SSISSI (Sports Science Institute)
HSS217LB(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 200)スポーツマーケティング論スポーツマーケティング論
吉岡 那於子Naoko YOSHIOKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | SSISSI (Sports Science Institute) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A9028 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月1/Mon.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium |
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Outline (in English)
Industrialization of sports is spreading in our society. There are two different kinds of sports marketing: marketing through sports and marketing of sports. Considering the role of sports marketing, this course emphasizes the importance that sports marketing needs to serve the development of sports culture and to generate public benefit. The aim of this course is to help you to understand the basic theories and practical phenomena in the field of sports marketing such as professional sports organizations and sporting companies.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
スポーツのビジネス化が進むなか、わが国スポーツ界には、スポーツによるマーケティング(marketing through sports)とスポーツのマーケティング(marketing of sports)の両者がみられるようになりました。
本講義は、スポーツの望ましい発展を願う立場から、スポーツの文化性や公共性に配慮したスポーツマーケティングのあり方について学びます。スポーツマーケティング分野における主要な理論・領域を体系的に扱いながら、プロスポーツ組織やスポーツ企業における様々なマーケティングの実践例について、その基礎となる理論とともに理解を深めることを目的とします。
到達目標Goal
本講義の到達目標は、スポーツマーケティング分野の主要な理論とその理論に関連するビジネス現場の実際についての理解を深めること、さらにスポーツマーケティングの諸課題について考察し、議論する力を身につけることです。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部法律学科:DP3、法学部政治学科:DP1、法学部国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP4、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1、経済学部経済学科・現代ビジネス学科:DP4、社会学部:DP2、現代福祉学部福祉コミュニティ学科:DP1、現代福祉学部臨床心理学科:DP1、デザイン工学部システムデザイン学科:DP4
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業はオンラインにて行います。
テキストとそれに関連するオンデマンド動画を用い、補助的に配付資料を活用します。
毎回、期限内にオンデマンド動画を視聴することにより講義を受講し、毎回の受講終了後に課題に対応してもらいます。課題は(1)授業の内容をどの程度理解したか、(2)授業の内容をどのように発展させたか、を基本的な視点に定型化されています。
授業の初めに、前回の授業で提出された課題のうち、共有すべきものをいくつか取り上げ、すべての受講者にフィードバックを行うことがあります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンス/スポーツマーケティング
シラバスの記載内容や今後の授業の進め方を確認する。スポーツマーケティング概念をめぐる主な議論を学ぶ。
2:スポーツの文化とスポーツのビジネス化
スポーツのビジネス化の功罪を総括し、スポーツのビジネス化がスポーツ文化に及ぼす影響を学ぶ。
3:スポーツのビジネス化とスポーツの公共性
スポーツのビジネス化の功罪を総括し、スポーツビジネス化がスポーツの公共性に及ぼす影響を学ぶ。
4:価格形成のメカニズムとスポーツ組織・企業
スポーツにおける価格形成のメカニズムを理解し、プロスポーツ組織やスポーツ企業が取るべき方策について学ぶ。
5:スポーツプロダクトの構造とスポーツ組織・企業
スポーツプロダクトの構造を理解し、費用対効果の高いプロダクトの提供の仕方、さらには付加価値の高いプロダクトの提供の仕方について学ぶ。
6:スポーツ団体におけるプロモーションの原理と実際
スポーツ団体におけるプロモーションの原理や実際を理解し、スプロスポーツ組織やスポーツ企業が取るべき方策について学ぶ。
7:コミュニケーション過程とスポーツ組織・企業
コミュニケーションにおける垂直的チャネルと水平的チャネルを学び、ソーシャルメディアに代表される水平的コミュニケーションの活用に際して、プロスポーツ組織やスポーツ企業が取るべき方策について学ぶ。
8:WOMマーケティングとスポーツ組織・企業
クチコミなどを活用するスポーツ団体の取り組みについて理解し、プロスポーツ組織やスポーツ企業が取るべき方策について学ぶ。
9:スポーツ観戦者におけるPCMモデルとスポーツ組織・企業
スポーツ観戦に関わる社会心理学の理論を中心に、観戦動機の類型、PCM理論(心理的連続モデル論)、社会的アイデンティティ論に基づく観戦者対応などの理解を深める。
10:スポーツ・スポンサーシップの考え方とスポーツ組織・企業
スポーツ・スポンサーシップの原理と実際について理解し、プロスポーツ組織やスポーツ企業が取るべき方策について学ぶ。
11:顧客満足、ロイヤルティ、顧客価値とスポーツ組織・企業
スポーツにおける顧客満足、ロイヤルティ、顧客価値について理解し、プロスポーツ組織やスポーツ企業が取るべき方策について学ぶ。
12:関係性マーケティングとスポーツ組織・企業
スポーツにおける関係性マーケティングについて理解し、CRM(顧客関係管理)の手法を中心にプロスポーツ組織やスポーツ企業が取るべき方策について学ぶ。
13:文化の担い手としてのスポーツ消費者
スポーツ消費における主体形成は「スポーツの文化の担い手」を育むことにつながることを学ぶ。スポーツ文化に果たすのスポーツマーケティングの役割について考える。
14:これからのスポーツマーケティング
文化性や公益性に配慮したスポーツの価値向上を志向するスポーツマーケティングの在り方について考える。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
指示に従いテキストの予習をするようにして下さい。
各授業で扱った、教科書や資料の内容を復習してきて下さい。
予習や復習に関連する宿題については授業内で指示をします。
テキスト(教科書)Textbooks
『よくわかるスポーツマーケティング』, 仲澤眞/吉田政幸編著, ミネルヴァ書房, 2017年
参考書References
必要に応じて紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎授業の課題等を70%、期末試験を30%に配分することを原則に、総合的に評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
わかりやすいパワーポイントや説明を実践する。