市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHL300LA(哲学 / Philosophy 300)キリスト教思想史AThe History of Christian Thought A
酒井 健Takeshi SAKAI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q6133 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ2~4年※定員制 |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
This course introduces the Christian history from the Judaism to the Western Europe Middle Ages.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
キリスト教の思想の変遷をその源であるユダヤ教から順次理解する。時代背景、歴史的背景をしっかりおさえる。
到達目標Goal
キリスト教を学問の対象に据えて、客観的かつ公平な視点からキリスト教思想の重要な点を年代をおって考察する。信仰への道を説くのが授業の狙いではない。あくまで一つの宗教として、その特徴を、問題点も含めて冷静に考えていく。
とりわけ以下の3点に留意する。
1)キリスト教とユダヤ教の相違を理解する。
2)古代ローマの都市文明と初期キリスト教の関係を理解する。
3)古代ローマ末期におけるキリスト教と異教の関係を理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
1)講義形式。
2)毎回、授業の終わりの20分を使って、その日の授業内容に関してかなりの分量の論述を書かせる。その意味でハードな授業になる。
3)定員の20名を超えた場合は選抜を行うので受講希望者は必ず初回の授業に出席すること。
4)今年度の開校日は4月12日月曜日(3時限)とする。原則として教室での対面授業を予定しているが、社会状況に応じてオン・ラインでのズーム授業に転じる場合もある。
5)なお、課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定。また優れた課題回答に対しては授業内で紹介し、さらなる議論に活かす。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:授業紹介と選抜
今学期の授業の概要の説明。キリスト教を学ぶことの意義を中心に。定員超過の場合は選抜を行う。
第2回:ユダヤ教から
一神教の成り立ち。キリスト教の源流であるユダヤ教に立ち返って考察する。
第3回:ユダヤ教の特色
ユダヤ教の独自性(一神教と多神教の違いなど)
第4回:イエスとその時代
イエスの時代のユダヤ教(1)(律法主義に対するイエスの批判)
第5回:イエスの活動の意義
イエスの時代のユダヤ教(2)(神殿主義に対するイエスの批判)
第6回:イエスの死
イエスの処刑(イエスが十字架刑に処された理由)
第7回:残された人々
イエスの死と使徒の考え方(1)(使徒とエルサレム初期共同体)
第8回:パウロの解釈
イエスの死と使徒の考え方(2)(パウロの「十字架の神学」)
第9回:古代ローマ帝国
古代ローマ帝国とキリスト教(1)(ユダヤ教改革派からキリスト教の誕生へ)_
第10回:聖書はなぜ書かれたか
古代ローマ帝国とキリスト教(2)(聖書の誕生)
第11回:キリスト教徒はなぜ増えたのか
古代ローマ帝国とキリスト教(3)(信者の増加と迫害)
第12回:大帝の決断
古代ローマ帝国とキリスト教(4)(コンスタンティヌス大帝の政策)
第13回:国教化へ
古代ローマ帝国とキリスト教(5)(キリスト教の国教化とローマ教会の組織力)
第14回:試験、まとめ
今学期の授業内容の復習を兼ねて論述試験を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
キリスト教関係の新書を読んでおくこと。
授業で紹介したテーマについて基本的な歴史書にあたって復習しておくこと。
本授業の準備・復習時間は、各4時間を標準とする。
。
テキスト(教科書)Textbooks
毎回配布する担当教員作成のレジュメ。
参考書References
授業内で詳しく紹介する。
『キリスト教の真実』(竹下節子著、ちくま新書)
『ロマネスクとは何か 石とぶどうの精神史』(酒井健著、ちくま新書)
『一神教の誕生 ユダヤ教からキリスト教へ』加藤隆著、講談社現代新書
成績評価の方法と基準Grading criteria
1)キリスト教の源からその初期の発展に関して、学問的に本質的な点を捉えられたかどうかを評価の基準にする。
2)具体的には「到達目標」で示した3点をしっかり理解しておくこと。
3)期末の論述試験50%と授業への積極的な貢献度50%(毎回論述する課題の内容等)によって評価する。・
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
概ね好評である。受講生からの要望には耳を傾けているので、いつでも気軽に語ってほしい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
とくにない。
その他の重要事項Others
1年生のときに宗教論の授業を取っておくことが望ましいが、必要条件というわけではない。