市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
BIO300LA(その他の総合生物・生物学 / Biology 300)ボルボックス生物論ABiology of Volvox A
植木 紀子Noriko UEKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q6337 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ2~4年※定員制 |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
The green alga Volvox is broadly used for studies of evolution of multicellularity. In this class, students address observation and experiment using Volvox and other organisms. The exciting microscopic world will provide students with opportunity to develop the ability to observe object accurately, to solve scientific problems and to describe experimental result and discussion.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
植物プランクトンであるボルボックスは、生物の進化、特に単細胞生物から多細胞生物への進化を研究するための優れた実験生物です。顕微鏡下で生き物が繰り広げる不思議な世界を覗いてみましょう。
到達目標Goal
各テーマの背景や歴史を理解し、ボルボックスやその他の生物を用いた観察・実験とその検討までを、実際に、もしくはオンラインで体験していただきます。それを通じて、対象物を正確に観察する能力、問題解決能力、実験の結果や考察を記述する能力を身につけます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・毎回、板書を基本とする講義と、テーマに沿った観察・実験を行いながら進めていきます。
・授業の説明に従って観察結果をノートに記録したり、課題に取り組んだりしていただきます。それらに対して、授業内で適宜フィードバックを行います。
・質問はZoomのチャット欄やHoppiiの「テスト/アンケート」で受け付け、授業内で回答します。
・具体的な授業参加方法については、Hoppiiの「お知らせ」をご覧ください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:進化のモデル生物としてのボルボックス
授業の概略を説明します。
第2回:ボルボックスの観察①
レーウェンフック顕微鏡と同じ原理でボルボックスを見てみましょう。
第3回:ボルボックスの観察②
光学顕微鏡の原理を学び、明視野・暗視野で観察します。
第4回:ボルボックスの観察③
ボルボックスが回転しながら泳ぐようすや、周りの水流を観察します。
第5回:淡水産プランクトンの観察①
池や川の水を顕微鏡で観察し、どのような生き物がいるか調べます。
第6回:淡水産プランクトンの観察②
一週間培養した後の野外採集サンプルを観察します。
第7回:淡水産プランクトンの観察③
観察結果のまとめを行い、形態や運動性の多様性を理解します。
第8回:プラナリアの再生①
高い再生能力を持つ扁形動物プラナリアを切断する実験を行います。
第9回:プラナリアの再生②
切断したプラナリアの一週間後のようすを観察・記録します。
第10回:プラナリアの再生③
プラナリア再生実験のまとめと考察を行います。
第11回:走光性ー眼点と鞭毛のはたらき①
光を使ってボルボックスを一箇所に集合させてみましょう。
第12回:走光性ー眼点と鞭毛のはたらき②
ボルボックスが作り出す水流が、光に対してどのように変化するかを調べます。
第13回:走光性ー眼点と鞭毛のはたらき③
光を感知する眼点と呼ばれる構造を観察し、走光性のしくみを考察します。
第14回:まとめ
第13回までの授業のまとめを行います。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
受講生の皆さんは、予習として各回の授業について、事前調査を行ってください。復習としては、毎回、授業で行った観察や実験についてのノート整理を行ってください。本授業の予習・復習時間は、それぞれ2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しません。
参考書References
参考書は、必要に応じて授業内で提示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
・平常点 50% (Zoom出席時にチャットで学生番号を投稿してもらいます。また、課題への取り組みやアンケート参加率も評価します。)
・授業ノート 50% (授業の説明に従って記録し、毎回Hoppiiからオンラインで提出していただきます。)
・試験は行いません。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
昨年度はオンラインで実験の様子や顕微鏡像をリアルタイムで見せる形になりましたが、じっくり観察できるなど良い面も多かったようです。また、チャットや反応機能を活用することで授業に参加している雰囲気を感じることができたという意見や、考えたり予想したりする過程・他の学生の発想や疑問点を知ることを通じて学びを得たという感想をいただいています。これらを踏まえ、皆さんが楽しんで取り組める授業にしていきます。
その他の重要事項Others
・できるだけ、専用のノートを一冊用意して下さい。
・授業への遅刻は、特別な理由がない限り、厳禁とします。
・生物材料の準備状況によって、予定を変更する場合があります。