざして』(共編著)(ミネルヴァ書房、2012)
「自治体の参加型政策システムと市民討議会の可能性」『地域開発』(vol.574,2012)
「上下流連携とサステイナビリティ」『自治体学』(vol.33-2,2020)
「人口減少社会における地域の持続可能性と政策論-〈私〉と〈社会〉の世代間継承可能性を手がかりとして-」『自治研かながわ月報』(NO.183,2020)