SSISSI (Sports Science Institute)
HSS103LB(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 100)スポーツ医学Ⅰスポーツ医学Ⅰ
瀬戸 宏明Hiroaki SETO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | SSISSI (Sports Science Institute) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A9202 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium |
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Outline (in English)
Sports medicine is a branch of medicine that deals with the treatment and prevention of injuries related to sports.
A purpose of Sports Medicine I is to learn the following things
1: study basic knowledge about sports injuries
2: gain practical skills ( ex. emergency treatment ) through training this lecture.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
スポーツ医学は、トレーニングやスポーツが身体に与える影響を踏まえて、医学的知識を競技力向上や健康の保持増進に役立てることと、運動学的知識を運動不足や疾病の予防や治療、リハビリテーションなどに役立てるために、医学と運動学を融合させた学問といえる。
スポーツ医学Ⅰでは、スポーツ医学を学ぶために必要な基礎的知識を身につけた上で、スポーツ医学の意義、ならびにスポーツ競技の現場でみられる疾患や怪我の処置などについて学習する。
到達目標Goal
1.基本的な解剖学用語を使用することができる。
2.骨、骨格筋、神経の代表的な名称を述べることができる。
3.内臓や血管などの代表的な名称を述べることができる。
4.健康づくりにおけるスポーツの効果を列挙できる。
5.アスリートの健康管理の重要性を説明できる。
6.スポーツ中に多い内科的疾患(特に突然死と熱中症)の原因と対処法を説明できる。
7.スポーツ中に多い代表的な内科的障害の原因と対処法を説明できる。
8.スポーツ活動中に多い整形外科的傷害の原因と対処法を説明できる。
9.心理的ストレスの対処法について述べることができる。
10.心肺蘇生法の重要性を解説できる。
11.心肺蘇生法の適切な手順を述べることができる。
12.止血の適切な手順を述べることができる。
13.RICE処置の意義を説明できる。
14.RICE処置の適切な手順を述べることができる。
15.テーピングの目的を述べることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部法律学科:DP3、法学部政治学科:DP1、法学部国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP4、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1、経済学部経済学科・現代ビジネス学科:DP4、社会学部:DP2、現代福祉学部福祉コミュニティ学科:DP1、現代福祉学部臨床心理学科:DP1、デザイン工学部システムデザイン学科:DP4
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義は多くの競技に共通した内容で行う。毎回のテーマは実際に行われている競技現場を意識しながら授業を展開し、到達目標の達成を目指す。授業は講義形式が中心となる。講義ではスライド、DVDなどを用いて効率よい知識の伝達を行う。講義内でおこなう小テストのフィードバックは同日の講義もしくは次回の講義内でおこなう。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンス
半年間の講義の概要、到達目標などを説明する。
2:健康づくりとスポーツ医学的健康管理
加齢、健康の定義、生活習慣病などについて解説する。
3:アスリートの食生活と栄養摂取①
トップアスリートが実際行っている食事の内容を解説する。
4:アスリートの食生活と栄養摂取②
サプリメントの効果、効能および食品添加物が身体に及ぼす影響について説明する。
5:アスリートの食生活と栄養摂取③
スポーツ活動中に多いケガや病気①
アスリートに多くみられる栄養障害とその対処法について解説する。
スポーツ外傷の概要およびその予防について説明する
6:スポーツ活動中に多いケガや病気②
スポーツ障害の概要およびその予防について説明する
7:アスリートにみられる内科的な急性障害
突然死やアナフィラキシーショックなど内科的急性障害とその対処法について解説する。
8:アスリートにみられる内科的な慢性障害
貧血やオーバートレーニングなど内科的慢性障害とその対策や対処法について解説する。
9:アスリートにみられる怪我や痛み(スポーツ外傷)
頭頚部、上肢、体幹、下肢の外傷について解説して、その対処方法についても説明する。
10:アスリートにみられる怪我や痛み(スポーツ障害)
頭頚部、上肢、体幹、下肢の障害について解説して、その予防方法についても説明する。
11:スポーツによる精神障害と対策
スポーツとより密接に関連のある精神的障害のうち頻度の高いものについて解説する。
12:救急処置の理論と怪我や痛みの予防
救急処置をするための必要な理論といままでの講義を総括した傷害の予防について解説する。
13:救急処置の実際
炎症・治癒過程について
止血法やRICE処置などについて説明する。
スポーツ活動中に起こる炎症-治癒過程について解説する。
14:単位認定試験と解説
授業内において単位認定試験とその解説をおこなう。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
講義の1週間前から授業支援システム上に資料を掲載する。受講者は各自資料のダウンロードを行い、指定参考書を用いて事前学習を行う。
テキスト(教科書)Textbooks
特に使用しない。毎回、配布資料に沿って進める。
参考書References
1.伊藤マモル(監修)『基礎から学ぶスポーツトレーニング理論』第2版,日本文芸社
2.公認スポーツ指導者養成テキスト共通科目Ⅰ
3.公認スポーツ指導者養成テキスト共通科目Ⅲ
4.小島康昭、他(著)『からだ・健康・スポーツ』サンウェイ出版
5.武藤芳照(著)『スポーツ医学実践ナビ―スポーツ外傷・障害の予防とその対応』日本医事新報社
6.Peter Brukner, Karim Khan(著)『臨床スポーツ医学』医学映像教育センター
成績評価の方法と基準Grading criteria
(1)授業内で実施する小テストと授業への参画態度による平常点(14%)
(2)期末の筆記試験(単位認定試験)86%で評価をおこなう。
なお、出席回数が実施授業実施回数の2/3に満たない場合はE評価とする。
2021年度はオンライン授業も併用となったため
成績評価が一部修正となります。
・オンライン講義の範囲はテスト/アンケートの点数の積み重ね
・対面講義の範囲は筆記テストの点数
基本的にはこの2つの合算で評価を行います。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
1.毎回の講義はじめに、その日のスケジュールおよびポイントを示すことで、明確な目標をもって、講義に臨めるように工夫を行う。
2.常に受講者の反応を確認しながら、講義内容を柔軟に変化させることにより、集中力を持続させる工夫を行う。
3.後方の席は使用しない。
その他の重要事項Others
※授業の展開によって、若干の変更があり得る。
教員は整形外科医であり、スポーツ医学に長らく関わってきている。そのため現場で求められているものを授業で展開可能である。